お店のハシゴで大食いしても太らない美ボディ⁉︎ 小泉さんの謎に迫る
日本人の国民食、ラーメン。オトナからちびっ子まで、老若男女が大好きです。
麺を「ふうふう」してズズ〜ッとススり、スープも「アチチ」なんてつぶやきながらズズッ。
麺のコシ、味わい深いスープの味。マンゾク感がたまりません。
だからマンガのジャンルでも人気がめっちゃ高い! 名作&傑作がたくさんあります。
中でも、大人気なのが「ラーメン大好き小泉さん」。美少女の女子高生・小泉さんがラーメンをススり、スープを飲み干す姿が豪快で華麗!
しかもラーメン店をハシゴしているのに体型が変わらず美しい! 美ボディ!
魅力も謎もたっぷりの小泉さんだけに、ファンからは、
「小泉さんは食べる時、どうして髪を後ろで結ぶの? あんなに食べても太らないの?」
「小泉さんがラーメンを食べたお店って、実際にあるの? 」
「小泉さんが食べていたラーメンで、お勧めを教えて!」
そんな声がたくさん上がっているんです。
この記事では、作品で描かれた中からファンの声&疑問を解決するポイントをピックアップして考察。
- 豪快かつ華麗に味わうための、りりしすぎる髪結びの儀式。
- 実在の人気店、地方の有名店のハシゴで美ボディをキープ。
- お店が勧める「禁断の一品」を味わう楽しさ。
- コンビニ限定&ご当地モノのカップ麺&袋麺の味わい方。
上記の魅力的な4つの味について紹介、解説します。
お読みになれば、小泉さんのラーメン爆食の作法やお勧めの名店や一品がなどが分かってナットク&マンゾク。
ラーメンラブな小泉さんの華麗な姿のトリコになり、作品のページを開きたくなりますよ。また、
「女性がラーメン好きだったら、冷めますか? お店に行くのは迷惑?」
なんて食べるのをためらう女性にも、この記事を踏まえて作品を読むことをお勧めします。
お読みになれば、小泉さんが悩みと不安を解消してくれて「安心してラーメン食べにいこっ!」と勇気をもらえますよ。
「ラーメン大好き小泉さん」って、どんな作品なの?
★衝撃的な作品移籍の告知
著者は鳴見なるさん。無料WEBコミックサイト「ストーリアダッシュ」で連載中。
コミックスは2024年12月8日時点で計12巻が発売されています。
2015年には早見あかりさん主演で、実写ドラマがフジテレビ系でオンエア。
アニメ版も2018年に「AT-X」などで放映され、人気となりました。
ただ、鳴見さんから衝撃的なお知らせがありました!
2024年2月23日、鳴見さんがご自身のX(旧ツイッター)で、同日に公開された第83話をもって、ストーリアダッシュでの掲載を終了。
そして3月25日、「発行元を秋田書店に移し、10月から『月刊少年チャンピオン』『秋田書店Webマンガサイト』で連載を再開」すると発表。
10月から通常連載を開始し、10月までは不定期で読み切りエピソードを掲載。コミックスも続巻(第12巻)が刊行されています。
作品の掲載先が変わるのは、まさに異例の事態。くわしい事情は明かされていません。
「セクシー田中さん」の「原作改変問題」など、最近の漫画業界では残念なことが続いています。
それだけに無事に連載が再開されることが決まり、うれしい限りです。
★華麗で圧巻な食べっぷり
主人公は女子高生の小泉さん。無口で他人に無関心な美少女。ナンパされても素っ気なくおことわり。
でもラーメンが大好き。美味しいラーメンをズズーッと味わうために、1人でお店を訪問。
時にはお店の開店時間まで1人で列に並んだり、全国各地のお店にも遠征します。
男性客が多くても唯我独尊。席に座って1人、ラーメンを味わう。
食べっぷりは見事で圧巻。そして、あまりにも華麗すぎる!
横浜家系、インスパイア系、味噌、背脂コッテリなど、豪快に美しく麺をすすりあげ、スープも飲み干して完食。
さらに何軒もハシゴする孤高のラーメンマニアです。
学校の成績は優秀。地方のラーメン店にいくために試験を欠席して、再テストを受けることもある。
謎もたくさん。どこに住んでいるのか。ラーメンばかり食べてもスリムで美しいボディを維持している(後述)。
最大の謎はコミックス第11巻にいたっても判明しない、下の名前です(笑)。
ここからは作品の魅力である4つの味について、1つずつ紹介・解説します。
1.豪快かつ華麗に味わうための、りりしすぎる髪結びの儀式

★爆食の儀式は唯我独尊の境地から始まる
店の前にできた長い行列に並んでいるところを、小泉さんが大好きな同級生の大澤悠さんが見つける。これがストーリーの主な開始パターン。
小泉さんがラーメン店に行くときは1人。至高の時を、誰にもジャマされたくないから。
ラーメン店はお客さんの男女比率が〝男性優位〟なので、女性はためらうかもしれません。
男の人たちの列の中に、女性がいれば目立ちます。小泉さんのような美少女なら、なおさら。
でも、小泉さんはキリッとした姿で列に並んでいる。本を読みながら席が空くのを待っている。
その姿は風景にとけ込んでいて、まったく違和感がない。ラーメンを集中して味わうために、周囲の雑音をシャットアウト。
まさに唯我独尊の境地。まるで大好きなラーメンを爆食するための儀式のスタートのよう。
これって、「ラーメンが食べたいけど…」とためらう女性に参考になると思います。
周囲の男性が「女性が並んでいるのは珍しいな」とは思っても、決して「ひく」とか「迷惑」とか思ってない。
「女性が並ぶくらいだから、このお店、絶対おいしいんだな」。そう納得するくらい。
だから遠慮せずに、小泉さんのようにラーメンを楽しんでください!
★髪を後ろで結んで爆食スイッチON!
無事に店内に入った小泉さんは、席に座る姿もキリリとりりしい。
入店前から注文を決めているので、よどみなくオーダー。さらにオプションで「ヤサイマシニンニクカラメ」。
魔法の呪文のようなオーダーからまもなく、てんこ盛りのドンブリがドーン。
「ラーメン二郎」などのインスパイア系では、どんぶりにヤサイが山のごとし。これぞ「ヤサイマシニンニクカラメ」。
そして次の爆食の儀式。長い髪を後ろでキュッと結ぶ。シャツのそでをキチンと上にまくり上げるんです。
これって、食べる時に長い髪が邪魔にならないようにするため。そでをまくり上げるのも飛んだスープがかからないようにするためです。
まさに、これから爆食するための小泉さんの儀式。髪結びの儀式でスイッチが入って爆食モードに入るんですね。
★豪快かつ華麗な爆食っぷり
爆食スイッチが入った小泉さんは、「ヤサイマシニンニクカラメ」のヤサイピラミッドを美しく崩していく。
やがて現れた麺を豪快にズズーッ。ヤサイやチャーシューなどの具もキッチリ消滅させ、最後のスープも完全に飲み干す。
小泉さんが浮かべるキラキラした恍惚の表情が、メチャ華麗で美しいんです。
人がおいしそうに食べている顔は、幸せな気持ちにさせてくれる。
「麺をすするのが恥ずかしい」という女性がいらっしゃいますが、そんなことないです。
ラーメンはズズーッと楽しむもの。美味しそうにすする姿は見ていてうれしくなります。
「はしたない」「恥ずかしい」ことじゃない。
これって男女の関係なく、人としての真実。小泉さんの美しいキラキラ顔が教えてくれます。
2.実在の人気店、地方の有名店のハシゴで美ボディをキープ
★実在の名店とお勧めの一品を紹介
小泉さんは主に関東圏にあるお店をめぐっています。
そしてヒロインがノレンをくぐっているのは、実在する名店。関東圏にある支店です。
前述したインスパイア系の元祖「ラーメン二郎」。コッテリ白スープの「天下一品」。札幌味噌ラーメンの名店「すみれ」。
看板やドンブリなどに店名のヒントをチラリと紹介するスタイルです。
小泉さんがズルルッと味わうラーメンは、各名店が自慢&お勧めしている一品。よだれがジュルッと出そうになるほど美味しそう。
小泉さんが味わう姿を見れば、各名店お勧めのラーメンの特徴や味わいが分かるんです。
★名物ラーメンに合うトッピングも
さらに、名物ラーメンにぴったり合うお勧めのトッピングも、小泉さんが自分でオーダーして教えてくれます。
コミックス第1巻の「五杯目」では激辛がたまらない「蒙古タンメン中本」。
小泉さんがオーダーしたのは辛さMAXの「北極スペシャル」。辛いものが得意じゃない小泉さんは、汗と涙を流しつつズズーッ。
でも激辛に対応するためのトッピングがバッチリ。バターをオーダーしてスープをマイルドに。付け合わせのゆで卵で口直し。
ベストチョイスのトッピングを駆使すれば、真っ赤なスープもしっかりいただけるというわけ。
★地方遠征もしてます
小泉さんはラーメン行脚で妥協はしない。「食べたい」と思えば地方にも遠征します。
第12巻の「十九杯目」。名古屋に遠征するエピソードです。
半熟卵がのった玉子ラーメン「スガキヤ」。台湾ラーメン「藤一番」。いずれも地元では知らない人がいない名店。
しっかりとチェック済みの小泉さんは、2つの名店をハシゴ。両名店ご自慢の一品をすすりつくします。
地方の名店が生んだ名物ラーメンを紹介してくれるので「出張のときに寄ってみようかな」と参考になります。助かります。
「オッ!? やるじゃん!」と思ったのは、ワタシの地元・千葉の背脂系「なりたけ」。
第3巻の「二十一杯目」で、友人の中村美沙さんが味わっています。
醤油&味噌の2種類でギタギタ(スープに背脂たっぷり)が名物。めっちゃコッテリ。
ただ千葉のテリトリー。よそに住んでいる人にとっては〝知る人ぞ知る〟感じ。
このギタギタもしっかりチェックして取材してるんですね。スゴいです。
★美ボディの秘密はハシゴでの体脂肪&エネルギー燃焼
ラーメンは美味しいけど、アブラこってり&塩分多め。太るし体調も悪くなります。
ラーメンばかり食べ続ける小泉さんが太らず、美ボディを維持しているのはナゼ? その秘密はハシゴにあるんです。
小泉さんは高校生。資金も限られます。だからラーメン店をハシゴする場合の移動手段は、主に徒歩。
テクテクと目的の店まで歩きます。食べた分はウォーキングによる体脂肪の燃焼で相殺されているようなんです。
第76話「シン・オオサカ」では、猛暑で夏バテ気味なので大阪に遠征。ユニークなラーメン店巡りでの活力アップのためでした。
ソフトクリームが乗った辛味噌ラーメン、茶碗蒸しラーメン、ウニラーメンなど変わり種の一品の店を行脚。最後は凍らした出し汁をすりおろした冷やしラーメンで〆。「これでこの夏も乗り越えられそうです」。
回った店舗は実に6店! 夏の大阪はめちゃ暑くて最高気温は43度。炎天下でバッグを持ってテクテク。
美味しく胃の中におさめたラーメンは、移動のためのエネルギーとして燃焼。美ボディはこうして守られているようです。
ただ第77話「アリラン」では、千葉県の房総半島上部の長生郡にある「アリランラーメン 八平の食堂」にバイクで移動。
ここのピリ辛ラーメンと、勝浦タンタン麺、真っ黒スープの竹岡式ラーメンと「千葉三大ラーメン」をバイクで駆け巡り制覇して日帰り。
房総半島をバイクで疾走するのも体力が必要で大変です(笑)。
3.お店が勧める「禁断の一品」を味わう楽しさ
★お店のこだわりを楽しむ
こだわりのあるラーメン店では「こうして食べても美味しいよ」なんて、お勧めの「食べ方」を紹介しています。
ポピュラーなのが、小ライスにスープをかけて食べる方法。コクのあるトンコツ醤油スープの「横浜家系」で人気の食べ方。
ライスの売り上げアップも狙って「試してみて!」なんて店内の壁に張り紙があります。
第2巻に収録されている「十七杯目」。横浜家系の店で、大澤さんの兄、修くんが小泉さんと遭遇します。
修くんが仲間たちと「ライスにスープをかけて食べる」ことの「あり」「なし」を話していると、小泉さんがいる。彼女は「スープ濃いめ、アブラ少なめ、麺かため」をオーダー。ライスも注文。ラーメンがくると、ライスに煮卵と海苔をのせてスープもかけ、ゴマもパラパラ。自ら生み出した、このどんぶりをパクリ。キラキラ輝く小泉さんの顔を注目していた修くんたちは「熟(こな)れてらっしゃる!!」。ごはん&スープに反対していた友人も心から納得し、みんなでパクパク、モグモグ。
★絶品スープを最後の一滴まで味わえる「至高の一品」
昔は「ごはんに汁をかけて食べる」のは「行儀が悪い」と怒られた「禁断の一品」でした。
でも、いまは多くのお店が「推奨」する「至高の逸品」。
油そばのお店では「追い飯」。麺を食べ終えた後、残ったお汁に少しだけ入れたライスをかき混ぜて食べる。
お店は、丹精込めてつくったスープや汁を最後の一滴まで楽しんでもらいたい。お客さんは絶品スープを違う食べ方で味わいたい。
「絶品スープ」への思いが結実した「至高の逸品」なんですね。
美味しいものは、美味しい。小泉さんの嬉しそうな顔が証明しています。
「ライスにスープをかけるなんて…」と遠慮していた方たち。しっかりごはんにスープをかけてパクパクいただきましょう。
めっちゃウマいですよ!
4.コンビニ限定&ご当地モノのカップ麺&袋麺の味わい方
日本最初の袋メンはチキンラーメンです |
★お店の逸品だけじゃないラーメンラブ
「ラーメン大好き小泉さん」で登場するラーメンは、実在する名店だけじゃない。
スーパーやコンビニで売っているカップ麺や袋麺も美味しく味わっているんです。
第2巻の「十六杯目」。ある休日、小泉さんはコンビニのセブンーイレブンで友人の高橋潤さんと遭遇します。
小泉さんは「今日はちょっと趣向を変えて、コンビニラーメンを堪能中です」。「気に入っている」という店内のイートインコーナーで、すでに何杯か完食済み。カップ麺や冷凍麺に天かすや温泉卵も買ってトッピング。2人で並んでズズーッ。
2人の美味しそうな食べっぷりと笑顔で、ラーメンの売り上げが爆増ーというオチです。
最近のコンビニでのラーメンの品ぞろえは、まさに百花繚乱(りょうらん)。
人気のカップ麺のほかにも、コンビニが有名店とコラボしたカップ麺も人気。コンビニが開発した冷凍タイプは麺のコシがバツグン。
しかも天かすやゆで卵、チャーシューやメンマだってあります。イートインコーナーがあれば、すぐに食べてみたくなります。
「店内で入手できる限られた品でのカスタマイズ。それがコンビニラーメンの醍醐味」
小泉さんのこだわり。ホント、スゴい。
★袋麺のカラフルさがスゴい
そして第4巻の「三十二杯目」。
全国各地の袋麺をそろえた「ラーメン甲子園 居酒屋さくら」を訪問します。
東京・練馬に実在するお店。店内には各地の袋麺がズラリ。ここでは、買った袋麺を作ってもらえて食べられるんです。
このエピソードでも高橋さんが登場。「北海道 利尻昆布ラーメン」を選びます。
小泉さんは「鹿児島 いちき串木野名物まぐろラーメン」をチョイス。
高橋さんは「袋メンって、こんなにおいしかったっけ?」としみじみ味わう。
このお店ではいろいろ味わえるので小泉さんはリピートしているそう。ただ、自分でつくると失敗が多いのが理由だとか。
袋麺は1950年に誕生したチキンラーメンが第1号。その後に醤油、味噌、塩といろんな味が発売。進化してきました。
いまはさらに種類が豊富。国内にあるお店で楽しめる味をほとんど再現。名店とのコラボ商品もある。めっちゃ美味しい。
袋のパッケージは個性的で、かわいいものがたくさん。集めて並べてながめてみたくなる。オタク心をくすぐります。
満開の桜のように花開いている袋麺を知りつくしている小泉さん。やはりタダモノじゃない。
ストーリーで登場する袋麺は「amazon」などのネット通販でお取り寄せが可能です。
いろんな袋麺を美味しく楽しんでみましょう!
まとめ・ラーメンが好きな女性に読んでほしい

ここまで「ラーメン大好き小泉さん」の魅力についての考察を紹介&解説してきました。
- 豪快かつ華麗に味わうための、りりしすぎる髪結びの儀式。
- 実在の人気店、地方の有名店のハシゴで美ボディをキープ。
- お店が勧める「禁断の一品」を味わう楽しさ。
- コンビニ限定&ご当地モノのカップ麺&袋麺の味わい方。
上記の魅力、4つの味を読めば小泉さんのラーメン爆食の作法やお勧めの名店&一品がなどが分かります。
「小泉さんは食べる時、どうして髪を後ろで結ぶの? あんなに食べても太らないの?」
「小泉さんがラーメンを食べたお店って、実際にあるの? 」
「小泉さんが食べていたラーメンで、お勧めを教えて!」
なんていう人にピッタリ。この記事を踏まえて作品を読めば絶対にナットクできて、ラーメンが食べたくなりますよ。
小泉さんがラーメンを完食したときのキラキラした顔は、めっちゃ美しい。
作品を読んで思うのは、女性が食べたいものを心から味わう。その表情がみる人を幸せな気持ちにしてくれること。
だから「女性がラーメン好きだったら、冷めますか?」なんて人には、ぜひこの作品を読んでほしいんです。
男性だって「ハナミズたれてないかな⁉︎」なんて周囲を気にしてたりするんですよ。
なによりも美味しい顔が一番、最高。なので「ラーメン大好き小泉さん」を読んでください。
小泉さんが背中を押してくれて「ラーメン食べに行こっ!」と勇気をもらえますよ!
当ブログでは、ほかにも読めば楽しくなるマンガを紹介しています。ぜひお読みください。
「ラーメン大好き小泉さん」をすぐに読んでみたい!という方は、スマホなどにダウンロードすれば即読みできる電子書籍版がオススメ。
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