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| 幽霊は脳機能異常が生み出したモノ⁉(画像はGeminiで生成) |
「幽霊の正体が知りたい!」という方にオススメ
人間にとって、すごく気になって、その存在の有無についてずっと答えが見いだせていないモノって、何でしょう ⁉
ワタシは断言します。それは「幽霊」、「心霊現象」だ、と。
太古の昔=原始時代から人々がこの〝謎〟におびえ、現在までに科学的にその〝存在〟について証明も否定もできていない。
幽霊や心霊現象の「肯定派」も「否定派」も、それは認めるところでしょう。
ワタシ的にも〝存在〟の有無を知りたいテーマ。オッサンになっても、一人切りの寝室の暗闇やお風呂場が怖いことが…。そしてワタシ以外にも、
「幽霊って、正体はいったい何なの ⁉ 本当に存在するの ⁉」
「ある科学者が『幽霊を見るのは脳の錯覚だ』といってたけど、どういうこと ⁉」
「心霊現象って科学で説明がつかないの? っていうか、科学的に研究ってされていないの ⁉」
そんな感じで、ワタシ同様に悩み続けている人が多い! そんな方にオススメしたい書籍が『幽霊の脳科学』(著者・古谷博和さん)。
脳神経内科医の著者が『脳機能の異常』によって生じる症例と、古今東西の怪談や心霊現象を徹底的に比較・分析。
『怪談や心霊現象の6~7割は脳機能の異常として説明できる』とまとめあげた力作です。
この記事では、この作品の特徴や面白くて注目するべき古谷さんの解釈として、
- 「枕元に立つ幽霊」の正体は「入眠時幻覚」
- 「タクシーに乗る幽霊」の正体は「高速道路催眠現象」
- 「子どもだけが見える幽霊」の正体は「純粋視覚型幻覚」
ワタシ的に刺さりまくった上記の3つの解釈を紹介&解説します。
この記事を読めば、この作品が科学的に幽霊や心霊現象について研究・解明しようとしていることが分かります。
さらに「幽霊とは何なのか?」「幽霊は脳の錯覚なのか?」という疑問についても、めちゃ理解への参考になることも分かります。
何よりも、この作品を手にしてページを開いてみたくなりますよ。
※この記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。
『幽霊の脳科学』と古谷博和さんについて

『幽霊の脳科学』は2025年8月に、「ハヤカワ新書」として発売。
脳神経内科医として診療経験が豊富な著者の視点で、古今東西さまざまな怪談や心霊現象などを分類・分析。
分類・分析した怪奇譚が、著者が診療した患者が訴える症状や〝見たモノ〟と酷似していることを指摘。
『怪談や心霊現象の6~7割は脳機能の異常として説明できる』として、めっちゃ話題になっている新書版の学術書です。
そして著者は古谷博和さん。現役の脳神経内科医で、医学博士の方。
九州大~高知大医学部をへて、現在は福岡県の「古賀病院」の21脳神経内科に勤務されているそうです。
主な研究テーマは、パーキンソン病などの神経・筋疾患の診療、筋ジストロフィーなどの難病の解明や治療など。
古谷さんのもとには、パーキンソン病など多くの神経疾患と闘う患者さんが訪れるそう。
そして診察の過程で、患者さんが「こんなモノを見た!」と訴える内容=心霊現象が症例ごとに共通している。
そこから着想して、古今東西の怪談や心霊現象とされるモノを分類・分析したら、患者さんたちが訴える現象と酷似していた!
そんな経緯から、今作品の執筆に至ったそうです。
今作で古谷さんが紹介する怪談は、落語の噺(はなし)だったり、新聞・雑誌や小説に登場した怪奇譚だったり、おなじみの都市伝説だったり。
その怪談と古谷さんの患者さんが訴える内容が酷似。「幽霊の正体って、これなのかも ⁉」と説得力があって納得できるんです。
次項からはメチャ説得力がある古谷さんの3つの指摘を、1つずつ紹介&解説していきます。
1.「枕元に立つ幽霊」の正体は「入眠時幻覚」
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| 寝室に現れる幽霊(画像はGeminiで生成) |
★最もポピュラーな「寝室に現れる幽霊」
第1章『寝入りばなや睡眠中に現れる幽霊』では、心霊体験でポピュラーな現象の1つ「寝室に出現する幽霊」を紹介しています。
これって、典型的にいうと「枕元に幽霊が立っていた…」というヤツ。
深夜に突然寝苦しくなって目を覚ますと、枕元に髪の長い女の姿が…。なんて事例です。
髪の長い女じゃなくても、「亡くなったオジイさん」など今は亡き親戚だったり。だいぶ前に亡くなった旧友だったり…。
そして典型的な状況としては、深夜の寝室。明かりが消えて真っ暗闇の中で目が覚める…。
変な気配を感じたり、急に息苦しくなったり、胸がしめつけられるように苦しくなって目が覚めたりしますよね。
その次に起こるのが、金縛り。目が覚めているのに体が全く動かない! 怖くて声を上げようとしても、声も出ない。
唯一、動かせる目で周囲をうかがうと、自分の頭の上(枕元)や布団の足側の向こうに人影があって…。
多くの怪談や心霊現象の中で、かなりポピュラーな事例だと思います。
応挙がうたた寝をしていると、彼の死んだ妻がそばに現れた。妻の姿は上半身だけだった。応挙は驚き、妻の名前を呼ぶと同時にその姿は消えてしまった。応挙は目が覚めると、妻の姿を描きとめた。
そして古谷さんは、応挙の事例のように睡眠に入るときや睡眠から覚醒するときに現れる幽霊は、古今東西を問わず典型的だと指摘。
さらに昭和のころに話題になった3つの事例を「症例」として紹介しています。
★睡眠と心霊体験の深い関係
E県F町の航空自衛隊基地で、新任の二佐が主任室で仮眠していると夢に水兵服を着た男が出現。その間、何者かに胸を押さえつけられているように苦しく、逃げられなかった。他の隊員からも「胸を押さえつけるモノがいた」「はっきりは見えない何者かがいた」という証言が相次いだ。
讃岐には昔から「ナオスジ」と呼ばれる道がある。悪魔やお化けが通る道という意味で、細くて行く先が見えない一本道という。坂出市の水源にできたポンプ場はナオスジの一部をつぶしてつくられたが、ここの宿直室で深夜に怪異が相次いだ。職員Kさんが寝ていると、真っ黒い顔、真っ赤な口のお化けのようなモノが手で胸をしめつけ、息ができないほど苦しかった。
新入生のS君が自室で寝ていると、付き添いで上京し18号室で寝ていた母親が苦しそうなうなり声を上げていた。母親は「花嫁衣装を着た若い娘が枕元に座っていた」と証言。翌晩も出現したという。18号室の住人になったH君も深夜にうとうとしていたら花嫁衣装の娘を目撃。丸顔で黒目がち、口元には紅をさしていた。
①寝入りばなや就寝中に出現、②男か女かはっきりしない程度の鮮明さで見える(幻視)。
さらに③しゃべることがあり(幻聴)、④胸を押さえられたり、⑤金縛りになったり(体感幻覚)。
なぜ寝入りばなや睡眠中に、幽霊が現れるのか?
古谷さんによると、近年の研究で睡眠と心霊体験には深い関係があることが分かっているそうです。
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| 「金縛り」はレム睡眠が生み出す⁉︎(画像はGeminiで生成) |
★ナルコレプシーの症状
古谷さんは1つの事例として、睡眠障害の「ナルコレプシー」を上げています。
ナルコレプシーは覚醒状態から突じょ睡眠状態に陥る病気で、この患者さんが幽霊のような幻覚をよく見るそうです。
その症状としては日中の過度の眠気、驚くと体の力が抜ける、入眠時や覚醒時の幻覚、睡眠時の金縛り、夜間に頻繁に覚醒する。
これらの症状が、前述の幽霊話によく似ていると主張しています。
そしてナルコレプシーの患者さんが幻覚を見るのは「睡眠サイクルの異常で夢を現実と混同するため」としています。
さらに夢を見ている際の睡眠状態を「レム睡眠」(眠っているのに脳波自体は起きている状態)と説明。
レム睡眠での夢は明け方に見ることが多い。だから真夜中に見た夢を覚えている場合は、何らかの睡眠障害があるーと指摘しています。
さらにレム睡眠時は筋肉が緩んだ状態になっていて、脳(意思)が手足を動かす命令を出しても動かせない。
要するにレム睡眠などの睡眠サイクルに異常があることで、明け方に見るはずの夢を深夜に見てしまう。
この夢が入眠時の視覚性幻覚(入眠時幻覚)で、これが「幽霊」として認識されてしまう。
その幻覚=幽霊に驚いても、レム睡眠の状態になっている体は動かすことができない。まさに金縛りの状態です。
このナルコレプシーの患者さんが頻繁に体験する入眠時幻覚や金縛りが、正常な人にもまれに起きることがある。
それが怪談や心霊現象として語られているのではないか? 古谷さんはそう指摘するんです。
理路整然とした古谷さんの主張には、めちゃ説得力があります。
古谷さんはほかにも睡眠障害が原因と思われる不可思議な症例を、落語や新聞・雑誌や書籍などから収集した怪談と照会して紹介しています。
その内容がホント面白いんです! くわしくは作品でご覧ください。
2.「タクシーに乗る幽霊」の正体は「高速道路催眠現象」
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| 女性をタクシーに乗せたら…(画像はGeminiで生成) |
★後部座席にはだれもいない…
怪談や心霊現象で、やはりよく耳にするのが「タクシーの怪談」。
ある夜、タクシーが道を流していたら、道ばたにたたずんでいた女性を乗せる。
後部座席に座った女性の「〇✕町までお願いします」というオーダーを受けて、運転手が車を走らせる。
でもしばらく走った後、バックミラーで後部座席を見ると女性がいない…。
「えっ ⁉」と驚いた運転手が車を止めて後ろを振り向くと、やはり女性はいなくて座っていたところが水で濡れていた…。
ざっとこんな感じが、典型的なケースでしょうか。
第2章『道ばたに現れて車に乗り込んでくる幽霊』では、古谷さんがこの怪異についてくわしく解釈しています。
古谷さんによると、このケースも古今東西で聞かれる怪奇譚。時代によって乗り物が変わっているそう。
「タクシーの怪談」は、車やタクシーが普及するようになってから「車に乗ってくる幽霊が増えた」と指摘しています。
京都のタクシーが大阪からの帰り、幽霊が出ると評判の道で白い着物の女が手をあげていて「乗せてください」と頼まれた。女を乗車させ走っていると車内が寒くなってきた。運転手が後ろを振り返ると女がいない。こうした現象が多く報告され、運転手が1人のときに起こるとウワサされた。
①男女の差や服の色が分かる、②しゃべりかけてくる、③突然消えてしまう、④幽霊が出る道は広くて単調な直線道路が多い。
こうした特徴から、古谷さんは前述した「入眠時幻覚」の内容とよく一致していると説明しています。
★高速道路催眠現象とは
ドライバーは肉体的、精神的に疲れていて睡眠障害が起こりやすくなっている。その際に広い直線道路にさしかかると、運転姿勢のままで一瞬睡眠状態に陥る。こうした現象は高速道路催眠現象と呼ばれている。
高速道路催眠現象が起きた際にレム睡眠になると、運転したままで一瞬夢を見る。ドライバーは道ばたの客を車に乗せる夢を見て、会話をしたり寒くなる幻覚を体感することがある。その間、車に衝撃などがあり、その振動で目が覚める。そして後ろを振り返るとだれも乗っていないという状況に驚く。
ただ前項で、「入眠時幻覚」の際は「金縛り」も発生するケースが多いと紹介しました。
だから、入眠時幻覚に陥ったら体が動かなくなるから運転ができなくなるんじゃない ⁉ という疑問がわいてきます。
でも古谷さんによると、睡眠サイクルに異常がある場合はレム睡眠中に起こる金縛りが発生しないことがあるんだとか(怖っ…)。
確かにタクシーの運転手さんって、勤務時間帯がさまざまあって睡眠サイクルが狂いそうな感じがします。
ハンドル操作をしなければたちまち事故になり、「居眠り運転」とされる。だから事故が起こらず「幽霊を乗せた」ケースは、ハンドルを切らない広い直線道路になる。
古谷さんは、高速道路催眠現象と運転中などに突然起きるレム睡眠(突発性レム睡眠症)で解釈できる怪談を紹介しています。
そのほかにも、一時的(一過性)に起こった短期記憶障害の症例を上げていて、これが心霊&超常現象の内容にソックリ!
ワタシ的に面白かったのが「テレポーテーション」。自分が知らないうちに別の場所に移動していたーという現象ですね。
30歳代の男性患者は頭痛が続く状態で、旅行に行く同僚を新幹線の駅のホームまで見送りに行った。次の瞬間、ハッと気づくと見知らぬ街の大通りを歩いていた。テレポーテーションのような状態の最中は、雲の上を漂うような気持ちだった。
別のホームにいた新幹線に乗ってしまい、別の街の駅に着いて新幹線から下車。入場券を係員に渡して改札を通過し、街の大通りに出たところでてんかん発作が終了し覚醒した。
記憶障害で新幹線ホームから街の大通りまでの記憶が失われ、最初と最後の記憶が断片的につながったのではないか?
古谷さんは、そう解釈しているんです。
最近の脳科学では研究が進み、さまざまな障害がもたらす症例やその原因までもが明らかになっているそうです。
そんな研究結果に基づいて、さまざまな心霊現象や怪談に当てはめると症例と現象が面白いほどに一致するワケです。
古谷さんは、ほかにも脳機能の異常や障害の症例と、それに一致する怪談を紹介しています。
それがメチャ面白いので、ぜひ作品をご覧ください。
3.「子どもだけが見える幽霊」の正体は「純粋視覚型幻覚」
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| 誰もいない部屋で子どもが話している(画像はGeminiで生成) |
★「子どものころはよく見えた」
ポピュラーな怪談や心霊現象の中で、やはりよく耳にするのが「子どもは幽霊が見える」といった怪異です。
家の中で、だれもいない壁に向かって子どもが楽しそうに話しかけていて「お友だちの〇〇ちゃんだよ」なんて紹介したり。
だれもいない街角を指差した子どもが「怖いよ! あそこに怖い顔をしたオジサンが立ってるよ」とおびえていたり。
または「子どものころは、よく幽霊みたいなのを見ていたんだけど、オトナになったら見えなくなった」なんて人も…。
なぜ、子どもは幽霊=怪異を見るのか ⁉︎ その原因とされるのもさまざま。
子どもはピュア(純粋)で、〝あちらの世界〟に近いから見えることがある。
または子どもの脳は未発達だから、自分で想像した夢想みたいなものと現実を区別できない、とか。
さらにストレスや体調だったり、病気の可能性を指摘する人もいます。
古谷さんによると、こうした「子どもが幽霊を見る」事例も脳機能をもとにして説明ができると力説。
第4章『子供にだけ見える!』で、めちゃ面白い解釈を披露しています。
この現象には「幽霊の姿がありありと見える」という特徴があるとして、「姿だけが見える」という「純粋型幻覚」だと説明しています。
「純粋型幻覚」は子どもに起こりがちな症例だけど、オトナでも発生するそう。
例えば、前述した「入眠時幻覚」で「どんな顔なのか、どんな服を着ているのかしっかり分かるけど、幽霊は話さない」という事例。
これも「純粋型幻覚」の典型例なんだそうです。
古谷さんは「純粋型幻覚」の一例と、この事例が発生する原因とメカニズムをくわしく説明してくれています。
★ハードとソフトのミスマッチ
ある夜、温泉宿の主人と8歳の子どもが囲炉裏を囲んでいたところ、真っ青な顔をした紳士が一夜の宿を求めてきた。紳士が食事をしている際、子どもが「男の背中に髪を振り乱した女がすがりつき、自分を見てゲラゲラ笑っている」とおびえた。その様子を話すと、紳士は震え出して出ていった。翌朝に警察官がきて、若い女を殺した男が付近に迷い込んだという。
古谷さんによると、これも「純粋型幻覚」の一例で、原因は脳機能のハードウエアとソフトウエアのミスマッチと説明しています。
人間の脳は生まれる前から、成人と同等の数の神経細胞ができているそうです。
ただ、子どもは各神経細胞に情報を送る役目の経路=軸索(ニューロン)やシナプスが未発達な状態なんだそう。
また目にしたモノの色や形、感触などの情報を獲得する視覚や触覚も未熟としています。
そしてハイハイなどで移動できるようになると、目にした情報まで移動して確認できるようになる。そうして視覚や触覚を調整していく。
ただ神経回路が完成するのは20歳ごろ。その間、ハード(神経細胞)とソフト(神経経路)はミスマッチの状態のまま。
だから子どものころに、目にした情報を処理するハードとソフトのミスマッチ=「幽霊を見る」現象が発生すると主張しているんです。
そして子どものころによく見えていた幽霊が、成長するにつれて見えなくなる。
要するにソフト面が完成していくことで、ハードとのミスマッチが減っていく。幽霊は見えなくなっていく、というワケです。
この古谷さんの分析と説明が理路整然としている上に、めちゃ分かりやすいので納得してしまうんですよ。
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| 「ろくろっ首」も脳機能の異常で…(画像はGeminiで生成) |
★説得力のある解説がオンパレード
ここまで紹介した内容は、この作品で古谷さんが展開している症例と分析の中でも、ほんのひとサワリという感じ。
読めば読むほど、「幽霊は睡眠障害などによる脳機能の異常が生み出したモノ」と納得してしまう。
まさに説得力バツグンの解釈が「これでもか!」というくらい続いて、ホント面白いんです。
そして、最後にぜひ読んでいただきたいオススメの解釈を紹介したいと思います。
まずは【幽霊の姿=スタイル】。これは時代の背景をめちゃ反映しているそうです。
江戸時代など昔の幽霊は「両手をダラリ」と下げて出現するイメージです。
これって、当時の化粧品だった「おしろい(白粉)」が原因。当時の「おしろい」には「鉛(なまり)」が含まれていました。
この「鉛」が中毒を引き起こし健康被害が発生。両手に影響が出ていたことが、幽霊の姿に反映されているそうです。
そして【ろくろっ首】。江戸時代の怪談の主役の1人です。夜になると、人の首がにゅ〜っと伸びて街中をさまようヤツ。
明治時代に活躍した小泉八雲(ラフカディオ・ハーン) の怪談では、伸びた首が肉体を抜け出して飛び回っています。
古谷さんの解釈によると、この首、刑場で梅雨と消えた人の姿が反映されたのではないか?
幕末のころまで、実際に犯罪者に対する刑罰の1つとして「斬首」が行われていました。
当時の人たちは、刑場などにさらされていた「生首」を目にしていた。日常的に「生首」は身近なモノだったんじゃないか?
古谷さんは自身の脳神経内科の知識や診療経験に加えて、歴史的な背景も調べて分析&解釈している。だから説得力があるんですね。
そして最後に。作家の椎名誠さんのエッセイ『ユウレイのようなモノ』で登場する「カメレオン男」も、古谷さんは紹介しています。
椎名さんはワタシも大好きな作家さんで、このエッセイも読ませていただいています。
そして登場する「カメレオン男」は、深夜の寝室に出現して椎名さんに襲いかかるアヤカシです。
この怪異についても古谷さんは分析していて、その解説も説得力が十二分。興味のある方は、ぜひ作品をご覧ください!
まとめ・幽霊の正体や心霊現象の解明への探求心がわいてくる
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| もう幽霊が出ても怖くな…い⁉︎(画像はGeminiで生成) |
ここまで、古谷博和さんの著作『幽霊の脳科学』について紹介してきました。
そして、この作品の特徴や面白くて注目するべき古谷さんの解釈として、
- 「枕元に立つ幽霊」の正体は「入眠時幻覚」
- 「タクシーに乗る幽霊」の正体は「高速道路催眠現象」
- 「子どもだけが見える幽霊」の正体は「純粋視覚型幻覚」
上記の3つの解釈を紹介&解説してきました。
この作品は脳神経内科医の著者が〝脳機能の異常〟によって生じる症例と、古今東西の怪談や心霊現象を徹底的に比較して分析・分類。
『怪談や心霊現象の6~7割は脳機能の異常として説明できる』と主張する力作。読めば読むほどその説得力に圧倒されていきます。
そしてこの記事を読んで、この作品が科学的に幽霊や心霊現象について研究・解明しようとしていることが分かったと思います。
さらに「幽霊の正体とは何なのか?」「幽霊は脳の錯覚なのか?」という疑問についても参考になることが理解できたと思います。だから、
「幽霊って、正体はいったい何なの ⁉ 本当に存在するの ⁉」
「ある科学者が『幽霊を見るのは脳の錯覚だ』といってたけど、どういうこと ⁉」
「心霊現象って、科学で説明がつかないの? っていうか、科学的に研究ってされていないの ⁉」
そんな疑問がある方にはピッタリの作品なんです。
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ作品のページを開いてみてください。
「幽霊の正体」の解明への参考になって、さらに心霊現象の解明へ探究心がわいてきますよ。
当ブログでは、ほかにも心霊&超常現象についての面白い作品を紹介しています。ぜひご覧ください。
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