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| 怪獣の正体を探る物語 |
「ゴジラ」へのオマージュと怪獣解剖にまつわるリアルさが面白い
街を破壊し、人々を恐怖のどん底に陥れる大怪獣。
昭和の日本に〝出現〟した「ゴジラ」を皮切りに、多くの怪獣たちが世界中の人々を魅了? し続けています。
それだけに怪獣は漫画でも人気のジャンル。これまで多くの作品が発表されています。
だから「怪獣がテーマになっている面白い作品が読みたい!」なんて声が、たくさんあがっているんです。
そんな怪獣漫画ファンから注目を集めているのが、サイトウマドさんの「怪獣を解剖する」。
日本の離島に打ち上げられた怪獣の死骸解剖から巻き起こる大騒動や現象が「リアルで面白い」と評判の作品です。ファンからは、
「映画のゴジラのオマージュみたいな内容らしいけど、実際にどうなの?」
「タイトルが『怪獣を解剖』となってるけど、どんなストーリーなの?」
なんて興味津々な声がたくさんあるんです。
この記事では「怪獣を解剖する」の特徴やストーリーの内容などについて、
- 怪獣出現の元凶を環境破壊と主張する研究者たちの視点がリアルすぎる
- 怪獣の解剖現場で働く研究者&作業員たちの苦闘がリアルすぎる
- ストーリーと登場人物の名前にゴジラへのリアルなリスペクトが漂う
上記の3つのリアルについて紹介&解説します。
この記事を読めば、作品の特徴や内容などがよく分かります。
さらには、この作品がゴジラへのリスペクトに満ちていて、ストーリーがリアルで最高に面白いことが分かります。
そして実際に作品を手にとって、ページを開いてみたくなりますよ。
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「怪獣を解剖する」とは⁉︎
★怪獣退治後のストーリーが斬新すぎる
「怪獣を解剖する」の著者はサイトウマドさん。
東京生まれで、現在は四国の香川県に在住。2018年ごろから漫画を描き始め、インターネットなどで公開している作家さん。
2023年に「月刊コミックビーム」に読切版の「怪獣を解剖する」が掲載され、注目を集めました。
そして「月刊コミックビーム」2024年6月号から、「怪獣を解剖する」の連載がスタート。
全10話を収録したコミックスは2025年4月に上下巻で発売。
「THE BEST MANGA 2026 このマンガを読め!」(フリースタイル)で第1位を獲得。
「Renta! マンガ大賞2025【傑作エンタメSF賞】」や「Google Play ベスト オブ 2025【2025年のSF漫画】」を受賞。
重版出来が続いている人気SF作品なんです。
★舞台は近未来の東京、そして大豆島
ストーリーの舞台は、近未来の日本。
20XX年、突然に巨大怪獣が東京に上陸。怪獣は日本の首都を蹂躙(じゅうりん)しました。
怪獣は自衛隊の猛反撃を受けて大きなダメージを受け、駿河湾に後退して姿を消しました。
日本への怪獣襲来は1954年以来2度目(後述)のことで、怪獣は「トウキョウ」と呼ばれるようになりました。
そして11年後。トウキョウの死骸が「五国」の「香山県大豆島」(四国の香川・小豆島がモデルのようです)に漂着。
この死骸の解剖調査を、主人公の女性怪獣学者・本多昭(ほんだ・あきら)が担当することから始まる物語です。
この作品がこれまでの怪獣漫画と違うのは、怪獣防災対策に役立てるために怪獣を解剖すること。
死骸を生物学的な視点で調査する内容や研究者の姿が、めっちゃ面白いこと。
さらに解剖現場で働く研究者や作業員たちのあつれきなども描かれて、「怪獣解剖」の現場感がよりリアルに感じられること。
そしてストーリーに映画「ゴジラ」へのリスペクトが流れていることです。
次項から作品の特徴である「3つのリアル」を1つずつ紹介&解説していきます。
1.怪獣出現の元凶を環境破壊と主張する研究者たちの視点がリアルすぎる
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| 首都・東京が壊滅する… |
★怪獣は海からやって来る
ストーリーは20XX年9月2日、後に「トウキョウ」と呼ばれる超巨大怪獣が東京湾から東京・港区に上陸したところからスタート。
怪獣は日本の首都を破壊しまくりました。主人公の昭はこのときに被災して災害救助隊に救出されたけど、両親は犠牲に…。
成長した昭は、怪獣の正体や発生のメカニズムを探り、怪獣災害の防止や対策に役立ちたいと怪獣専門の研究者になりました。
そして恩師である怪獣学者・芹沢真嗣博士の推挙で、大豆島に打ち上げられたトウキョウの調査チームに参加するんです。
怪獣の死骸漂着は近年増加傾向にあり、原因は分かっていない。昭は怪獣学者として、死骸を解剖して可能な限り検体を採取し研究を重ねている。
トウキョウの全長は約210メートル、体重は推定で85万トン。節足動物のような形で、12体節で形成されています。
11年前の自衛隊の攻撃でダメージを受けていながら、その後も生き延びるほどのヤバすぎる生命力を持っています。
この巨体を支えられる生活基盤は、当然ながら地上にはないはず。
だって地上には巨体を休める巣になるような場所はなく、常に摂取できる食糧も見当たらないから。
それじゃあ、怪獣はどこに住んでいるのか? 昭は死骸が流れ着く海に着目します。「怪獣は海からやって来る」と。
★海中の有害物質を取り込む
前述した通り、トウキョウの全長は約210メートル。推定体重は約85万トン。トンデモない巨体です。
この巨体を支えることができる生活基盤は、やはり海しかない。
例えば、クジラなど大きな海棲生物は海中の豊富なプランクトンを取り込んで生活しています。
大怪獣のトウキョウの口には、なぜか歯がない。そして肛門もない。怪獣の体内には有害物質を浄化する微生物が共生している。一方、怪獣の死骸からは有害物質が放出されている。怪獣は海中の有害物質を取り込み、微生物が物質を分解して生まれるモノをエネルギー源にしているのではないか?
海中に投棄された有害物質は海流=黒潮に乗って運ばれる。黒潮に運ばれた物質が海底に蓄積するのは五国(四国)沖と房総沖。怪獣はこの2カ所で発生し、生息し、日本に上陸するんじゃないのか?
要するに、環境破壊が元凶だと主張するんです。
これって今の日本、いや世界の環境問題の課題。というか、このまま環境問題が深刻化すれば何が起こるか分からない…。
この作品は、そんな危険すぎる可能性を提示しているんですね。
環境破壊がもたらすモノは、人々の生活に大きな影響を与える。それこそ人類絶滅の危険もある。まさに怪獣そのものです。
漫画として怪獣というカタチで描かれてはいるけど、めっちゃ深刻でリアルな問題を示唆していると思うんです。
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| 海は不法投棄などで深刻な環境破壊が進んでいる |
★利権がもたらす2次災害
怪獣の体内で共生する、有害物質を分解・浄化する微生物。
これって有効に活用すれば、今の環境破壊の防止・改善に期待できそうです。
ストーリーではこの点に注目し、怪獣解剖にたずさわる学者や作業員たちとタッグを組む企業「ユタニ電工」が登場します。
ユタニは怪獣と共生する微生物を利用して、有害物質の分解・浄化ができるシステムの構築を模索しています。
そのため政府側とタッグを組み、解剖現場でも研究者や作業員と協力して作業を推進しています。
微生物の有効活用に成功すれば、世界初。莫大な利権を握ることができるからです。
だから大豆島で、トウキョウが上陸した際に破壊した現場を研究のためとして保存。
怪獣と微生物研究の一大拠点を作ろうとしています。
そのため大豆島では破壊された地域の復興が進まない。一日でも早く日常を取り戻したい住民たちはイラ立ちの日々をすごしている。
地域外の人たちも「研究者たちが復興を邪魔している」とSNSなどでたたきまくる。
解剖現場ではトウキョウの細胞から発生したと思われる怪獣が発生、「二次怪獣」と呼ばれる。二次怪獣はトウキョウが上陸し破壊した現場でも発生。発生前後には発光現象や低周波音が観測されている。トウキョウの死骸周辺や二次怪獣の発生場所では不気味な振動も観測されている。
ユタニ電工や研究者たちは「怪獣被害の防止・防災」のために死骸と現場を保存、研究を進めることを主張します。
利権と復興をめぐる双方の対立が、現在の環境保護をめぐる問題を思い起こさせて、めっちゃリアルに感じるんですよね。
でも両者が対立している間に、大豆島ではトンデモない2次災害が発生してしまい…。
この2次災害はすごく悲劇的。そして二次怪獣の発生メカニズムも生命の神秘を感じさせるんです。
この続きは、ぜひ作品をご覧ください。
2.怪獣の解剖現場で働く研究者&作業員たちの苦闘がリアルすぎる
★男社会で働く女性
ストーリーのヒロイン、本多昭は23歳。国立科学博物館に所属する怪獣学者です。
前述した通り、昭は巨大怪獣トウキョウの東京襲来時に被災。がれきの中から救出されました。
以後、怪獣による被害を防ぎ、2度と自分が遭遇した悲劇を繰り返さないために怪獣学者の道に進みました。
怪獣学者の仕事は、怪獣の死骸から採取した検体を分析すること。それ以前に、分析するための検体を可能な限り採取すること。
だから昭は怪獣の死骸の現場に立ち、自ら短刀を握って怪獣の体から肉片を採取しているんです。
現場は死骸から有害物質が放出されていたり、怪獣の中に住み着いていた寄生虫が飛び出して襲ってきたり。
現場はメチャ危険で、昭の恩師の芹沢博士は映画「エイリアン」の幼体みたいな寄生虫に襲われ右目と右腕を失っているほど。
また現場で働いている作業員たちは全員、男。オッサンばかり。
特殊クレーンの運転技術者で職人気質のオッサンや、現場が危険なことは承知で高給だから働いている命知らずのオッサンたちばかり。
当然ながら、職場にいる女性への配慮についてはノーカンな人ばかり。
「ムサイ男の職場に女の子がきた!」と、昭の肩に手をかけたり。
わざとヒジで昭の胸に触れたり。要するに、セクハラがスゴすぎるんです。
昭は戸惑いつつ、セクハラオヤジに注意したことで現場がギスギスしたり作業がストップしてしまわないように我慢します。
でも、あまりにデリカシーのない発言をされてブチ切れて…。
男社会で働く女性の現場感が、リアルに描かれているんです。
★女性に襲いかかる二次怪獣
怪獣の解剖現場で奮闘する昭ですが、思わぬアクシデントに遭遇します。
周期的にやって来る「女の子の日」の激痛に苦しめられるんです。
解剖現場では生理休暇制度があるけど、周りはオッサンばかりで申告しづらい。
現場の近くで二次怪獣が発生し、休憩していた昭が遭遇する。昭は触手形態の怪獣に捕まり、トウキョウの死骸を覆う鉄骨組みの足場の頂上に運ばれてしまう。触手は昭には襲い掛からず、足場の鉄骨に反応し巻きついていく。鉄骨は次第に酸化(サビ)していく。
昭に襲いかかったのは、彼女が「女の子の日」で出血があったから。血液には鉄分が含まれているので、怪獣が反応したんです。
触手が絡みついた足場は鉄骨が酸化して、今にも崩れ落ちそう。
昭は生命の危機に陥るんだけど、彼女にベタベタしていたセクハラオヤジがクレーンを操縦。
特科機動隊で特殊作業員の樋口修介が、クレーンに乗って昭のいる場所まで移動。危機一髪のところで彼女を救出するんです。
現場での女性への接し方はノーカンだけど、いざとなるとオッサンたちはがんばるんですね。
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| 解剖現場では二次怪獣発生の危険性がある |
★吊り橋効果の恋⁉︎
すんでのところで昭を救った樋口は、怪獣特科機動隊に所属する警察官。
解剖現場では、研究者の作業に立ち会いサポートする特別作業員として働いています。
トウキョウの東京襲来時は、警視庁の救助隊として出動。多くの被災者たちを救いました。
樋口は「現場の男」で、やはり職人気質。オッサンばかりの解剖現場で奮闘する昭に対しては、扱いづらく感じていました。
昭が怪獣被害を防ぐための研究の必要性を主張する一方で、樋口は怪獣を処分すれば研究費を復興のために使えると反論。
怪獣解剖に関しては、2人は対立関係にありました。
また昭には被災時に負ったトラウマがあって、解剖現場で謎の振動が起きるたびにパニックに襲われていました。
そんな昭の姿を見て、樋口は上司の伊福部に「危険だからやめさせるべきだ」と主張するんです。
ただ解剖現場で必死に作業をしたり、二次怪獣の発生現場に駆け出していく昭に、樋口は彼女への態度を改めていきます。
昭のプロフェッショナルな姿に、自分もプロとして協力したい。そんな思いで研究者のサポート役である作業員として奮闘するんです。
昭と樋口は、二次怪獣の発生現場などでメチャ危険な状況に遭遇。その度に力を合わせて窮地を脱していきます。
昭は窮地で救ってくれる樋口にトキメキつつ、「これは吊り橋効果だ」と自分に言い聞かせる。
ピンチでドキドキする感情が、一緒にいる異性に対する恋愛感情と錯覚する心理現象だと言い聞かせるんですね。
でも現場で危険に遭遇するたびに、樋口への信頼感が増していく。一方の樋口も昭を守ってやりたいという気持ちが高まっていく。
危険な現場にいる2人の感情の描き方がホント、リアル。2人の恋の行方もストーリーの読みどころの1つなんです。
3.ストーリーと登場人物の名前にゴジラへのリアルなリスペクトが漂う
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| 作品には「ゴジラ」へのリスペクトが流れている |
★登場キャラの名前
「怪獣を解剖する」に登場するキャラクターは、みんな個性的でクセがあって、面白い人ばかり。
ただ、ストーリーを読み進めていってキャラクターが登場するたびに「あれっ?」って感じになるんです。
「この名前、どこかで見たことあるなあ」って。
何しろ登場人物の名前が、「ゴジラ」を始めとするSF怪獣映画の関係者にちなんでいるんですよ。
まずはヒロインの本多昭。姓の「本多」は、1954年に公開された「ゴジラ」の映画監督・本多猪四郎さん。
名の「昭」は、映画「ゴジラ」の音楽監督を務めた伊福部昭さん。ゴジラが街中を侵攻する際に流れる、あの重厚な音楽の生みの親。
特科機動隊の樋口修介の「樋口」は、2016年公開の「シン・ゴジラ」で映画監督を務めた樋口真嗣さん。
昭の恩師・芹沢真嗣博士の「芹沢」は、「ゴジラ」に登場する化学者・芹沢大助博士。「真嗣」は前述の樋口監督。
ユタニ電工の担当者として登場する金子は、平成「ガメラ」シリーズ三部作やゴジラシリーズでも監督を務めた、金子修介さん。
ほかにも平成「ゴジラ」シリーズの脚本を担当した三村渉さんや、SFアクション映画「ゼイラム」の雨宮慶太監督 etc。
ゴジラを始めとした、SF作品の関係者やキャラクターが由来としか思えない名前のキャラがたくさん出ているんです。
だからストーリーについて「映画ゴジラがベースというか、続きなんじゃないの?」なんて、妙なリアリティーを感じるんですよ。
★映画「ゴジラ」のアフターストーリー
「映画ゴジラの続き」と感じてしまう理由ですが、ストーリーの冒頭でいきなり示唆しているんです。
20XX年9月に発生した、巨大怪獣「トウキョウ」の東京襲来騒動。
ストーリーでは、東京を壊滅させるほどの規模の襲来は「1954年以来2度目」と説明しています。
この「1954(昭和29)年」、再三説明してきましたが、シリーズ最初の作品で大傑作映画「ゴジラ」が公開された年。
深海で生き延びていた古代の恐竜が水爆実験の影響で巨大化し、日本に初めて上陸した年なんですね。
ストーリーで登場するトウキョウは、このゴジラ以来となる東京を襲撃した怪獣になるワケです。
昭和のゴジラシリーズで育ったワタシのようなオッサンは、「1954年以来」という一文だけで心に刺さりまくるんです(笑)。
ストーリーでは「ゴジラ」とともに、もう1作品がベースになっていると思われます。前述した「シン・ゴジラ」です。
第1作「ゴジラ」をベースに、上陸後も進化を続け東京を破壊する巨大怪獣を科学的に分析して戦うストーリー。
科学者たちがゴジラの細胞組織や遺伝子を徹底的に調べ上げ、対処法を立案。
科学的な手法でゴジラの侵攻を止める戦い方が、ワタシ的にはリアルで「オトナのゴジラ映画」として大好きなんです。
そんな科学者の1人である尾頭ヒロミ。女優の市川実日子さんが熱演した野生生物学者です。
「怪獣を解剖する」のヒロインである昭は、まさにヒロミがモデルとしか思えないんです。
2次怪獣が発生しかけている現場を発見した昭は、危険なことは百も承知で目を輝かせて現場の中心に駆け出します。
トウキョウの体組織の分析・研究や、現場で自ら検分したりして導き出す対処法で、怪獣研究に奮闘する姿が刺さりまくる。
「怪獣を解剖する」は、まさに「ゴジラ」「シン・ゴジラ」のアフターストーリーとして楽しむことができるんです。
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| 小豆島の街並み。「大豆島」のモデルのようです |
★サイトウマドさんの「ゴジラ」リスペクト
前述した通り、「怪獣を解剖する」には「ゴジラ」へのリスペクトが感じられる要素がたくさん隠されています。
それを裏付けるように、コミックス下巻の最後のページには「【影響、参考資料】」として映画や書籍の名前が掲載されています。
映画なら「ゴジラ」シリーズや「シン・ゴジラ」、さらに平成「ガメラ」三部作など。
さらに2005年公開でスティーブン・スピルバーグ監督の「宇宙戦争」、そして「エイリアン」シリーズなど。
書籍では「海獣学者、クジラを解剖する。」(著者・田島木綿子さん)、「延長された表現型」(著者はリチャード・ドーキンスさん)。
ほかにも微生物や遺伝子、発酵文化人類学の研究本などもズラリ。
サイトウさんは「ゴジラ」へのリスペクトとともに、多くの映画作品や書籍で勉強して作品を生み出しているんですね。
そして最後に。ストーリーの主な舞台である「香山県大豆島」。ここはサイトウさんの在住先、香川県の小豆島がモデルのようです。
ストーリーの大豆島は、少子高齢化と過疎化が進んでいる集落などが描かれています。
さらに投機物などによる深刻な環境破壊にさらされている海辺なども描かれています。
そんな舞台の大豆島の姿は、実は現在の小豆島が抱え続けている問題なんです。
自分が愛する土地の現状も落としこんで生み出した「怪獣を解剖する」という作品。
ホントに素晴らしい傑作で、ぜひ手にとって読んでいただきたいと思います。
まとめ・「ゴジラ」好きが読んだら絶対にハマる傑作
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| もし都会に怪獣が上陸したら… |
ここまで「怪獣を解剖する」について紹介&解説してきました。
そして、この作品の特徴やストーリーの内容などについて、
- 怪獣出現の元凶を環境破壊と主張する研究者たちの視点がリアルすぎる
- 怪獣の解剖現場で働く研究者&作業員たちの苦闘がリアルすぎる
- ストーリーと登場人物の名前にゴジラへのリアルなリスペクトが漂う
上記の3つのリアルについて紹介&解説してきました。
怪獣は漫画でも人気のジャンル。これまで多くの作品が発表されています。
そんな中でこの作品は、日本の離島に漂着した怪獣の死骸現場から巻き起こる大騒動や現象が「リアルで面白い」と評価が高いんです。
そしてこの記事を読んで、この作品の特徴や内容などがよく分かったと思います。
さらに怪獣ジャンルを成立させたゴジラへのリスペクトに満ちて、ストーリーがリアルで面白いことが分かったと思います。だから、
「怪獣がテーマになっている面白い作品が読みたい!」
「映画のゴジラのオマージュみたいな内容らしいけど、実際にどうなの?」
「タイトルが『怪獣を解剖』となってるけど、どんなストーリーなの?」
なんて気になっている方なら絶対にハマる作品なんです。この記事を読んで興味がある方は、ぜひ読んでいただきたいと思います。
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