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幽霊にインタビューしたって、本当なの? |
YouTube動画では明かされなかったエピソードも楽しめる
人にとって、有史以前からの最大の謎である幽霊。ゴースト、お化け。
存在をめぐっては、古代から現在にいたるまで肯定派と否定派が熱いバトルを展開しています。
なぜなら現代科学をもってしても幽霊が存在すること、もしくは存在しないことを証明できていないんです。
そんな幽霊と出会い、話し、幽霊に関する疑問を質問したという本が話題になっています。その名も「幽霊インタビュー完全版」。
もともとはYouTube動画でインタビュアー(遭遇者)が幽霊とのやりとりを明かしたモノで、リスナーから大反響が起こりました。
そして、この動画では明かされなかったエピソードや詳細などを加えて書籍化したのが「幽霊インタビュー完全版」。それだけに、
「幽霊にインタビューしたって、本当のことなの⁉︎」
「動画や本が話題になっているけど、幽霊が話した内容ってどんな感じなの?」
「動画では語られなかった話って、どんな内容なの?」
なんて声がたくさん上がっているんです。
この記事では「幽霊インタビュー完全版」に関しての詳細や、幽霊がインタビュアーに語った内容について、
- 死を認めずお迎えと一緒に〝上がらない〟と幽霊になる
- 幽霊は2種類存在して誰でも見ることができる
- すべての魂=幽霊を見守る大いなる地母神と大災難
上記の3つの衝撃的な内容を紹介&解説します。
この記事を読めば「幽霊インタビュー完全版」の詳しいことが分かり、幽霊が語った内容や動画で明かされなかったエピソードも分かります。
さらには作品のページを開いてみたくなりますよ。
「幽霊インタビュー完全版」について
★島田秀平のお怪談巡りで初登場
「幽霊インタビュー完全版」の著者は、水沢隆広さん。長野でマッサージ店を経営されている人。
手相占いや怪談でおなじみの人気芸人、島田秀平さんが主催するオンラインサロン「超常現象研究会」に所属しています。
このサロンで開催された「怪談師大賞2022」で「幽霊インタビュー」を披露し、見事に大賞を獲得。
これをきっかけに、島田さんのYouTubeチャンネル「島田秀平のお怪談巡り」に出演して話を披露。
「幽霊インタビュー」が同チャンネルの2023年動画再生回数でベスト10入りするほどの大反響となりました。
大反響を受けて「何かしらの形で記録に残すべき」として誕生したのが、この作品になります。
「お怪談巡り」では語られなかったエピソードを収録した初版が、2024年3月に刊行(現在は廃版)。
さらに「幽霊インタビュー」の検証を試みたテレビ局の取材内容を盛り込んだ第2版が、2024年6月に発売されています。
★「2人のおじさん」が寝室に訪れた
「幽霊インタビュー」は水沢さんが20代前半のころ、20数年前に体験したことが内容になっています。
夜勤のバイトで早朝に帰宅したところ、突然に体調不良が発生した。不安になって彼女に電話で「うちに来て」と助けを呼んだ後、寝ていたらベッドの足元に「2人のおじさん」が立っていた。思わず「えっ!」と声を上げると、目が合った片方のおじさんも「えっ!」という表情を浮かべていた。もう一人のおじさんはずっと下を向いたまま目を閉じて、ものすごく暗い表情をしていた。「おじさん達、誰?」と聞くと、目が合ったおじさんが「おめさん、見えるのか? 動けるのか?」
水沢さんはこのやりとりを「忘れちゃいけない」と、2人のおじさんが〝帰った〟後、ノートへ詳細にメモ。
ノートに記された内容が「幽霊インタビュー」のコンセプトになっています。
「完全版」では、水沢さんと目が合ったおじさんとの質疑応答の様子が展開しています。
さらに、おじさんの〝応答〟の意味について、水沢さんが独自の解釈を加えています。
この水沢さんの解釈が「なるほどなあ」とうなずけてしまうんです。
次項からは水沢さんの驚くべきインタビュー内容について、主に「3つのポイント」に分けて紹介&解説していきます。
1.死を認めずお迎えと一緒に〝上がらない〟と幽霊になる
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幽霊が突然部屋に来たら、どうする⁉︎ |
★人か幽霊かオーラの有無で見分ける
突然、自分の部屋に出現したおじさんと目が合った水沢さんは大あわて。大混乱したそうです。
当然といえば当然。生きている人が突然、家を間違えて入ってきてしまったと思っていたからです。
「おじさん達、どこから来たの?」
「おう、コイツが挨拶したいって言うからよ、俺が連れて来てやったんだよ」と隣のおじさんを親指で指差した。
残像の正体は分からないが、一般的に言われる「オーラ的」なもの。これが人間と人間でない者を見分けるための方法の一つかもしれません。
帰ろうとするおじさんに、幽霊について分からないことばかりだから教えてほしいとお願いしたそうです。
そして「おいさんが分かることならいいぞ」という、おじさんへのインタビューが始まるんです。
★お葬式は死んだことを自分で理解する場
まずは誰もが知りたいこと。なぜ幽霊になってしまうのか?
「自分が死んでも、死んだことを認めずにこうやって迎えが来ても、上がらなかった奴だね」
「次に生まれ変われなくなっちまうんだよ。行かなきゃね、迎えの奴と」
「自分の役目が終わったことを自分で理解する場かな、自分の写真の前で経を挙げているのを見れば大体は理解する」
「おいさんみたいに、次に生まれ変わるための実績を積むんだよ」「(実績とは)こうやって迎えにきたりすることかな、ノルマって言うかカリキュラムだよ。他にもいろいろあるけどな」
「ああ、順番でな。順番を待たされる建物があって、建物の部屋の中で待っていれば自分の番になると手紙が届くんだよ」
男の子が誕生前の記憶を聞かれ「ビルの部屋で待っていたら手紙が届いたので出てきた」と話したそうです。
動画とおじさんの説明した内容が一致していて、めっちゃ不思議な話です。
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幽霊は体の外側に残像があるんだとか⁉︎ |
★幽霊はさまよい続けて最後は消滅する
おじさんの発言で面白いのは、「自分で生まれ変わるのを止めた」人がいるということ。
要するに、自分が死んだことを認めた上で〝上がらず〟、自ら生まれ変わりの過程(実績を積む)をやめる人がいるということ。
「みんなに神様だって呼ばれてる奴だよ。おめさん達が拝んでる神様ってのは元はみんな生きとった人だからね」
例えば、その人の死後にお参りできる場所がある人。日光東照宮の祭神・徳川家康、天満宮の菅原道真。
イエス・キリストら実在したとされる人。「神格化された霊体=神様」と説明しています。
「どうしていいか分からなくなって、ずっとウロウロするんじゃねえか」「最後には消えちまうかもな。おいさん上がらなかったことはないから、それは分からない」
水沢さんによると、最初は「悲しむ家族」や「やり残したこと」のためなど目的があっても次第に忘れてしまう。
どうしたらいいのか分からず、この世をウロウロさまよい、やがて消滅していく。ちまたで呼ばれる「浮遊霊」を思い浮かべてしまいます。
最近よく耳にするのは、幽霊にも「寿命」があるということ。幽霊がこの世に止まることができるのは400年くらい。
だから原始時代や古代の人など、古い時代の人の幽霊はあまり見ないー。
おじさんの発言は、そんなことにリンクしている気がします。
さらに、おじさんは「幽霊」の性質についてくわしく語っていくんです。
2.幽霊は2種類存在して誰でも見ることができる
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トンネルでの幽霊の目撃談が多いのは理由がある⁉︎ |
★心霊スポットで幽霊が目撃されるワケ
ウロウロとさまよう幽霊が目撃される場所として、廃墟ビルや廃屋などの心霊スポットがあります。
特に「幽霊を見た!」という声が多いのは、トンネルの中や水辺。有名な心霊スポットがたくさんあります。
「可哀想な奴らでさ、自分が死んだことを認めなかったり、死んだことを理解しても自分で残っちまった連中さ」「残した家族や、好意にしてる奴を見守ろうと上がらないでいても、次第に自分のことを忘れられてしまう」「気づいたら自分のことを誰も知らない。その時はじめて自分はどうしたらいいか気づくけど、もう遅いよ」
そうなると、この世にとどまる目的や理由も分からなくなってしまう。何とも切なくて、悲しい話です。
「あちこちフラフラするうち、自分でも自分のことが分からなくなっちまう」「最後は丸い玉みたいになっちまうのさ」
だから幽霊の恐ろしく禍々しい姿は、自分の姿を忘れた幽霊が無理やり作り上げた姿ではないのか。そう考察しています。
「ここ(心霊スポット)にいれば、生まれ変われると思ってあんな場所にいるんだろうな」「(心霊スポットは)あいつらが最後に聞いた音に似ているからだろうね」
胎内のような場所にいれば、生まれ変わることができるのではー。いちるの望みをもって集まっているというワケです。
果たして心霊スポットにいれば生まれ変わることができるのか? おじさんによると、無理だそうです。
★幽霊は自ら姿を見せている
ここまでのおじさんの話を聞いて、水沢さんは「幽霊は2種類いる」との推論を立てています。
- 上がって生まれ変わりの実績を積んでいる幽霊=おじさんのように、生きている人のようにしっかり見える。
- 生まれ変わりを止めて現世にとどまった幽霊=半透明・体の一部欠損など異様な姿。
さらに「丸い玉」は意識だけの集合体。生きていた人間とは別の個体と解釈しています。
また、水沢さんがおじさんたちの姿を認めた際、おじさんは「おめさん、見えるのか?」と驚いていました。
何よりも、幽霊って誰でも見ることができるのか? めっちゃ気になるところです。
「霊能者なんておらんよ。でも誰にでも見える。おいさん達が見てほしい人に、見えるように前に出るから」
水沢さんが「見える」原因について、おじさんは「それはおいさんも知りたいよ」と笑っていたそうです(後述)。
じゃあ霊能力者や霊感ってホントはうそなの? そう思っちゃいます。
水沢さんは、幽霊がメッセージを伝えたい時に霊能者を通じて言葉を託せば対象の人に伝わりやすいのでは? と考察しています。
「話を最後まで聞いてほしい時にさせてもらうんだよ」「驚いて逃げちゃうからさ、逃げないでって、動けなくさせるんだよ」
よく耳にする怪談では、幽霊が血まみれだったり、事故や自決した直後の痛々しい姿で登場したりします。
「血まみれの幽霊なんか出たら、逃げるに決まってる。そんな格好で出る奴なんか、いないよ」
「そんな奴見たことない。死んでも女の方が細かいね、ババァでも若い時の格好でいるし」
「自分だってすぐ分かってもらえる服はよく着てる」
水沢さんは「丸い玉」と同様に目的を見失い、無理やり作った姿なのでは? と考察しています。
私が面白いと思ったのは、心霊写真について。
ちまたで心霊写真といわれているモノは、端っこに人のような物体が写っていたりハッキリしないモノがほとんど。
「急に撮るからだよ。まあ写らんと思うけど、こっちも気を使う。終わったかと思って見てもまだ撮ってるだろ」「でも、なんで写るかが分からん。怒られちまうよ」
「かあちゃん」「俺のかあちゃんはさぁ、凄く怖い奴でさぁー」
3.すべての魂=幽霊を見守る大いなる地母神と大災難
★古代アナトリアやメソポタミアの地母神
おじさんが「凄く怖い奴でさぁ」とこぼす「かあちゃん」。一体、何者なのか?
水沢さんは「お怪談巡り」では詳細を割愛したそうです。理由は衝撃的な内容で安易に公開していい内容なのか迷いがあったから。
「俺のかあちゃんはさぁ、凄く怖い奴でさぁ」「おいさんたちがどこで何してるかすぐ分かっちゃうんだよーー不思議だなあ」
言葉のニュアンスでは、すべての幽霊=魂を管理・監視している〝大いなる存在〟。そんなイメージがわいてきます。
そして、おじさんが水沢さんに明かした「かあちゃん」の名前は「くうば」。
水沢さんは「くうば」が何を示すか考え続けていたそうですが、最近見た都市伝説の番組で閃いたそうです。
それは古代アナトリア(トルコ)やメソポタミアで信仰され、人類に知恵や知識を授けたとされる大地母神「クババ」。
古代ギリシャやローマでは「キュベレー」の名で崇拝された女神さまです。
水沢さんが見た番組はおそらく、テレビ東京系「ウソかホントかわからない やりすぎ都市伝説」。
〝ミスター都市伝説〟関暁夫さんが取り上げ、クババが宇宙から飛来し人類に知恵や知識を授けたという説を紹介していました。
水沢さんによると、おじさんの英語の発音が実に流暢。「クババ」を正しく発音したら「くうば」になるんじゃないか。
そう考察しています。
★みんな上がれなくなる
実は「かあちゃん」のほかにも、水沢さんが「お怪談巡り」で明かさなかった重要な話があります。
「おいさん達、そろそろ行くけど、おめさんも一緒に行くか?」
「もうじき上がりたくても、みんな上がれなくなっちまうぞ」
何とも奇怪で衝撃的な言葉…。水沢さんによると、ある時期を境にお迎えが来なくなるかもしれない。
仏教には、人は何度も生まれ変わる「輪廻転生」という考え方があるけど、このサイクルが終わるのではーそう考察しています。
おじさんは「上がれなくなる」のがいつかは明言していませんが、「もうじき」と話しています。
水沢さんがおじさん2人にインタビューしたのは20数年前で、いまだ「上がれなくなる」事態は訪れていません。
でも、気になることが1つあります。都市伝説界隈などでささやかれている、2025年以降に予言されている「大災難」です。
大地震とそれによる大津波。彗星衝突。太陽フレアの大爆発 etc。さまざまな大災害や大災難が起きるのではとささやかれています。
地球が壊滅するほどの衝撃で、人類全員が「上がれなくなる」ほどの大惨事がやってくるんでしょうか?
何とも気になるひと言です…。
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魂って体のどこにあるんだろう⁉︎ |
★人間の魂は体のどこにある?
水沢さん「そもそも魂って、なんなの?」おじさん「それは、おいさんにも分からないな」
右手で自分の首の後ろ辺りをペタペタと叩きながら「ここ、ここ」と言わんばかりに僕を見てきました。
ここって漫画「進撃の巨人」に登場する巨人の急所で、本体の人間がいる場所でした。リンクしているようで、不思議な気持ちになりました。
★おじさんがやってきた理由
水沢さんがおじさん2人と対面した翌日の朝、何気なく新聞のお悔やみ欄に目がいった。そのお悔やみ欄に載っていた写真を見ると、うつむいていた方のおじさんだったー。その際に夜勤から帰宅した、看護師を務めている妹さんが生前に担当していた患者さんだったことが分かった。
だから、おじさんは下を向いてうつむいていたのではないかー。
そして、なぜ水沢さんがおじさんたちの姿を見ることができたのか?
ワタシの考察ですが、おそらく水沢さんを通じて、生前に看護を受けたおじさんが訪問したことを妹さんに伝えるため姿が見えたんじゃないかー。
「完全版」ではテレビ局による「幽霊インタビュー」の検証が行われたことも掲載。
お悔やみ欄が掲載された当時の新聞を探すなど、ドキュメンタリータッチで描かれています。
そして患者だった〝生前のおじさん〟を看護した妹さんの話も掲載しています。
「完全版」として充実した内容となっていますので、ぜひ作品をお読みください。
まとめ・〝おじさん〟の衝撃発言と考察を楽しめる
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おじさんによる幽霊の説明は説得力がある |
ここまで「幽霊インタビュー完全版」について紹介してきました。
そして、この作品に関しての詳細や幽霊がインタビュアーに語った内容について、
- 死を認めずお迎えと一緒に〝上がらない〟と幽霊になる
- 幽霊は2種類存在して誰でも見ることができる
- すべての魂=幽霊を見守る大いなる地母神と大災難
上記の3つの衝撃的な内容を紹介&解説してきました。
「幽霊インタビュー」はYouTube動画でインタビュアーが幽霊とのやりとりを明かしたモノで、視聴者から大反響が起こりました。
そして「完全版」は、動画では明かされなかったエピソードや詳細などを加えて書籍化されたモノ。
この記事を読めば「幽霊インタビュー完全版」の詳しいことや、幽霊が語った内容や動画で明かされなかったエピソードも分かります。だから、
「幽霊にインタビューしたって、本当のことなの⁉︎」
「動画や本が話題になっているけど、幽霊が話した内容ってどんな感じなの?」
「動画では語られなかった話って、どんな内容なの?」
なんて方は疑問が解消されると思います。
この記事では割愛しましたが、ほかにも興味深い幽霊のおじさんの発言がたくさんあって、水沢さんの考察もメチャ面白い。
ぜひ作品を手にとってページを開いてみてください。
当ブログではほかにも面白い本や漫画を紹介しています。ぜひご覧ください。
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