幕張、浦安、印旛沼…地元の風景が広がって〝チバ愛〟が爆上がりする〝千葉マンガ〟3選

2022年8月13日土曜日

マンガを楽しむ

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イオンモール幕張新都心がサバイバル劇の舞台に⁉︎

海や山、大規模施設…千葉にはいろんな風景と顔がある

マンガを読んでいて、ストーリーになじみのある風景が出てくることがありますよね。

オッ!? ここ知ってるぞ!」なんて、ちょっとうれしくなっちゃう。


出てくる風景が、自分が暮らしている地元だったら「アアッ! ウチの近所じゃん!」。テンションが上がって地元愛も爆上がりします。


ワタシが住んでいるのは千葉県。やっぱり地元の人たちや「千葉に興味がある」という方たちから、


千葉県が舞台になっているマンガって、ありますか?


千葉県内に住んでますが、地元が出てくるマンガがあれば読んでみたい!


読めば千葉がもっと好きになるマンガを教えてください!


なんて声がたくさん上がっているんです。


千葉が舞台になっている〝千葉マンガ〟って、けっこう多いんです。海や山があったり、埋立地が多いため大規模な施設があったり。


おとなりが東京なのにイナカだったり。絵になる風景がたくさんある一方で、イジリやすいのも理由でしょうね。


でもたくさんありすぎて、何を読めばいいのか選ぶのに困っちゃう。


この記事では数多くあるマンガの中から、千葉の魅力があふれまくる作品をチョイス。


  1. 「生き残った6人によると」(著者・山本和音さん)
  2. 「弱虫ペダル」(著者・渡辺航さん)
  3. 「浦安鉄筋家族」(著者・浜岡賢次さん)

以上の3作品について紹介・解説します。いずれも名作&力作ばかり。


この記事を踏まえて3作品を読めば、千葉県民の〝チバ愛〟が爆上がりすること間違いなし。


千葉に住んでみたい」と考えている人にも参考になって「よし引っ越そう!」と背中を押してくれますよ。

3作品をチョイスした理由とは?


千葉には広い大規模施設がたくさんあるんです


千葉が舞台のマンガといえば、江口寿史さんの名作「すすめ!!パイレーツ」。だれもが、この作品の名前をあげると思います。


流山の富豪オーナーと千葉農協(今はJA千葉ですね)をバックに誕生したプロ野球球団「千葉パイレーツ」。


オーナーの浪費で球団は貧乏になり、選手はほとんどが千葉出身。所属するセ・リーグでは毎年最下位のダメチーム。


それでも「千葉はエライ!」「千葉は最強!」なんてフレーズが飛び出して、千葉の知名度をあげてくれました(笑)。


ただ本拠地・流山の「千葉球場」でトラクターが走っていたり、イジリ要素がメイン。あまり千葉の風景は登場しない。


一方、この記事で紹介する3作品。いずれも千葉の雰囲気や魅力がたっぷり詰まってます


  1. マンガ家さんが千葉出身・在住だったり、現地の取材や資料の使い方がバッチリ。
  2. 取材&資料を元に千葉の風景を忠実に再現しているので、地元民が共感できる。

この2つがストーリーの魅力をアップ。〝チバ愛〟を爆上げしてくれることが3作品をチョイスした理由です。


ここからは1作品ずつ、ストーリーや魅力について紹介・解説していきます。


1.「生き残った6人によると」

著者は山本和音さん。マンガ誌「ハルタ」で2020年発売のVol.76から連載中。単行本は2022年8月時点で全3巻。


テレビドラマ化もされて、2022年8月9日からMBS(TBS)系で放送中です。


山本さんは千葉出身で新進気鋭の作家さん。ストーリーはラブコメディーゾンビ・パンデミックがミックスされた異色作です。


舞台は千葉市美浜区・幕張にあるショッピングモール「キノ幕張」。


千葉市を代表する大規模ショッピングモール「イオンモール幕張新都心」がモデル(名前以外そのもの)なんです。


★あらすじ


主人公は水上梨々(みずかみ・りり)。房総高校ソフトボール部で2、3番を打つスラッガーの17歳。ジャージ姿のメガネっ娘。


千葉・成田空港で発生したパンデミックに、梨々が巻き込まれてストーリーがスタート。

成田空港の到着機内で血まみれの乗客が発見された。一方で乗客たちは空港リムジンバスなどで家路に着いていた。

学校帰りに梨々は幕張新都心を歩いていた。すると、頭上の立体道路からリムジンバスが落ちてきた。

横転したバスからゾンビと化した乗客たちがワラワラ出てきて梨々の方へ。梨々は持っていたバットで戦おうと構える。

「戦っちゃダメだ」と男(柏正太郎)に止められ、梨々は道路に隣接するモール「キノ幕張」に導かれて避難した。

モール内には正太郎を含め男女7人が入口を閉めてろう城中。梨々の合流翌日、正太郎とモデルの最上紗奈が原付で脱出。

モールでは他の客や関係者は避難済み。でも外では感染が広がり、無数のゾンビがウロウロしているんです。

館内には梨々を含め逃げ遅れた男女が3人ずつ。生き残るために6人がゾンビと戦います。


★サバイバルの中で恋人争奪戦


梨々が合流したモール内の男女5人。みんなクセのある人たちばかり。

【男】会社経営者・れんれん、自称25歳。登山家の平坂亮、23歳。フリーターの入江神、19歳。

【女】ユーチューバーの樫本ビースト、20歳。ベジタリアンの村濱雫、25歳。

ショーウインドウの外側ではゾンビたちがウロついている。自分は生き残れるのか。

まさに極限状態のモール内で、恋愛に興味がないと主張する梨々を含めて男女6人が恋人争奪戦を展開するんです。

夜になって男女別々で休む時、恋バナが始まる。梨々が「なんで皆、皆、恋をするんですか! こんな時に!」と激怒。

ビーストは「近くに死を感じてる。怖い。死ぬ事は仕方ないとしても、ひとりで死ぬのは嫌だ!」と仲間の気持ちを代弁する。

生命の危機である極限状態だからこそ生存本能が働くんでしょうね。

ゾンビと戦うときも自分が勇ましく戦う姿が好きな相手に見えているか意識したり、カッコいいところを見せようとしたり。


そんな中で梨々だけがマジメ。館内図で出入り口を確認したり、食べ物や飲み物、薬がある店の位置を調べたり。


「キノ幕張」の細部まで把握して、なんとか生き残ろうと奮闘するんです。


ストーリーの舞台・イオンモール幕張新都心に大コーフン


1〜3階が吹き抜けの広〜いモール内でサバイバル戦が展開


梨々たちがろう城する「キノ幕張」。まさに「イオンモール幕張新都心」そのまんま。館内が忠実に再現されてるんです。


「幕張新都心」は「グランド」「ペット」「ファミリー」「アクティブ(スポーツ)」の4モールが連絡通路で接続。


「キノ幕張」は「幕張新都心」の施設の構造を採用。館内のフードコートや専門店なども名前を変えて登場しています。


梨々たちはサバイバルの一方で、モール内でパラダイスな日々をすごします。


食事はフードコートや各レストランから持ち寄った食材を味わったり。カフェもあるからオシャレにお茶したり。


洋服もたくさんのお店から選び放題。夜に休む時もベッドなどの寝具売り場があるから清潔で寝心地はバツグン。


梨々だけが使った服とかの値段をチェック。後に料金を払うためのリストを制作。マジメちゃんぶりのギャップがおもしろい。


モールにきたことがある人なら「アッ、この店知ってる!」なんてコーフンしちゃうくらい、館内の雰囲気が再現されてるんです。


ワタシが「生き残った6人によると」を知って購入したのは、「グランドモール」1階にある蔦屋書店。


作品の特設スペースがあって「イオンモールが舞台なんです」というポップを見て買っちゃいました。


★知っている店内でのバトルが最高


モール内でも侵入してくるゾンビとのバトルが展開されます。前述した蔦屋書店がモデルの本屋さんでも激しい攻防戦を繰り広げました。


「幕張新都心」の蔦屋書店はとにかく広い。店内には本棚のほかにもカフェやCDコーナーがあるんです。

梨々は負傷した平坂と書店内にこもったが、たくさんのゾンビが店内に侵入。

ストーリーでは、ゾンビは生前の習性が残っている設定。音楽好きなら音楽に反応する。

梨々は本棚が並んで狭いスペースにゾンビを誘い、バットでゾンビを1人ずつシバく。でもいずれ力尽きるのは目に見えている。

平坂はゾンビたちが有名バンドのシャツを着ていることに気づき、スマホでバンドの曲を流して遠くに投げる。

ゾンビたちがスマホを追いかけるスキに、梨々と平坂は別の場所に隠れた。

助けにきたビーストがCDコーナーでバンドの曲を大音量で流す。ゾンビが気を取られている間に全員が脱出に成功。

実際にモールの近くにある幕張メッセではよくライブが開催されていて、モールにはファンが流れてきます。

書店のゾンビたちも、元はライブからのお客さんたち。平坂は音楽好きの習性を利用してゾンビたちを誘導したんですね。


ゾンビとのバトル劇は幕張新都心の周辺が舞台となってチバ愛が爆上がり


ヒロイン梨々はバツグンの身体能力とキレる頭脳で戦う一方、家族や異性に悩みがある。


サバイバルとヒューマンストーリーが展開する異色の〝千葉マンガ〟「生き残った6人によると」をぜひ楽しんでください。


2.「弱虫ペダル」

著者は渡辺航さん。「週刊少年チャンピオン」で2008年12号から連載中。コミックスは計79巻(2022年8月時点)。


スピンオフ「弱虫ペダル SPARE BIKE」も「別冊少年チャンピオン」で連載中で、コミックスは計10巻(2022年8月時点)。


2012年に舞台化。2013年にはテレビ東京系でテレビアニメ化され、2015年には劇場版アニメも公開。


2016年にはBSスカパーでテレビドラマ化、2020年には実写映画化。大人気が続いています。


★あらすじと登場人物


ストーリーの舞台は千葉県佐倉市千葉県立総北高校自転車部員たちの活躍を描いています。


主人公は小野田坂道(おのだ・さかみち)。総北高校に通うメガネの1年男子。アニメ・マンガ・ゲームのオタク。


大好きなグッズをゲットするためなら、どんなに遠くても高くても困難を乗り越えちゃう一途なタマシイの持ち主です。

中学での坂道にはオタク仲間がいなかった。高校では仲間を作ろうとアニメ研究部へ。でも部員が集まらず…。

坂道はママチャリで登校している。学校の裏門まで斜度20%の激坂があるが歌いながら楽しそうに登坂している。

登坂する姿を見て驚いた同級生の今泉俊輔が、坂道に自転車レースを挑む。

中学時代に自転車競技で活躍した俊輔にとって、ママチャリで激坂をスイスイ登るのは信じられない光景だった。

レースは激坂を登る裏門までの約2キロ。坂道はママチャリ、俊輔はロードレーサー。時間差をつけてスタート。

レースは坂道の粘り足でデッドヒートとなりましたが、わずかな差で俊輔が勝利します。

★小学4年から知らずに〝クライマー練習〟


実は坂道、自宅のある佐倉からオタクの聖地である東京・秋葉原までグッズを買いにママチャリで通ってたんです。


電車代をグッズ購入費にあてるため、小学4年からママチャリで佐倉〜秋葉原間の片道約45キロを激走。


しかも両親がママチャリのギア比を軽くして、ペダルをこいでも遠くにはいけないように細工してあるんです。


佐倉〜秋葉原間の往復距離は約90キロ!自転車競技のロード練習そのもの。これを子どものころから週一で実践。


ギアが軽いとペダルがメチャ回る。まさにハイケイダンス高回転)。ロードレースでの登坂に向いた走りをしてきたんです。

レース後、アキバで坂道はロードレースで活躍する関西出身の同級生・鳴子章吉と知り合い、自転車で走る楽しさを知る。

坂道は俊輔、章吉に導かれるように自転車部に入部。主将の金城真護らにクライマーとしての素質を見出される。

総北のクライマー・巻島裕介の指導や励ましを受け坂道はレギュラー入り。インターハイなど大レースで活躍していく。

ワタシも高校時代は自転車部。競輪場でのトラック競技やロードレースに出たことがありますが、めちゃキツくて挫折(泣)。

自転車競技には筋力や体力に加え、キツくても折れない、トップスピードと競り合いでビビらないハートが必要なんです。


坂道は佐倉〜アキバ間の往復でクライマー、ステイヤー(長距離向きの筋肉のある選手)向きになっているんですね。


そして「グッズをゲットするぞ」と目的を達成するための強い意志と集中力も身につけた。


気が優しくて小柄だけど、すごく強くて勇敢なオタク男子の坂道が激しいレースで成長していく姿が最高なんです。


★チバ愛を爆上げする風景の描写力


佐倉ふるさと広場のオランダ風車。ストーリーにも登場


「弱虫ペダル」の舞台は千葉県佐倉市。印旛沼の恵みを受けて、古代から多くの人が住み着いた、豊かな自然が広がる街です。


江戸時代には佐倉藩があって、街には武家屋敷が点在。歴史を感じさせ庶民的な雰囲気もただよっています。


そんな街にたたずむ千葉県立佐倉高校。ここが坂道の通う総北高校のモデルとされています。


佐倉高校は名門県立校。前身が佐倉藩の藩校(藩士の子弟が学ぶ学校)。野球部OBには「ミスター巨人」長嶋茂雄さん!


ただ自転車競技部はなくて、学校は平地にあります。さらに総北高の校舎のモデルは千葉県立松戸高校とされています。


総北高校は佐倉高のたたずまい、松戸高のオシャレな校舎が合体してるんですね。


そして総北高校の最寄り駅「学園上総駅」。モデルは京成佐倉駅(アニメ版では実名で登場)です。


マンガ版では駅名が違うけど、京成佐倉駅のたたずまいと雰囲気の再現度がメチャ高い。


京成電鉄の各駅はホント昭和の雰囲気がただよって、すごくいい風情なんですよね。


有名なのは映画「男はつらいよ」で出てくる柴又駅寅次郎がケンカして妹のさくらに見送られる駅です。


「学園上総駅」も京成電鉄の駅が持つ魅力を忠実に再現しているので、メチャ地元愛を感じるんですよ。


★自然豊かな景色が味わえる印旛沼サイクリングコース


印旛沼から続く花見川サイクリングコースの終点は海です


ストーリーでは印旛沼周辺の美しい景色が再現されています。


印旛沼は朝陽と夕陽を眺めることができる景勝スポット。周辺には「印旛沼サンセットヒルズキャンプ場」もあります。


有名なのは「佐倉ふるさと広場」にあるオランダ風車の「リーフデ」。ストーリーに何度も登場します。


「佐倉ふるさと広場」を起点にした印旛沼サイクリングコースがあり、南下すると東京湾に出られるコースもあるんです。


ストーリーに登場したエピソードで印象的なのは、第8巻RIDE.67石道の蛇」。

インターハイ出場を決めた総北高校に、ライバル箱根学園自転車部の主将・福富寿一が訪問。金城に謝罪する。

2人は2年次のインターハイで激突。福富が金城のジャージを引っ張って落車させた因縁がある。

金城と福富は2人で印旛沼サイクリングコースを走って、高校最後のインターハイで戦おうと健闘を誓い合う。

ワタシは2人の背景に描かれている風車を見て「アッ、ここ行ったことがある!」とコーフンしてしまいました(笑)。

実は金城と福富がもう少し走って南下したら、ワタシの地元を通るんです。


印旛沼サイクリングコースは途中で花見川サイクリングコースにつながる。


印旛沼から終着点になる千葉市美浜区の「検見川の浜」海岸まで片道30キロ。川に沿うコースは自然豊かで最高ですよ。


スタート&ゴール地点は鉄道駅に近く、輪行してコースを楽しむこともできます。興味のある方は、ぜひ試してみてください。


そしてチバ愛が楽しめる「弱虫ペダル」をぜひ、お読みください。


3.「浦安鉄筋家族」

著者は浜岡賢次さん。「週刊少年チャンピオン」1993年10号から2002年13号まで連載。単行本は全31巻が刊行。


さらに「元祖!浦安鉄筋家族」が「週刊少年チャンピオン」2002年17号から2010年48号(単行本は全28巻)。


毎度!浦安鉄筋家族」が「週刊少年チャンピオン」2010年49号から2018年14号(単行本は全24巻)。


現在も「あっぱれ!浦安鉄筋家族」が「週刊少年チャンピオン」2018年16号から連載中。


2022年8月時点でコミックスは計13巻が発売中。大人気シリーズ作品です。


「浦安鉄筋家族」は1998年にTBS系でテレビアニメ化。「毎度ー」も2014年にTOKYO MXなどで放送。


2020年には「浦安鉄筋家族」がテレビ東京系で実写ドラマ化。佐藤二朗さんが主演し大人気となりました。


★登場人物とあらすじ


舞台は千葉県浦安市。国内最大級の遊園地で超人気スポット、東京ディズニーリゾートがある街です。


そして浦安に住む小学生・大沢木小鉄おおさわぎ・こてつ)が主人公。


小鉄の家族や友人たちによる、日々のドタバタ劇が描かれています。小鉄たちが、パワフルかつ過激に暴れ回りますよ。

小鉄は大沢木家の次男。浦安第二小学校(連載当初は2年生)に通っている。

暑くても寒くてもTシャツとパンツ姿でボウズ頭。途中からは上半身ハダカで登校。

とにかく元気で365日遊び切りたい子。学校も大好きで毎日登校。夏休みなどでも登校するので連続登校記録を更新中。

ヒロインの西川のりこ&菊池あかね、親友の上田信彦、土井津仁、鈴木フグオらと過激に遊びまくる。

小鉄の父・大鉄はタクシー運転手。腕はいいけど運転が過激&ザツでお客さんがビビりまくるほど。

大鉄はズボラな性格で、クツをはいたまま家に上がったり。ヘビースモーカーで缶ピースを全部くわえて味わったり。

小学校の先生たちも個性派ぞろい。小鉄の担任の春巻龍は超ビンボーで常に空腹。自宅アパートや教室でなぜか遭難する。

友だちや家族、先生らが小鉄と過激に絡み合うドタバタストーリーが展開。


エネルギーがありあまっている小学生たちの姿が明るくて元気がもらえます。


★過激でメチャ明るいストーリーがフルスロットルで展開


ストーリーは1話完結型。ちょっと下品。家や教室、道や空き地などでウン◯が落ちてたり。


でも子ども向けのギャグマンガには絶対に欠かせない要素ということで、浜岡さんがこだわって登場させてます。


子供たちの遊びっぷりも過激。小鉄らが友だちを振り回していたら、勢いがついて空に飛んでっちゃったり。


過激さを象徴するのがプロレス技。浜岡さんが大のプロレスファンで、メチャ登場します。

家でタバコを吸いまくり、部屋中をケムリで充満させた大鉄に、奥さんの順子が怒りのウエスタンラリアット

あかねが小鉄に垂直落下式のブレーンバスターを決めたり。パイルドライバーとか必殺技がバンバン飛び出します。


この過激さがストーリーにスピード&パワフル感を与えてるんです。


登場キャラには苦しい生活を懸命に生きている人も登場します。例えば小鉄の親友の仁&仁ママの土井津親子

土井津家は母子家庭で極貧。墓場の裏の空き地にある廃屋で暮らしている。2人は常に空腹で食べ物を探している。

仁は坊主頭でヒタイに星マークのあざがある。服は着た切りスズメで素足。お金に執着があり計算が速いので成績が優秀。

仁ママは鬼のような顔で髪はボサボサ。気性も荒い。スーパーのタイムセールに参戦するが気合が空回りしてエモノを逃し気味…。

仁ママはツメをヨソの家のカギ型に加工して侵入したり。でも土井津親子は悲惨さを感じさせないパワフルぶり。生きる元気をくれるんです。


★プロレス好きの作風が過激さを加速させる

ストーリーでは、芸能人やスポーツ選手など有名人をパロったキャラクターが多く登場するのも特徴の1つです。


特に目立つのがプロレスラー。これもプロレス好きの浜岡さんのこだわりから。


アントニオ猪木さん、ジャイアント馬場さん、橋本真也さんらにソックリなキャラのおマヌケぶりがたまらないんです。


最も過激に描かれているのが猪木さん。浦安第二小学校の教頭先生として登場しています。


校長の馬場さんの足を引っ張って、自分が校長になろうとワナを仕掛ける。でもことごとく失敗して痛い目にあう。


力道山亡き後の日本プロレスで展開された馬場さんと猪木さんのトップ争いをパロってる感じがして最高です。


そしてウン◯ネタ。猪木さんがひねり出す量がハンパじゃない。

ある日、強烈な便意をおぼえた猪木さんが、ガマンできず小鉄の家に飛び込んでトイレを借りる。

ものスゴい音を響かせた後、あわてながら猪木さんが感謝の言葉を残して立ち去る。その直後に小鉄の姉・桜がトイレへ。

トイレから桜の「キャ〜!!」という叫び声。便器は超山盛りのウン◯が埋め尽くしていた…。

猪木さんのウン◯ネタは数多く登場。浜岡さんは大ファンらしいんですが、憧れの人をここまで描き尽くす猪木愛が素晴らしい。


★さりげなく登場する風景が地元愛をくすぐる


浦安は漁師町として発展してきました


ストーリーの舞台になっている浦安市。前述した通り東京ディズニーリゾートがあることで有名ですが、それだけじゃない。


歴史と下町風情がただよう、ステキな街なんです。


海沿いには東京ディズニーリゾートがありますが、海にそそぐ「鏡川」が浦安の街を静かに流れているんです。


河岸には船がつながれていて、両わきには江戸の情緒を伝える昔ながらの家並み。風情があるんです。


浦安は江戸の昔からの漁師町ノリの産地でもあります。ノリをとるためにたくさんの「ベカ舟」が東京湾に出ていく。


山本周五郎の名作小説「青べか物語」の舞台でもあるんです。


そんな風情のある鏡川の河岸で、上半身ハダカの小鉄ら子供たちが遊んでいる。


漁師たちの守り神をまつった「清龍神社」の境内では、小鉄たちがサッカーボールを追いかけている。


住宅街の海楽1丁目にある「海楽南児童公園」でも、小鉄たちが走り回っている。


ストーリーでは日常のワンシーンとして登場。浦安市以外に住んでいる人には、どこにでもありそうな風景です。


浦安の人たちには、おなじみの場所。再現度がメチャ高いのに、さっき通ったときと同じようにさりげなく描かれている。


また小鉄たちが遊んでるな」とうれしくなっちゃう名シーンでもあるんです。


浦安市民の人や「住んでみたい」と思っている人の〝地元愛〟を爆上げしてくれる「浦安鉄筋家族」。ぜひお読みください。


まとめ・移住を考えている人が読めば街の風情や雰囲気がわかる


ここまで千葉県民の〝チバ愛〟を爆上がりさせてくれる3作品について紹介&解説してきました。


  1. 「生き残った6人によると」(著者・山本和音さん)
  2. 「弱虫ペダル」(著者・渡辺航さん)
  3. 「浦安鉄筋家族」(著者・浜岡賢次さん)

上記の3作品は、いずれも千葉の雰囲気や魅力がたっぷり


  1. マンガ家さんが千葉出身・在住だったり、現地の取材や資料の使い方がバッチリ。
  2. 取材&資料を元に千葉の風景を忠実に再現しているので、地元民が共感できる。

上記のオススメする理由の2点に関して、メチャ際立っています。だから、


千葉県が舞台になっているマンガって、ありますか?


千葉県内に住んでますが、地元が出てくるマンガがあれば読んでみたい!


読めば千葉がもっと好きになるマンガを教えてください!


なんて考えている人にはピッタリの名作&力作なんです。


また、オススメしたいのは「千葉に住んでみたいな」と考えている人。


3作品には千葉の風景が忠実に再現されていることに加え、歴史や風情、雰囲気もバッチリ盛り込まれています


だから、引っ越し先を決める際の参考になるんです。千葉への移住を考えている方も、ぜひ読んでほしい作品です。


当ブログでは、ほかにも面白いマンガを紹介しています。ぜひお読みください。


「がきデカ」少年警察官こまわり君が大ブームを巻き起こした変態ギャグと〝その後〟を楽しもう


「嗚呼!!花の応援団」男くさくて下品だけどホロリと泣ける「伝説のギャグ名作」3つの異彩

この記事で紹介した3作品を「すぐ読みたい」という方はスマホなどにダウンロードすれば即読みできる電子書籍版がオススメ。


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