電子書籍化やマンガアプリ、デジタル社会で生き残る奮闘の舞台裏がリアル
みんなが大好きで、愛読しているマンガ。
日本が世界に誇るべき文化。世界でも愛され、多くの人が楽しんでいるコンテンツです。
だから作家さんを支え、作品にたずさわる仕事をしているマンガ編集者は憧れの職業の1つ。
「マンガの編集者になりたい」。マンガが好きな人なら一度は抱いた憧れの気持ちでしょう。それだけに、
「マンガ編集者って、具体的にどんな仕事をしてるのかな? 作家さんの担当は大変かな?」
なんて声がたくさんあります。
また出版業界は〝紙からデジタル〟という時代に突入。電子書籍の売れ行きが上昇している一方で、雑誌など紙の書籍は下降気味。
「出版不況」と苦闘を展開している状況にあります。そのため、
「出版不況でマンガ業界も厳しいのかな? 生き残るために、どんな工夫をしてるの?」
なんて疑問の声も耳にします。
そんな疑問を持ちつつマンガ編集者を目指している方に、オススメしたいマンガがあります。
「重版出来!」。マンガ雑誌で奮闘する新人女性編集者がヒロインの人気作品。
作家さんをアシストする編集者の奮闘ぶりが描かれ、出版不況やデジタル社会に立ち向かうために駆使するアイデアが面白くて感動的です。
そして、マンガ編集者を目指す人にとっては参考になるポイントがあります。
- 編集者の具体的な仕事ぶりと作家との濃厚なコミュニケーション。
- 出版不況を克服するためのコミカライズ&アニメ化の舞台裏。
- デジタル時代のアプリ対応と作品の付加価値となるスピンオフ企画の制作。
3つのポイントがおもしろくて魅力的。マンガ編集者になりたい人には参考になるんです。
この記事では「重版出来!」が持つ上記の3つの業界事情を紹介&解説します。
記事を読めば「マンガ編集者の具体的な仕事」や「出版不況に立ち向かうマンガ業界」のことがわかり、ナットク&マンゾク。
なによりも「重版出来!」のページを開きたくなりますよ。
「重版出来!」って、どんな作品なの?
マンガ雑誌の編集者を主人公にした作品は、数多くあります。
ベテラン漫画家を担当する編集者の締め切り間際の奮闘ぶり。作家さんのトンデモないクセモノぶりや習性など。
制作の舞台裏が紹介されるだけに、マンガ好きの人にはたまらないジャンルです。
さらに舞台裏を掘り下げ、作家さんや編集者など作品をめぐって奮闘する人たちへのリスペクトに満ちているのが「重版出来!」。
松田奈緒子さん原作。「月刊!スピリッツ」で2012年11月号から2023年8月号まで連載されました。
コミックスは2023年8月時点で全20巻が発行されています。
物語の主人公は、黒沢心(くろさわ・こころ)。新人の女性編集者です。
大学時代は柔道に打ち込み、日本代表候補にまで迫りながらケガで夢を絶たれた。子供のころ、むさぼるように読んだ柔道マンガのような、読者に何か感動を与える作品を作りたいと考え興都館に入社。マンガ誌・週刊バイブスに配属。新人編集者として作家さんを支え、作品が世の中に受け入れられるために奮闘する。
2016年にはTBS系で実写ドラマ化。黒木華さん、オダギリジョーさんが熱演し大人気となりました。
1.編集者の具体的な仕事ぶりと作家との濃厚なコミュニケーション
まずは、ヒロイン・心が初めて担当になった作家さんとのエピソードを紹介します。
第1巻で、心はベテランの大作家・三蔵山龍の担当になります。
編集者のイロハを学ぶには、ベテラン作家のそばで仕事をするのが一番。編集部側の新人育成のための判断でした。
三蔵山は「ドラゴン急流」などシリーズ800万部を超える作品を持つ大作家。あるアシスタントが「オレがデビューできないのは三蔵山のセンスが悪いから」と逆うらみ。そのアシは「三蔵山のデッサンが狂ってる」というSNSの書き込みを印刷し、三蔵山の仕事場から逃げる。三蔵山はショックを受け、マンガ家を引退すると編集部に告げる。心は三蔵山がマンガを描く姿を見つめ、デッサンが狂っている原因を突き止める。
★アスリート視点で原因を発見
心は編集者としては駆け出し。でも日本代表候補に迫った柔道家でもあります。
武道家は戦うために自身の体の姿勢を常に整える。重心の取り方をはじめ体のバランスが悪いと戦えないからです。
だから心も人の姿勢を見ることにとても長けています。
老齢から三蔵山は姿勢が前かがみになっている。そのため原稿用紙への視線がズレ、デッサンが狂う原因になっていると指摘するんです。
指摘を受け三蔵山は机やイスの位置を調整。そのかいあって三蔵山のデッサンは元に戻り、自信を取り戻す。新作を描くことも宣言します。
心は新人で編集経験はなし。でも柔道家としての観察眼や洞察力を仕事に生かします。
作家生命の危機に陥った三蔵山を救って、大作家と編集部の先輩たちの信頼と評価を得ます。
作家さんが持っているポテンシャルを発揮するためのサポート力。
編集者にとって必要な素養がわかる、おもしろくて参考になるエピソードです。
★作家のプライベートもサポート
三蔵山に続き、心はほかの作家さんの担当も務めます。
バイブスの人気と収益を支えるエース作品「ツノひめさま」。その著者の高畑一寸。
週刊連載の原稿執筆はメチャ大変で締切前はまさに修羅場。高畑の彼女はかまってちゃんで、むくれてたびたび家出する。そのたびに原稿の進行がストップ。心配しまくる高畑のために心は彼女を探し回り、体を担ぎ上げて連れ戻す。
作家さんのプライベート面のサポートもしているんです。
ストーリーでは、作家さんと編集者のやりとりも出てきます。
作家さんとのネーム(マンガの設計図)の打ち合わせ。さらに、締め切りギリギリでのベタ塗りなど作画を手伝う奮闘シーン。
出来上がった原稿を製版所までダッシュで持ち込む修羅場なども登場。編集者はガマンと体力が資本だと教えてくれます。
2.出版不況に生き残るためのコミカライズ&アニメ化の舞台裏
出版業界の稼ぎ頭はマンガ。デジタル化が進み雑誌が売れない業界で、マンガは紙の書籍と電子版で高い売り上げを弾き出しています。
出版業界が相乗効果を狙って仕掛けるのが小説のコミカライズ。例えば、人気小説が実写映画化された際に、マンガ版も売ろうという戦略。
映画の主演に人気俳優を起用して話題作り。俳優をモデルに主人公キャラを設定しマンガ版を制作。小説版の表紙にも登場させ連動する。
マルチメディア戦略。昭和の時代に角川書店が始めた戦略。小説と映画を連動させた相乗効果でものすごい収益を獲得しました。
今ではアニメや電子書籍が加わっているので、マルチの幅が拡大。新しいビジネスモデルの1つとなっています。
第3巻では、バイブス編集部がコミカライズを実施。仕掛け人はベテラン編集者の安井。
安井の手法は、絵がうまいデビュー前の新人を起用すること。ストーリーは原作があるので絵が描ければいい。
俳優の芸能事務所とイメージをすり合わせ、マンガ版を生み出す。安井は編集部に収益をもたらす稼ぎ頭として、イチモク置かれています。
安井はヒット小説で映画化され、有名アイドルが主演する「ガールの法則」のコミカライズを企画。マンガ家志望の女子大学生、東江絹(あがりえ・きぬ)を作画に起用。コミカライズ作品は評判となる。
でも、安井の手法は作家さんの意思を無視したモノ。業界では「ツブシの安井」と呼ばれていました。
★コミカライズ作品と作家性
絹は大学のマンガサークルや投稿サイトで作品を発表。心が担当になり、デビューを目指していました。
安井も絹が投稿した作品に注目。コミカライズ用の描き手として目をつけていました。
絹は画力は高いが、ストーリーの構成力が課題。心のアドバイスを受けプロデビューを目指していた。一方、安井は絹にコミカライズ作品の作画でデビューしないかと提案。デビューしたい焦り。ベテラン編集者からのオファー。絹は安井の提案を受ける。デビュー作のコミカライズ作品はヒット。だが、絹は自分自身の作品ではないと葛藤。担当の安井からは機械的なオーダーしか来ない。絹は体調を崩してしまう。
絹は作画を降板。親身にアドバイスしてくれた心に裏切ったことを謝罪します。
心も自分の経験の浅さが信頼を得られなかった。絹を挫折させてしまったと悔やむんです。
コミカライズは原作があるため、作家さんがストーリーを考える必要はなし。作家性は必要ありません。
でも作家さんは、マンガ家としてオリジナル作品を世に送り出したい。このジレンマで挫折していくケースがあるそうです。
作家さん、編集者が経験不足に苦しみ、周囲の打算に振り回される展開が生臭くてリアルなエピソードです。
絹は挫折したけど、大学卒業後は働きながらマンガを描く生活を選択。その後、浮上のときを迎えます。
その姿はメチャ感動的。続きはぜひ作品をお読みください。
★大ヒット作を生み出しアニメ化へ
バイブス編集部はメガヒット作を生み出し、テレビアニメ化のチャンスに恵まれます。
大ヒット作品は「ピーヴ遷移」。著者は心が担当する新人作家中田伯(なかた・はく)です。
「ピーヴ遷移」は中田の独創性があふれまくるSFホラー。心は持ち込み原稿を見た瞬間に魅了されました。
画力は「要努力」ながら、圧倒的なストーリー構成力とキャラ設定の強さを持つ。三蔵山のアシスタントを務めて基礎を学び、「ピーヴ遷移」でデビュー。わずか数日で重版出来が決まりマンガ業界で大ブレーク。アニメ化の話も浮上。複雑な家庭環境で育ったことで他人との関わりが苦手。作品が爆発的に売れる中、環境の変化などで心身に異常をきたす。
中田は心身を病み「ピーヴ遷移」は休載。やはり経験不足から心は中田の担当を外され、経験が豊富なベテランの五百旗頭が務めます。
独創性の強い作家さんは、作品の世界と執筆に没入していくため心身のバランスを崩すことがあるそうです。
バイブス編集部は大事をとって、中田が健康的な心身を取り戻すまで休載を決意。作家さんを守ることも編集者の務めなんです。
中田は、三蔵山のアシ時代の先輩で作家の栗山の手伝いをしながら、心身をリハビリ。
数カ月後、体調が戻った中田は連載を再開。心も担当に復帰します。
中田の不調で中断していた「ピーヴ遷移」のアニメ化もリスタート。でも、しがらみやこだわりが錯そうして、ひと筋縄にはいかないんです…。
★作家のこだわりをどう反映させるか
第17巻では「ピーヴ遷移」のアニメ化が進行します。アニメの制作は原作の世界観を生かし、広げる技術が求められます。
五百旗頭や心ら編集部員は作画クオリティが高くて斬新なプロダクションを選択するんですが、編集幹部には既得権益があって…。
制作プロダクションの選択では、編集部と中田の希望する会社と、編集長の相川と関係がある会社のどちらにするかでモメる。五百旗頭は相川の反対をモノともせず、中田が希望するプロダクションで押し切る。それでも相川が推したプロダクションへ謝罪に出向き、しっかりと仁義を切った。
編集長の相川は関係各所に仕事を振って、キックバックを取る裏の顔がありました。でも会社にバレて更迭。退社します。
晴れて編集長になった五百旗頭が先頭に立って「ピーヴ遷移」のアニメ化を推進します。
打ち合わせが進み制作が進行。シナリオも出来上がってくる。制作側はオリジナル回を作ることを要望。中田は没キャラを紹介。アニメにオリジナルキャラとして登場させることになった。でも出来上がったオリジナル回のシナリオに中田が難色。「キャラが全然違うじゃないか」。中田の意見を聞き取り数度の書き直しが行われた。だが中田は「自分のイメージが盛り込まれていない」。体調も崩す。
自分のイメージと言葉をわかってもらうのは無理。中田は落胆し、アニメ化に中止の可能性が浮上します。
作家さんは自分のイメージを大事にしたい。制作側は作家さんのこだわりを大事にして反映させたい。しかし両者の思いを調整するのは難しい。
でもプロダクションと中田の間に立った心が、マンガ編集者らしい妙案を思いつく。中田さんの思ってるキャラ、ネームにしたらどうでしょう?
ここから先の展開はメチャ感動します。ぜひ作品をお読みください。ホッとしてスカッとして、ワクワクしますよ。
3.デジタルへのアプリ対応と作品に価値を与えるスピンオフ企画の制作
社会のデジタル化が推進して雑誌が売れなくなっている出版不況。
そんな中でマンガは、紙の書籍の売れ行きはいぜん好調。でも、紙以上にトンデモなく収益を上げているのが電子書籍版です。
デジタルコンテンツが求められる中でマンガはどストライク。コマ割りもタブレットやスマホに対応。何千冊も端末にダウンロードして持ち歩ける。
まさに新しいビジネスモデル。デジタル社会の救世主として出版各社が権利を持つマンガ作品の電子書籍化を進めています。
「重版出来!」では、電子書籍が世捨て人のようになった作家さんを救うエピソードが登場します。これがメチャ圧巻! 感動的!
★電子書籍で娘に財産を贈る
第2巻。20年前に大ヒットしたギャグ作品「タイムマシンにお願い」の著者、牛露田獏(うしろだ・ばく)のエピソードです。
バイブス編集部に、かつて雑誌で大ヒットした牛露田の作品に映画化のオファーがくる。作品の電子書籍化も企画する。「天才ギャグ作家」といわれた牛露田はヒット後に作品を出さずフェードアウト。今は酒浸りで収入もなく生活保護を受けている。娘・あゆも学校でいじめられる。かつてのヒット作家の現状を知った和田編集長は牛露田を訪ね、映画化と電子書籍化の許可を求める。だが牛露田は「マンガは紙で読むものだ」の一点張り。電子書籍化を認めない。
大御所の作家さんの中には「電子書籍は読みにくい。作品を楽しめない」と先入観があり、名作の電子化を認めないケースもあるようです。
しかも牛露田にはもう一度、作家として作品を描きたいという思いが残っている。
一方で、あゆは高校進学を諦め働いて自立したいと思っているんです。
牛露田は長年の酒浸り生活で手が震え、線も真っ直ぐに引けない。そんな父の姿を見て、あゆは感情を爆発させる。「みんなやりたくない仕事を頑張って、一生懸命生きてるんだ」。「父親が現実を見ないで自分をごまかしているのが恥ずかしいんだ」「目を覚まして…」
あゆの心の底からの叫びに、牛露田は決意します。
作品の映画化と電子書籍化を許可。電子版となった作品は、再び脚光を浴びます。
牛露田は作品の著作権を娘に移し、作品制作の道具を持って姿を消すんです。
あゆは著作権料で生活費をまかなえることができ、再び高校進学を目指します。
古典的な作品でも電子書籍では新しいコンテンツになる。そんな特性が牛露田父娘を救ったんです。
★マンガアプリで作家が再生する物語
第11巻。ヒット作を飛ばした後の作品が不調で廃業を考える女性作家の府川悠(ふかわ・ゆう)。
彼女が便利なマンガアプリで再生するエピソードも秀逸です。
府川はデビュー2作目「あに丸ジャンクション」が打ち切られてスランプに苦しんでいる。「あに丸ー」がマンガアプリの動物マンガ特集の候補になり、編集部へ使用のオファーがくる。追い風に乗ろうと心たちは承諾。編集部のサイトでも「あに丸ー」の電子書籍版の無料配信を実行。「あに丸ー」はアプリで大ブレーク。SNS上で新作を期待する声がわき上がる。紙の単行本の販売動向も生まれ、書店での購入者も増えるという相乗効果が発生。
電子書籍版のブレークで「あに丸ー」の紙版も再重版。心が折れかけていた府川は立ち直り、新作ネームの制作に意欲を燃やすんです。
女性作家の再生の物語はホントに感動的です。
エピソードには、出版社側が仕掛けている電子書籍戦略が反映されています。
編集部は「あに丸ー」のほかにも、三蔵山と高畑の作品の電子書籍版を1週間限定で全巻無料配信しています。
2人の作品は長期連載でコミックスの巻数が多い。書店では最新刊は売れるが、最初の頃の既刊が売れない。そんなデータがある。
でも、電子書籍版で期間限定ながら無料配信すると、コミックスの既刊の販売動向が好調になると説明しています。
一方で、電子版の読者はアプリから作品名と評価レビューを参考に買うため、作品がどの雑誌に載っているか知らない人が多い。
まさにアプリの特性。作品の新旧や掲載誌がメジャーかマイナーかに関係なく横一線。「オススメ作品」として売ることができる強みです。
一方、出版社は「これまでの売り方では届かない」読者が増えている。マンガの出版業界が直面している状況がわかるエピソードです。
★原作に付加価値を与えるスピンオフ企画
第16巻。バイブスの人気作品「ツノひめさま」から生まれた、いわばスピンオフ企画。
「ツノひめさま」人気の核になっている「刀剣女子」をターゲットに、刀剣の美術本を出版するエピソードが傑作です。
編集部は「ツノひめ」ファンに刀剣を愛する読者が多いことに注目。「刀剣名鑑」のプロジェクトチームを立ち上げる。定年が迫る美術本のベテラン編集者、スキルと知識がすごい装丁と製本の担当者、営業担当者と心が、アイデアを寄せる。刀剣愛好者の傾向を分析。刀剣を美しく原寸で見せるための撮影方法、本のカバーの在り方などにこだわる。美術本をアピールするため、専用ホームページを開設。発売日まで本の製作状況をアップするなどSNSをフル活用。ホームページのPVは上昇。「刀剣名鑑」は発売前重版となるほど人気になる。
出版不況を勝ち抜くには、新しいビジネスモデルを作り上げることが大事。
そんな考えから立ち上がったプロジェクトチームは本を作り、売るために一丸で汗をかく。
「刀剣名鑑」の人気で「ツノひめさま」は「刀剣の描写もリアル」という付加価値が与えられ、コミックスの販売動向も向上します。
新ビジネスモデルの可能性を提案している秀逸なエピソード。
それ以上に美術本を世に送り出そうと奮闘する制作者たちの姿が生きいきと描かれ、楽しくなります。
まとめ・「重版出来!」は編集者、業界の情報がわかりやすく学べる
「重版出来!」は、ものづくりの情熱にあふれた作品です。
そしてマンガ編集者の具体的な仕事ぶりや、業界の課題や情報がわかりやすく盛り込まれています。
マンガや雑誌の編集者を目指している人、出版業界への就職を考えている方には、参考書と言える内容が詰まっています。
出版業界は狭き門。国立大や難関私大の学生でも蹴られる厳しさがあります。
特に編集者は、作品を生み出すために作家さんをサポートする。
ネタを提供する必要もあるため、幅広い知識が求められる。それゆえの狭き門なんです。
また、採用試験に受かっても希望通りにマンガ雑誌の編集部に配属されるわけじゃない。
営業などほかの部署になる可能性もあります。
それでも本やマンガ、モノを生み出して売る仕事はエキサイティング。自分の命をささげてもいいくらい、おもしろい仕事です。だから、
「マンガ編集者って、具体的にどんな仕事をしてるのかな? 作家さんの担当は大変かな?」
「出版不況でマンガ業界も厳しいのかな? 生き残るために、どんな工夫をしてるの?」
なんて悩みの人は、ぜひ「重版出来!」を読んでください。
ヒロイン・心のマンガへの情熱が背中を押してくれますよ!
当ブログでは、ほかにも仕事が学べるマンガを紹介しています。ぜひお読みください。
「重版出来!」を「すぐに読みたい!」という方は、スマホなどにダウンロードすれば即読みできる電子書籍版がオススメ。
「まんが王国」「BOOK☆WALKER」「ebookjapan」「コミックシーモア」などのマンガストアなら無料試し読みもできます。
※当ブログではアフィリエイトプログラムを利用して本や商品を紹介しています。
リンク
0 件のコメント:
コメントを投稿