「ブラック・ジャック」〝新作〟は面白い?内容は?AIと人間のコラボ作が教えてくれる3つの可能性

2023年12月23日土曜日

マンガを楽しむ

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伝説の医療漫画の〝新作〟とは ⁉︎

「漫画の神様」手塚治虫さんの作風と世界観を見事に再現

漫画の神様、手塚治虫さんの代表作「ブラック・ジャック」。

昭和の少年少女たちやオトナも胸を熱くした、無免許の天才医師の漫画が令和で復活しました。


週刊少年チャンピオン」2023年11月22日号(52号)で、巻頭カラー32ページが掲載されたんです。


驚くべきことに〝新作〟は、A I(人工知能)と人間のコラボでストーリーと絵を制作したというシロモノ !


ワタシも拝見したけど、手塚さんタッチのブラック・ジャックを見事に再現。


手塚さん風のヒューマンストーリーも見事に展開。A I が秘める、人間に負けない創造性を感じさせる出来だと感じました。


ネット上でも「手塚さんの作風そっくりで面白かった」と評価も上々です。


一方で、まだ作品を読んでいない人からは、


A I が人間とコラボしたストーリーって、内容はどうなの? ぶっちゃけ面白い?


A I と人間のコラボ作品って、絵とかはどうやって作ったの? ちゃんと描けてるの?


今回はコラボだったけど、将来的に A I だけで漫画を作れるのかな?


そんな声がたくさんあがっているんです。


この記事ではブラック・ジャックの〝新作〟をワタシが読んで感じた、作品が持つ魅力と可能性として、


  1. 対話型生成 A I と人間がコラボで制作したストーリーの出来
  2. 画像生成 A I が描き出した登場キャラクターのクオリティー
  3. A I は近い将来に漫画家=人類の創造力を超える ⁉︎

上記の3つの可能性を紹介&解説します。この記事を読めば〝新作〟のストーリーの制作過程や内容がよく分かる。


登場キャラの制作過程と絵のクオリティーや、漫画の創作で A I が秘めている可能性がよく分かります。


そして実際に作品のページを開いて新作を読みたくなりますよ

「ブラック・ジャック」と〝新作〟について


★昭和を代表する医療漫画


「ブラック・ジャック」は1973年から1983年まで「週刊少年チャンピオン」で連載。ファンからの愛称は「 B・J 」(以後続きます)。


全242話を収めた単行本は全25巻。文庫版、新装版なども発売中です。


漫画だけじゃなく、アニメ実写ドラマ映画舞台化などさまざまなメディアで展開されている名作です。


主人公は無免許ながら、天才的な手術の腕を持つ外科医ブラック・ジャック間黒男)。


一方で法外な値段の手術代を請求するので、医学界では鼻つまみ者。


でも懸命に生きようとする人、大切な人を救ってほしいと心から熱望する人には請求額が「1円」だったり。


ブラック・ジャックは子どもの頃に爆発事故に巻き込まれ、損傷した体の部位を繋ぎ合わせるなど大手術の末に生還。


違う色の肌を移植された顔には、縫合の跡が残る異相の持ち主。血を吐くようなリハビリの末、天才的な外科医になりました。


外科手術の腕はバツグンで、どんな困難な手術でも患者を助けちゃう


自分がエキノコックスに寄生されても自力で開腹手術をしたり、グレイ型の女性宇宙人のオペを成功させたことも!


ストーリーには「命の尊厳」というテーマが流れ、読者が命の大切さを感じることができる極上の医療漫画です。


★令和によみがえった「 B・J 」


手塚さんは1989年に死去。「 B・J 」の続編を読むことはかなわなくなっていました。


ところが2023年、「週刊少年チャンピオン」11月22日号に〝新作〟が掲載。


T E Z U K A 2023 ブラック・ジャック 機械の心臓―H e a r t  b e a t  M a r k Ⅱ」のタイトルで巻頭カラー32ページ。


2023年が「 B・J 」誕生50周年にあたり、手塚さんの長男・さんが「T E Z U K A 2023プロジェクトを立ち上げ。


新たに制作された〝新作〟がお披露目されたーというのが掲載への経緯になります。


驚いたのは、作品が A I を使って制作されたこと。ストーリー対話型生成 A I GPTー4」。


作画では画像生成 A I S t a b l e D i f f u s i o n」が担当しました。


そしてプロジェクトに集結した大学の A I 研究者手塚プロなどのクリエイターたちが、A I  を駆使して〝新作〟を完成させました。


作品の評価は高く「手塚さんの作風そのまま」「もう漫画家はいらなくなるんじゃない ⁉︎」なんて声がたくさんあがりました。


ここからはストーリー、作画の制作過程や内容・クオリティーについて紹介&解説していきます。


1.対話型生成 A I と人間がコラボで制作したストーリーの出来


★先端医療を超えた〝難病〟が発症


〝新作〟「機械の心臓―H e a r t  b e a t  M a r k Ⅱ」では、「 B・J 」ゆかりのキャラが登場します。


まずは主人公の「 B・J 」。そして助手のピノコ。双子の姉のお腹の中で奇形嚢腫(のうしゅ)」の状態で成長し B・J に救われた女の子。


安楽死専門の「黒い医師」、ドクター・キリコ。難病の患者の意思を無視した延命治療などに「意味があるのか?」と問いかける人。


この3人を軸にストーリーが展開されます。

人工臓器など最先端医療を誇る「K A W A M U R Aテクノス」のビルに、ピノコを連れた B・J が訪れた。

ピノコの人工皮膚を新しくするためだったが、同社の C E O の川村天(たかし)に「患者をみてほしい」と頼まれる。

患者のマリアは全身がサイボーグのような姿。生まれつきの遺伝子異常で成長と同時に身体機能が劣化した。

各部を人工物に変え、人工心臓も移植。人工心臓は血腫が発生するのが欠点だが、 A I に心筋データを学習させ問題を克服。

マリアは脳以外の臓器がほぼ人工物。 タイトルの「H e a r t  b e a t  M a r k Ⅱ」はマリアのために開発した人工心臓の名前です。

でも、A I による管理で問題をクリアしたはずの人工心臓でも血腫が発生してしまう。

川村からマリアの治療を頼まれた B・J はカルテを見て「私の手には負えない」。

川村は「10億円出します」「マリアは私の娘なんだ!」と訴えるが、 B・J は立ち去ってしまう。

B・J は人工心臓での血腫の発生の原因が思いつかないため、治療を断りました。

★心に刺さるピノコのセリフ


でも体がバラバラの状態で成長し、 B・J に救われたピノコが疑問を呈します。

「先生、ピノコもサイボーグなの?」と問うピノコに、 B・J は「お前は人間だよ」。

ピノコ「こえ(皮膚)作りもの」。 B・J 「皮膚は人工だが、臓器は全部本物だ。だから人間なのさ」。

ピノコ「じゃあマリアちゃんは? 体のほとんろが人工になったや人間じゃなくなゆの?」

ピノコ「ろこまれが人間れ、ろこから人間じゃなくなゆの?」

B・J は心の中でサイボーグのようになったマリアを「人間」ではない、だから治療できない。そう思い込んでいたようです。

ピノコの言葉を受けて、 B・J は A I による先端治療の文献などを熟読。治療のヒントを見つけ、ピノコとマリアの元へ。

絶望した川村はキリコに依頼。キリコは「こうまでして生かされて幸せなのか」とマリアの〝処置〟を始めようとする…。

こうして B・J の新たな戦いが始まるわけです。

B・J はマリアの救命に全力を注ぎます

★人間と生成 A I がチャットでストーリーを練り上げる


プロジェクトではストーリーを制作する上で 「GPTー4」を使用しましたが、一方で仲介 A I も使ったそうです 。


仲介 A I は「 B・J 」をはじめ手塚作品の約200話分のテキストデータを読み込み、登場キャラの特徴や世界観を学習


プロジェクトは仲介 A I のアシストを受け、GPTー4を駆使しました。


作品ジャンルに「生物」「機械」を選び、テーマに「手術」「生と死」を選択し GPTー4に入力


ジャンルとテーマを入力され、仲介 A I のデータを読んだ GPTー4は、タイトル名の候補とそれぞれを説明する概要プロット)を出力。


その中の1つが「機械の心臓」。プロジェクト側が細かい不明点などを入力して問いかけると、 A I 側が新たなアイデアを提案。


そんなやりとりを繰り返して、〝新作〟のストーリーを練り上げたそうです。


手塚眞さんによると、 A I が作ったストーリーには指示をしていないのに手塚作品の核である「命の尊厳」が盛り込まれていたそう。


B・J を含めた手塚作品のテーマ&世界観である「命の尊厳」を押さえているあたりが、A I のスゴさと可能性を感じさせます。


★ストーリーはちょっと詰め込みすぎ ⁉︎


後半のストーリーでは B・J が、人工臓器が連携ミスを犯しバグやエラーが発生していると診断。


金融相場で発生する「フラッシュクラッシュ瞬間暴落)」になっているとみて、血腫の除去バグ修正を試みます。


一方で B・J と川村によって、すんでのところで〝処置〟を中止させられたキリコが心臓発作で倒れたり。


めちゃ劇的な展開が続きます。B・J の神技的な手術シーンも加わって、ハラハラドキドキするシーンが連続するんです。


でもストーリーを読み進めていくにつれて、ちょっとゴチャゴチャしている印象も受けました。


いろんな要素を詰め込みすぎていて頭に入ってこない。逆に淡々として話が浅い印象整理が必要な感じがしました。


もし手塚さんが同じストーリーで作品を制作していたら、もう少し分かりやすくスッキリしたんじゃないのか。


手塚さん全盛時代に活躍した雑誌各社のエース「手塚番」の編集者が関わっていたら、ストーリーを修正していたんじゃないか。


正直、読後はそんな風に感じました。


2.画像生成 A I が描き出した登場キャラクターのクオリティー


★画像生成 A I の精度はメチャ高い


「 B・J 」の作画では、「S t a b l e D i f f u s i o n」が使用されました。


こちらの A I にも B・J はもちろん、ほかの手塚作品に登場するキャラ学習させたそうです。


そして主に A I に担当させたのは、この〝新作〟で初登場となった川村マリアキャラデザイン


A I は学習した手塚作品のキャラの特徴を生かして、2人の新キャラのデザイン案をプロジェクト側に提示。


プロジェクト側が髪型ポーズなどを注文し、これを受けた A I が修正デザインを再提示。


こうしたやりとりを繰り返し、2人の新キャラを完成させたとのことです。


ただ作画では、 A I がデザインしたキャラにプロジェクト側のクリエイターが手を加えA I が描いた絵は使わなかったそう。


理由は A I が描いた絵を商業的に使用することに関しての疑問があったからだそうです。


でも A I のキャラデザインは、いずれも手塚タッチが見事によみがえったと思える出来栄え。


画像生成 A I の作画精度の高さを証明しているんです。


★ネームはクリエイターが担当


「 B・J 」のキャラデザインでは、 A I が作り出したデザイン案をプロジェクトのクリエイターが手を加えて完成させた形でした。


そしてネーム(漫画のコマ割り、設計図ですね)もクリエイターがストーリーにそって制作。


背景人物の担当それぞれが制作を進行。完成したそれぞれの絵をデジタル上で合体させて作画を完成させたそうです。


「 B・J 」の〝新作〟が発表されたというニュースを受けて、「 A I が漫画を作ったんだって ⁉︎」と驚いた方は多いと思います。


ワタシも最初はそう思ったんですが、厳密には、 A I が提示したデザイン案を使って人間が完成させた形


まさに「 A I と人間のコラボ」だったわけです。


現時点の画像生成 A I は、イラスト風の絵を生成するのがメインな内容。


要するに、 漫画の制作過程に必要なネームを作るまでには至っていないようです。


ネーム作業も学習させた A I の登場が待ち遠しいところですね。


★作画の精度は高いけど… 


画像生成 A I が描き出した登場キャラクターたち。主人公の B・J をはじめ、すべてのキャラで手塚タッチを見事に再現しています。


手塚さんの原画とまったくそん色がない出来栄え。画像生成 A I の作画の精度がメチャ高いことを証明しました。


また完成した〝新作〟も、クリエイターたちがネームと作画を完成させたとはいえ「 B・J 」の世界観をしっかりと再現しています。


ただ…。ここからはワタシの感想、あくまでも私観として続けます。


ただ…、正直いってちょっと残念でした。


絵自体は手塚さんのタッチを再現できているんだけど、キャラの表情にメリハリがない一辺倒な感じがするんです。


作品中で B・J はマリアの治療法を模索するんですが、その間の表情は変化が少なくてものたりない


難病に挑戦する B・J を描く際、手塚さんはコマごとに表情を変えたり体を動かして悩みまくる姿を表現。


だからページには緊迫感が漂いまくっていて、読んでいたワタシもドキドキ。


悩み苦しむ B・J にシンクロ(共感)する気分を味わえました。


そしてワタシが感じた「残念さ」の原因は 、A I ではないんです…。


3.A I は近い将来に漫画家=人類の創造力を超える ⁉︎


★ストーリーと作画に感じた「残念さ」をまとめると…


この項では、ここまで紹介&解説してきた「 B・J 」の〝新作〟のストーリーと作画について振り返ってみます。


ストーリー


手塚作品を学習した A I が提案した物語のプロット案は、手塚作品の根幹である「命の尊厳」が盛り込まれていた。


A I のプロット案をベースにプロジェクト側がさまざまな要素を肉付けしてストーリーを完成させた。

 

ただストーリーにはいろんな要素が盛り込まれていたため、ちょっとゴチャゴチャしている印象を受けた。


多くの要素を詰め込みすぎていて頭に入ってこない。逆にストーリーが淡々と進み浅い印象もあり整理が必要と感じた。


作画


手塚さんの絵のタッチを学習して A I が描いた、 B・J やピノコなどのレギュラーキャラは見事に再現されていた。


新キャラのデザイン案も手塚タッチが再現されていて、「 B・J 」が復活したように感じる出来栄えだった。


ただ登場キャラの表情にメリハリがなく変化が少ない。表情が一辺倒なので、読んでいてものたりなく感じる。


上記の理由があることから、ワタシは〝新作〟を「残念」に感じたわけです。


★「残念さ」から感じた漫画編集者という存在の大切さ


前述しましたが、〝新作〟は A I が完全に描いたものではありません。 


A I が提示したストーリー&キャラデザイン案をベースに、プロジェクト側がネームを作り肉付けして作品を完成させました。


まさに A I と人間のコラボだったワケです。


コラボの理由は、プロジェクト側によると、作画に関しては A I が描いた絵を商業的に使うことを控えたとのこと。


ここからはワタシの推測ですが、コマ割りなどのネームの制作ネームに基づく作画作業をプログラミングした A I がまだない


ワタシが感じた「残念さ」は、「人間とのコラボ」が原因だと思うんです。


若い頃の手塚さんは、描いた作品の中に気になる点があると徹底して描き直したそうです。


さらに「手塚番」といわれた各雑誌社のエース編集者たちが、手塚さんにベタマークして作品を完成させていました。


ネームの段階では「ここはこうした方が!」なんて一歩も引かない、激しすぎる打ち合わせ駆け引きがあったそうです。


令和の漫画家と編集者の間でも、ネーム段階でのぶつかり合いはメチャ大切な作業です。


一方、今回の〝新作〟の制作過程で遠慮のない意見をぶつけてくる編集者はいたんでしょうか?


この辺りはワタシには分かりませんが、〝新作〟を読む限り編集者が介在した気配は感じませんでした。


プロジェクト側が完成させた〝新作〟が、そのまま雑誌に掲載された感じがするんです。


★ A I は完全原稿を作ることができるようになる


今回の〝新作〟は A I と人間のコラボ、合作という形で完成しました。


作品の制作過程では、 A I が作った原案を人間が肉付けして完成させています。


それだけに「 A I だけでは漫画が作れないんじゃない ⁉︎」と思った方が多いんじゃないでしょうか?


でもストーリーでは手塚作品の根幹である「命の尊厳」をしっかり押さえたプロットを提案。


作画でも B・J やピノコらレギュラーをはじめ、新キャラのデザイン案も手塚さんが作ったと思える出来栄えでした。


ワタシは、 A I は自力で漫画の完全原稿を作ることができるようになると感じています。


現段階の A I は完全原稿を作るだけのデータや学習が足りていないネームを作るプログラミングがされていないだけ。


だから A I だけに漫画を任せるつもりで、十分なデータを学習させて完全制作へのプログラムがなされれば…。


ストーリーも絵も手塚タッチじゃん!」とうなってしまう作品を作ることができると思うんです。


ワタシが興味可能性を感じているのは、 A I オリジナルの作品ができるのかどうか?


現在の生成 A I は、作品などの作り手が打ち込んだデータを学習したり、ネット内にある情報を利用してストーリーを組み立てています。


だから「どこかで読んだ気がする」感じになりがち。そうではなく A I が、人間が創造するようにオリジナル作品を作れるのか?


これって「 A I は独自に思考し改良できるようになり、いずれ人間を超えて支配する」とウワサされる、2045年問題


いわゆる「シンギュラリティに近いものがあります。


ワタシは A I が漫画の制作作業の過程やノウハウすべてを学習すれば漫画家さんに負けない完全オリジナル作品を作れると考えています。


そしてオリジナル作品を作れるようになった時…。それは A I が人間の創造力を超えた瞬間かもしれません。


その時、ワタシたち人間は A I の支配下にあるかもしれませんよ…


まとめ・ 〝新作〟で A I が秘めている漫画制作の可能性を楽しもう


A I によるオリジナルの作品を読んでみたい 

ここまで A I と人間のコラボで制作された「 B・J 」の〝新作〟、「機械の心臓―H e a r t  b e a t  M a r k Ⅱ」を紹介してきました。


そして実際に〝新作〟をワタシが読んで感じた、作品が持っている魅力と可能性として、


  1. 対話型生成 A I と人間がコラボで制作したストーリーの出来
  2. 画像生成 A I が描き出した登場キャラクターの精度
  3. A I は近い将来に漫画家=人類の創造力を超える ⁉︎

上記の3つの可能性を紹介&解説してきました。


この記事を読めば〝新作〟のストーリーの制作過程や内容がよく分かる。


登場キャラの制作過程と絵のクオリティーや、漫画の創作で A I が秘める可能性もよく分かります。だから、


A I が人間とコラボしたストーリーって、内容はどうなの? ぶっちゃけ面白い?


A I と人間のコラボ作品って、絵とかはどうやって作ったの? ちゃんと描けてるの?


今回はコラボだったけど、将来的に A I だけで漫画を作れるのかな?


そんな風に疑問に感じている人にはピッタリの内容です。


実際に「 B・J 」の〝新作〟を読んで驚いたのは、 A I が作ったストーリーのプロットのポテンシャルが高いこと。


さらにA I が生み出した絵の精度の高さも感じました。


作品の総合的な評価としては「残念」と表現したけど、原因は A I をアシストしたプロジェクト側の漫画編集スキルだと考えています。


だから漫画制作に特化したプログラミングや学習が A I にほどこされ、漫画編集のプロがたずさわったら…。


作品はさらに面白くなる可能性を秘めている。そしていずれは A I だけで面白い漫画を作ることができる。そう感じました。


そんなワタシの実感を確かめる意味でも、ぜひ「 B・J 」の〝新作〟をお読みください。


きっと、いろんな思いが湧き上がってきますよ。


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この記事で紹介した作品を「すぐに読みたい」という方にはスマホにダウンロードすれば即読みできる電子書籍版がオススメ。


ちなみに「 B・J 」の〝新作〟が掲載されている「週刊少年チャンピオン」の紙版は、ブックストアなどでは価格が上昇中(苦笑)。


そんな状況を踏まえて、価格もリーズナブルな電子書籍版をオススメします。


また手塚さんが描いた「 B・J 」もブックストアで発売中。「ebookjapan」や「まんが王国」などでは無料で試し読みもできますよ。


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