「ゲッターロボ」シリーズ「マンガ版は何を読めばいいの?」と悩む方へオススメ主要5作品

2021年9月25日土曜日

マンガを楽しむ

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変形・合体ロボはチビッコもオトナも大好きです

令和版アニメ「アーク」人気でマンガ版の注目度が急上昇



チビっ子だけじゃなく、オトナにも大人気の合体ロボットアニメ「ゲッターロボ」シリーズ。

2021年7月から「ゲッターロボ アーク」がATXほかアニメ専門チャンネルで放映されて人気を集め、2021年9月26日に最終回。

ゲッターロボ」は第1作からマンガ版とともに展開中のメディアミックス作品。

1974年4月のスタートからマンガ、アニメともに多くのシリーズが制作されています。

アニメの最新作「アーク」の人気が高まるにつれて、「マンガ版も読んでみたい!」と注目度が急上昇。

アニメ版よりバイオレンス要素があって内容がハードなんです。

ところが、


「シリーズがたくさんあって、どんな内容か分からない」

「シリーズの中で、どれから読めばいいの?」

「オススメは何?」

なんて声が多いんです。

そこで、この記事では「ゲッターロボ・サーガ」と呼ばれる、

  1. ゲッターロボ
  2. ゲッターロボG
  3. 真ゲッターロボ
  4. ゲッターロボ號
  5. ゲッターロボ アーク

シリーズ5作品を紹介、解説します。

少々ネタバレ要素がありますが、お読みになれば5作品の特徴と見どころがすぐにわかります。

これ読んでみよう!」とページを開きたくなりますよ。

「ゲッターロボ」シリーズとは⁉︎

原作は永井豪さん、作画は石川賢さん。

1974(昭和49)年4月から、アニメ、マンガのメディアミックス作品として展開されています。

巨大・合体・変形ロボットモノの元祖

3人のパイロットが操縦する3台の「ゲットマシン」が合体。空・陸・海で戦う3種類のロボットに変形する。

シリーズを通じたコンセプトです。

地球に降り注ぐ新エネルギー源「ゲッター線」の平和利用を研究する早乙女研究所。ゲッター線が苦手で世界征服を狙う敵が襲いかかるー。

これがシリーズの起点です。

アニメ版は変形・合体ロボットのカッコいいバトルシーンが人気。

一方のマンガ版。

永井さんの作品では、代表作の「デビルマン」「マジンガーZ」なども含め、人間のダーク面、業(ごう)がバリバリに描き込まれてます。

アニメ版をみた後にマンガ版を読むと「同じ作品なの⁉︎」とギャップにビックリ。

バイオレンス要素が味付けされたハラハラドキドキなストーリーが楽しめます。

ここからは、

  1. ゲッターロボ
  2. ゲッターロボG
  3. 真ゲッターロボ
  4. ゲッターロボ號
  5. ゲッターロボ アーク

以上、マンガ版5シリーズを紹介、解説していきます。

1.ゲッターロボ(全3巻)

★ちょっとだけあらすじ

ゲッター線を発見、平和利用しようと研究する早乙女博士。

ゲッター線を苦手とするハチュウ人類「恐竜帝国」が阻止しようと襲いかかります。

脅威に対抗するため、早乙女博士はゲッター線をエネルギー源とする「ゲッターロボ」を開発。

本来は宇宙開発用に作られたが、地底魔王・ゴールが繰り出すメカザウルスとバトル。

さらに鬼に改造した人間を操る百鬼帝国が参戦し、三つ巴の戦いとなる。

強力な戦力で恐竜帝国を圧倒した百鬼帝国と、ゲッターロボ陣営は血みどろの死闘を展開します。

★見どころ

3機の「ゲットマシン」が合体、変形して「ゲッターロボ」になるのがカッコいい!

スタート当時は斬新なアイデアで、以後のロボットものに影響を与えました。

パイロットは、空手の達人・流竜馬、スポーツ万能の神隼人、柔道家の巴武蔵

熱血主人公、クールなナイスガイ、愛すべき巨漢と、まさにキャラ設定のお手本。

戦闘シーンでは体が吹き飛ぶシーンがあったり、人間の葛藤など暗い部分も描き込まれてます。

永井ワールドを、お腹いっぱい味わえますよ。

2.ゲッターロボG(全2巻)

★ちょっとだけあらすじ

恐竜帝国との死闘で、巴武蔵がゲッター炉の暴走でゲッターロボを爆発させ、メカザウルスを道連れにする。

恐竜帝国は「ロボ」の不在を狙って再び攻撃するが、ゲッター陣営は開発した新ゲッターロボで侵攻を阻止。

そこに百鬼帝国が再び参戦し、恐竜帝国の恐竜大隊に打撃を与える。

帝王ゴールを倒した百鬼帝国のブライ大帝は、恐竜帝国にかわり地上を侵攻すると宣言する。

流竜馬らは戦死した武蔵にかわり、大食いのタフガイ・車弁慶を加えて新ゲッターチームを結成。百鬼帝国との死闘が始まる。

見どころ

第1作の「ゲッターロボ」は宇宙開発用に作られました。

ロボG」は戦闘用にバージョンアップ。増強された武器での攻撃シーンがカッコいい。

恐竜帝国と、それにとって代わり地球を支配しようとする百鬼帝国。

そこにゲッターチームが加わる三つ巴の絡みが、複雑で、激しすぎる!

さらに、百鬼帝国との戦いにアトランティス帝国なる新勢力も登場。

両帝国の秘密がしっかり描かれ、戦いに複雑さと深みが加わってます。

3.真ゲッターロボ(全2巻)

★ちょっとだけあらすじ

宇宙から謎の巨大隕石が飛来。ゲッターチームは破壊を試みるが果たせず、隕石は地上に落ちる。

その正体は、チームがかつて地上から宇宙に追いやった百鬼帝国のブライ大帝。

チームは新開発した「真ゲッターロボ」で撃退する。

だが、ブライを操っていた新しい敵・ギィムバグ軍曹が登場。早乙女研究所を攻撃する。

一方、3機のうちゲッタードラゴンが突じょ地中に潜り、まゆを作って核分裂を起こし進化する。

新たな敵が侵攻する苦況で、地上に「真ゲッタードラゴン」が出現し、敵を撃破。

だが、早乙女研究所は壊滅し、流竜馬と神隼人だけが生き残った…。

★見どころ

3代目「真ロボ」は敵を撃滅できる超絶パワーを持ちながら、人が制御できないという葛藤(かっとう)が描かれています。

まさに永井ワールドの光と影。

撃退されたブライは「ゲッターに恨みを持つ者に操られていた」言い残す。

ブライを操っていたギィムバグ軍曹は、

「未来の宇宙は進化したゲッター軍団や究極進化体ゲッターエンペラーが侵略、支配している」

そう告げています。

だから、未来の世界の元凶となる「現在のゲッターチームを破壊しにきた」と。

謎が謎を呼ぶ告白が、次作への伏線となっているんです。

4.ゲッターロボ號(全5巻)

★ちょっとだけあらすじ


北極基地ベガゾーンを作ったプロフェッサー・ランドウが全世界征服を宣言。メタルビーストで侵攻する。

ゲッターチームの神隼人ら新開発したゲッターロボと、抜群の身体能力をもつ一文字號らをパイロットに迎える。

新チームはメタルビーストの撃退に成功する。

ランドウはアラスカ、ロシアなどに侵攻。日本各地に自爆メカを配置し、日本政府にゲッターロボの引き渡しを要求。

屈した政府に反発したチームはロボを奪い、アラスカ戦線へ…。

★見どころ

4代目ロボは、こちらも当初は宇宙開発用に作られました。

そしてメタルビーストとの戦いの中で、陸・空・海で戦えるようにバージョンアップ。

その過程がハラハラします。

ゲッターチームはアラスカで、アメリカなどの連合軍と合流。

信条の違いから葛藤に苦しみますが、戦いの中で協調しあっていく姿がすがすがしい。

その後、チームは帰国。早乙女研究所があった浅間山に侵攻する自爆メカを阻止します。

実は、浅間山がストーリーのキモ。

浅間山には早乙女博士が遺した、人智を超えるスペックをもつ「本当の」ゲッターロボが存在した…。

自爆メカが浅間山まで侵攻したのは「本当の」ロボがあるから。

このロボが自作への布石にもなっています。

5.ゲッターロボ アーク(全3巻)

★ちょっとだけあらすじ


武装化した早乙女研究所を率いる神隼人は、新たな敵と戦っている。


得体の知れない昆虫型の異星人たちの国「アンドロメダ流国」。


昆虫型異性人は、実は2500年以上先の未来に拠点をおき、現在の地球に存在するゲッターロボを滅ぼそうとしていた。


一方、隼人の前に、かつてゲッターチームのパイロットとして、ともに戦った流竜馬の息子と名乗る拓馬が訪れる。


拓馬は訓練を受けていなくてもゲットマシンを乗りこなす能力を買われる。


早乙女博士が遺した「ゲッターロボ アーク」のパイロットになる。


★見どころ


「ゲッターロボ アーク」は「真ロボ」が開発された際に出来上がった一機。


戦闘力は「真ロボ」を遥かに超えています。


合体する3機も飛行能力があり、安定・制御性もアップ。


そのため、戦いの舞台は宇宙に広がります。


死闘の中で、拓馬、カムイらゲッターチームは時空を越えて、未来の宇宙へ。


人類のためにアンドロメダ流国と戦う巴武蔵ゲッター軍団と合流。


「大戦を繰り返し進化する規格外のロボ『ゲッターエンペラー』に率いられ、アンドロメダ流国と戦っている」


武蔵から、そう告げられます。


「真ロボ」からの伏線が、ここでつながるんです。


まさに「サーガ」と呼ぶにふさわしい流れ。


さらにストーリーは拓馬とカムイの友情、葛藤になだれこんでいきます。


まとめ・マンガ版はハードな内容でオトナ向けクオリティー

ゲッターシリーズのストーリーは時空を超えて展開される

アニメ版と比べ、マンガ版ではバイオレンスシーンが盛り込まれ、ストーリー展開も違います

理由はマンガ版はオトナも含め、読者層が広いため。

その分、人間の業やダーク面が怖いまでに描きこまれ、ハラハラドキドキのハイクオリティー

読者の反響は上々です。

「バイオレンスでカッコいい!」

「何度読んでもおもしろい」

「懐かしくて買ったが、内容がハードで驚いた」

などと、さまざまな声が上がっています。

シリーズを通じて、パイロットの神隼人が登場するなど「サーガ」と呼ぶにふさわしい流れ。

一方、作品ごとに設定が違いパラレルワールドとして楽しむこともできるんです。

どの作品から読めばいいの?」という人は、まず「ゲッターロボ」から入りましょう。

第1作のすごみを味わって、以後のシリーズに突入すればハマります。

当ブログでは、ほかにも永井豪さんの作品を紹介しています。ぜひお読みください。



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