ムーンライト3型。スタッフバッグの中には魅力的なテントが詰まってます |
モンベル「ムーンライト3型」はソロキャン派にピッタリ
「リンが使ってるテント、どこも品切れだって…」
「実物がみたいのに…」
人気マンガ「ゆるキャン△」のファンやキャンパーたちから、そんな声が聴こえてきます。
爆発的なキャンプブームの火付け役、主人公の志摩リン、各務原なでしこらが使っているキャンプギアに大注目。
さらには劇場版アニメも2022年7月1日から全国ロードショーがスタート。熱視線がさらに高まり、ギアが爆売れしているためです。
リンが愛用するテントは、老舗アウトドアメーカー・モンベルの「ムーンライト3型」。
最大の特徴は、設営&撤収がめちゃラクなこと。
重量も軽め。自転車や原付を足にするソロキャン派のリンにピッタリ。
さらにファミキャンでも使えるスペックがあり人気が沸騰。
実は、私が10年ほど前に買って今も現役で活躍中の「3型」が、手元にあるんです。
この記事では「どんな感じのテントなのか見てみたい」と興味がある方へ。
「3型」のスペックと特徴を使用感と生活感が漂う写真で紹介、解説します。
写真の中のテントは少々くたびれてます。
でも、実物感アリ!記事をお読みになれば「こんな感じなんだ」と納得。「使ってみたい!」と好きになりますよ。
月明かりの下でも設営できる〝お宝テント〟在庫切れ続出
1.ムーンライトシリーズの3つの特徴
2020年春には、従来のテントから30%軽量化され、テント内が広くなった1型、2型、4型が誕生。
爆発的なキャンプブームを受けたリニューアルといえます。
旧型のカラーはグリーンとアイボリーの2色があります。テント本体の特徴は3つ。
❶設営が名前の通り「月明かりの下でも簡単にできる」
作品ではリンが長野に原付でソロ遠征したとき、真っ暗な夜のサイトで手早く設営。
人気バラエティー「水曜どうでしょう」でも、どうでしょう班がドイツの真夜中の野っ原で「ここをキャンプ地とする!」と宣言。5型を設営しました。
夜でも簡単設営できる秘密は、軽量ポールが中を通るショックコードで一体化されていること。
束になったポールをポンと投げるだけでパキパキッとポールがつながって、フレームが自立します。
軽量ポール。手を離せばパキパキッとフレームが自立します |
ポールの四隅をインナーのはじに固定。
インナーを持ち上げ上部ポールのジョイント部に引っかけて吊り下げ、フライシートを上にかけてペグで固定すれば完成!
所要時間は約15分から20分。ホントに簡単でラクチンです。
でもポールは折れやすいので、ご注意を!
インナーを持ち上げ上部ポール両はじのジョイント部分に引っかけ吊り下げます |
❷蒸れずに快適、風にも強い
❸焚き火の火が飛んできても燃えません
生地は難燃加工済み。焚き火の火が飛んできても燃えません。
火がお隣のテントに飛んで焼けちゃった。そんなトラブルがありますがムーンライトなら心配なし。
でも焚き火の際は風向きや強さ、自分や近隣のテントの位置を確認してからやりましょう。
実は、私が「ゆるキャン△」にハマった理由は「あっ!リンが自分と同じテント使ってる!」という驚き。
リンが夜のキャンプサイトでテントを設営している姿に「そうそう、すごい簡単でラクなんだよね」と嬉しくなっちゃったんです。
2.リン愛用のムーンライト3型
ここからはリン、そして私(ちょっと恥ずかしい)が愛用する「3型」の特徴を解説します。
大人3人まで寝れます。重量は本体、ポール、ペグ、スタッフバッグ込みで3・8キロ。
収納時のサイズは高さ約47センチ、横幅は約17センチ。
少々大きめですがコンパクトなので2人組での登山、ツーリング、キャンプ向き。
女性キャンパーにおススメです。
コンパクトなので、ソロキャンでもOK。
リンが愛用しているのは、バイク乗りのおじいちゃんにもらったから。
推察するに、おじいちゃんはツーリングで長距離移動するため、テン泊では「3型」の広々した空間で寝たかったのでは、と。
広くて快適。両端が内側にたるんでますが、ソロなら荷物を入れて寝れます |
おじいちゃんはサイトで、スキレットでステーキを焼いて食べたりする人。バーナーなどの調理ギアも必要で荷物は多め。
3型の前室とテント内はけっこう広いので、荷物をバッチリと収容が可能。それゆえに3型をチョイスしたのではないか、と。
リンは最初のころ、自転車に荷物を積んで移動してシンドそうでした。でも、免許をとって多めの荷物を積載できる原付にスイッチ。
長距離ツーリング&キャンプ派なので、前室やテント内に荷物を収容できて、ソロなら十分快適な室内の3型は、ベストチョイスです。
3.ファミキャンでの〝はしご泊〟にもおススメ
私がファミキャンを楽しんでいたころは、自分、奥さん、息子の3人に犬一匹の陣容。なので3型は適した空間でした。
春先や秋など夜寒くなる季節は暖かくて快適。ただ、子供が大きくなったらキビシイ。大人2人&子供1人がちょうどいいですね。
カラーはグリーン。リンが使っているアイボリーと迷いました。買った当時のカタログなどはアイボリー推しでしたが、鮮やかな緑に魅かれました。
奥さんからは「イモ虫みたい」といわれ、早朝にはバッタが止まっていました。同系色で擬態が必要ないんですね(笑)。
日が差すと、テント内はグリーンの光りがぼんやり漂ってキレイですよ |
私はコールマンの4人用ドームテントも持っていて、コイツで北海道のキャンプ場を〝はしご泊〟したことがあります。
頑丈で居住性もいいんですが、ポールを組み立ててインナーのスリープに通したり設営がめんどう。撤収もかさばって、実にめんどくさい。
1週間で4カ所泊まったんですが、そのたびに設営&撤収。ホント、大変でした。
その後に3型を買って設営したら「こんな簡単でいいのか⁉」って驚くほどラクチン。
暑い時期にコールマンは広くて涼しいので、北海道以後は夏専用になりました。
まとめ・中古でもがんばって手に入れる価値は十分ある
ムーンライト3型は設営&撤収が簡単、重量も約3・8キロで非常にコンパクト。
用途的に向いているのは、
ファミキャンなら大人2人&子供1人。ソロキャンならバイク、車などの足がある人。
「リンみたいなスタイルに挑戦したい」という方には、おススメ。
お値段は3万2800円(税別)。リニューアルテントが出たため、現在はカタログ落ち。
店舗やネット通販では「現在お取り扱いできません」という在庫切れ状態です。
2024年5月26日時点で「amazon」に在庫があり、最安値は12万円!
モンベル ムーンライトテント3型 廃番
amazonクレジットカードに入会すると特典が使えて6000円引きになります。
オークションサイトなどでも中古の取り扱いがあり、メルカリやヤフーでは3万円から6万円台で落札されてました。
ある業者のサイトでは8万円以上で売り出されています。
高いですが、いいテント。「リンと同じ3型がいい」という人は中古でも手に入れる価値が十分あります。
グルキャン用の旧5、7,9型もネット通販で販売中です。
新1、2型もオススメ
モンベルは旧3型のサイズ的に近い、新2型(2・46キロ)を推していると思います。
テントはモンベルのオンラインショップでも購入が可能です。
1・71キロの新1型と新2型は「ライトタン」「スプリンググリーン」の2カラー。
2024年5月26日時点でいずれも「在庫あり」。
お値段は新1型が3万8500円、新2型が5万2250円(いずれも税込み)。
新4型(4人用、9万3500円、税込み)も「ライトタン」「スプリンググリーン」ともに「在庫あり」となっています。
40年以上前の設計ながら、いまも十分使える旧型の改良版。スペックも上がっています。
ムーンライトと同じ自立式ポールで設営&撤収が簡単、広い空間が特徴の「クロノスドーム1、2型」(1人、2人用)も3万円台で販売中。モンベルのノウハウが詰まったテントなので、おススメですよ!

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