「経験・学歴不問の仕事本」風俗・ガテン・マグロ船…ちょっと変わった気になる仕事が分かる厳選3作品

2024年3月28日木曜日

小説を楽しむ

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マグロ漁船は大金が稼げるといわれるけど…

都市伝説のようにウワサになっている仕事のことが分かる


この記事を読んでいる方は、仕事を探している人が多いと思います。


学生さんなど新社会人として仕事を探している人。今の職場からジャンプアップして転職しようとしてる方。


さらに「ちょっと変わった、珍しい仕事」を探している人。ワタシの周りやネットでも、


変わった仕事、珍しい仕事を教えてください!」なんて声がけっこうある。


そして風俗ガテン系、マグロ漁船員など都市伝説のようにウワサになっているような仕事を探している人も少なくないはず。


そんな方が参考にするのが求人サイトやスポーツ紙などの「三行広告」じゃないでしょうか?


千差万別いろいろ掲載されてます。そして「変わった仕事」の募集要項には「経験・学歴不問」なんて書かれている。


でも仕事の内容がいまひとつ分からなかったりします。だから、


あの仕事が気になるんだけど、キツいのかなあ? それに稼げるの ⁉︎」なんて声も多い。


そんな悩める方にピッタリの本があるんです。


この記事では、ちょっと変わっていて気になる仕事をくわしく紹介している本をチョイス。


  1. 「潜入ルポ 経験学歴不問の職場で働いてみた」(著者・野村竜二さん)
  2. 「借金を返すためにマグロ漁船に乗っていました」(著者・菊地誠壱さん)
  3. 「メーター検針員テゲテゲ日記」(著者・川島徹さん)

上記の3作品について紹介&解説します。


いずれも都市伝説のようにウワサされていたり、ちょっと変わっていて気になる仕事の内容や実体験がくわしく書かれています。


この記事を踏まえて作品を読めば、気になる仕事のことが分かり就職や転職に役立ちますよ

3作品を紹介する理由について


東京の新宿・歌舞伎町にはいろんな店や仕事がひしめく


実はワタシ、いい歳のオッサンになってきて最近は転職を考えるようになりました。


勤め人なので定年65歳制に移行中の会社からクビにされることはなさそうなんですが、「新しい仕事をやってみたい」と熟考中。


他の職業も経験してみたいなあ」「ちょっと変わった仕事もいいなあ」なんて思うようになったんです。


そこで求人サイトや「三行広告」を見るようになったけど、「変わった仕事」という視点で探すとちょっとピンとこない。


「経験・学歴不問」とはあるけど、仕事の内容や給料についてくわしく書かれてなかったりするからです。


そんな時に巡り合ったのが、この記事で紹介する3作品。


仕事や給料の内容はもちろん、メリット&デメリットも説明されていて、仕事の具体的な探し方や入社面接の様子も描かれていたり。


しかも、さまざまな風俗店や体力勝負のガテン系などウワサになっていたり都市伝説のように語られている仕事の体験談がメチャくわしい


転職や求職に役立つ上に「こんな仕事がホントにあるんだ!」と楽しんで読めたのが、3作品をチョイスした理由です。


ここからは1作品ずつ紹介&解説していきます。


1.「潜入ルポ 経験学歴不問の職場で働いてみた」





★三行広告、手配師…アナログで探す変わった仕事


著者はライターの野村竜二さん。


月刊誌「裏モノ J A P A N 」2019年3月号から2020年4月号まで掲載されたルポルタージュ読者の体験談で構成されています。


「裏モノ J A P A N 」は社会のアンダーグラウンドに焦点をあてている雑誌。


野村さんは世の中でも「怪しげ」とされる仕事に飛び込み、実際に体験した潜入ルポを披露しています。


野村さんが潜り込んだ時期は、くしくも新型コロナウイルス禍のころ。飲食業を中心に失業者が多く出ていた時期。


だから、いずれも「経験学歴不問」とされていて「今すぐ働ける職場」をチョイス。


スポーツ紙などの「三行広告」や、街角やターミナルに出没する「手配師」にコンタクトして斡旋された職場に潜り込む。


例えば「ピンサロ従業員」「ビデオボックス店員」「産廃業者」「ゲイ向けビデオの男性モデル」「バキューム作業員」etc。


興味がある」と思いつつも、実際には踏み出せないような職種がズラリ。


手配師に接近して面接。そして現場で悪戦苦闘する野村さんの描写がリアルで汗臭くてメチャ面白いんです。


この項ではメチャ心に刺さった職種を紹介します。


★手配師に斡旋された倉庫作業員


昭和のころは、例えば東京・台東区の山谷などで日雇いの仕事を斡旋する「手配師」が有名でした。


でも令和の今。仕事などはネットの求人・転職サイトで見つける時代に、「手配師」なんてまだいるの?


ワタシはそう思ってました。でも野村さんはウワサを聞いて、東京・新宿区の高田馬場に出撃。やはりいるんだそうです。

早朝の繁華街を歩いていたら「兄ちゃん仕事かい?」と声をかけられた。

「安全靴と作業着は持ってるか?」と聞かれ、持っていないと応えると「それだと難しいな」。

それでも「飯場が1件見つかった」と紹介された。

その後、高級車に乗せられて移動。仕事の内容は聞かされず「1日8000円、寮住まい」とだけ聞き、埼玉県内へ。

ボロい一軒家の「寮」の6畳和室に入り、その日は休みだけど「寮費1日1000円」を取られたそう。

でも仕事は週4回でキャンセルも多い。仕事がなくても寮費は取られるので翌朝に「トンコ(トンズラ)」したそうです。


野村さんはめげずに再び高田馬場へ。手配師に斡旋されたのが某物流大手の倉庫作業員

指定された川崎駅で車に乗せられ倉庫へ。重さ約20キロの段ボールをトラックの荷台にいる運転手に手渡す作業に入る。

段ボールはうず高く積まれ、運んでいるうちに腕がプルプル。少しでもテンポが遅れたら怒号がとんでくる。

10トントラックがいっぱいになるまで作業を続けると、次のトラックへ。季節は冬だが汗が止まらない。

11月の作業中に亡くなった人が出たことから「10分休憩&水分補給」がある。

実働7時間で7000円。野村さんは「もう絶対にやりたくない」。

★心折れるビデオボックス店員


繁華街でよく目につくビデオボックス。受付でアダルトビデオを借りて個室で楽しむお店です。


野村さんは終電を逃して利用した際に、部屋の中の「入社祝い金10万円」「寮完備!」という張り紙をみてコンタクト。


面接では「しっかり受け答えできる」ので採用。Yシャツとスラックスを用意するようにいわれ、時給1000円でスタート。

新宿・歌舞伎町の店舗では「絶対にお客様に逆らっちゃダメ」とくぎをさされる。週6日勤務で1日9時間勤務。

仕事は清掃からスタート。40部屋とシャワー室、トイレ、ゴミ捨て場などを案内される。

初めて清掃に入った部屋はきれいだったが、ゴミ箱には使用済みのティッシュがこんもり。

ゴミ捨て場は強烈な〝事後〟のニオイがモワッと漂って鼻の奥に届き「オエッ」となる。

なかなかハードな仕事…。しかも清掃作業は5分以内に終わらせなくちゃならないんだって。

急いでティッシュをつかんだらヌルッとしたモノが手にベットリついたんだそうです。オエーッ。

リモコンなど客がさわるところはテカリがなくなるように磨く。リモコンの配置もルール通りにセット。

階段を小走りでいったりきたりして清掃の繰り返し。腕と足がパンパンになり、半分心が折れる。

客が入店した際の「いらっしゃいませ」から始まる説明トークも暗唱させられる。

ある部屋ではゴミ箱が異様に重たく、小便が袋の中に…。中には袋の中に脱糞していく人もいる…。

ヘトヘトになった野村さんは、残り1時間で清掃に入った部屋で小便入り袋をみて心がポッキリ。

バックヤードに「もう、辞めます」と書き置きして店を後にしたとか。


浮気調査の探偵にもチャレンジ

★ひたすら待つ浮気調査員


野村さんが、何か珍しい仕事はないかと求人サイトを渡り歩いていた時にたどり着いたのが「探偵」のバイト。


スポーツ紙の「三行広告」などで「浮気・素行調査します」なんて掲載されてるヤツ。「探偵」自体も募集していたそうです。

「テレビでよく見る探偵。1度は憧れた方も多いのではないでしょうか?」という求人を発見。

募集先に電話すると「体力に自信ある?」「徹夜とか平気な人?」とぶっきらぼうに聞かれたが、面接することに。

面接では「1日の仕事の時間は日によるかな」「朝まで待機することになる可能性もある」といわれる。

「探偵はずーっと待つのが仕事だから」とくぎを刺され、採用になった。

採用決定から数日後、野村さんに連絡が入り〝研修〟に突入します。

ある日の夕方、普段着で川崎駅に集合。仕事は男性の浮気調査。依頼主の妻から場所を知らせてきた。

今回の調査費は20万円。費用は調査員の人数で変わる。今回は野村さんを含め4人が出動した。

4人は連絡用にL I N E を交換し男性の写真を持って尾行。男性の前後を囲むようにカメラで隠し撮りしつつ移動。

男性はホテル街前のコンビニで女性と合流。2人がホテルへ入るまで尾行した。

勤務初日でいきなりの緊迫場面! でも、ここからが大変なんです。

4人は各出入り口に配置。2人が出てくるまで目を離さず待機することに。

ただ、30分で出てくることもあれば翌朝まで待つ可能性もある。

2人が出てきた瞬間の撮影が大事で、写真は離婚裁判の際に一番の証拠になる。

だから少しでも目を離すと「ちゃんと見て!」と叱責が飛ぶ。

約2時間後に2人が出てきたところを撮影に成功。無事に〝研修〟も終わります。

でも待機中は半年に1度くらい警官に職質されるとか。探偵業は警察への届出制なので調査中と説明すれば大丈夫だそうです。


ただ待機中は出口を見続けて、スマホで時間も確認できないそう。自分がこうしている間「2人はよろしくやってるんだろうな」。


そんな妄想がわきあがって精神的な疲労が蓄積。野村さんはギブアップに…。


やっぱり働くって生きるって大変なことだなあと再認識させてくれる仕事がたくさん出てくる作品です。


2.「借金を返すためにマグロ漁船に乗っていました」






★17歳からの乗船体験記


著者は菊地誠壱さん。2022年9月に彩図社から単行本&電子書籍が刊行されています。


菊地さんがマグロ漁船に乗ったのは17歳のときから3年間。現在は別の仕事につかれています。


一方、2021年2月からYouTubeで「元マグロ漁船員チャンネル」を運営中。


ジャーナリスト・丸山ゴンザレスさんのチャンネル「裏社会ジャーニー」に出演したのがきっかけで、作品が誕生したそうです。


記されている内容はマジでハードガチな体験記


よくトンデモなく高額な借金を抱えた人が、ヤ⚪️ザな方に「借金のカタにマグロ漁船に乗せられた」なんてウワサを聞きます。


仕事は死ぬほどキツかったけど、大金は稼げた」なんて、都市伝説のように語られています。


一方で「そんなハナシ、ホントなのかな ⁉︎」なんて疑ってましたが、この作品を読んでホントにある仕事だと分かったんです。


作品のあらすじは次の通り。

菊地さんの両親は事業に失敗し5000万円の借金を抱えていた。両親から「マグロ漁船に乗ってくれ」と頼まれる。

菊地さんは高校を中退、17歳で父親の知り合いのマグロ延縄(はえなわ)船に乗り込んだ。

漁船では過酷な労働の日々が続いた。海原への転落の危険性と隣り合わせ。釣針での事故による大ケガも発生した。

漁労長ら上司のパワハラや船員からのいじめもあったが、海の上だから逃げようにも逃げられない。

「大金が稼げる」といわれる報酬もさまざまな天引きがあり、手取りは…。

過酷な日々と向き合った菊地さんの体験記は、読めば読むほどハマっていくんです。

★海の上のブラック労働


菊地さんが最初に乗り込んだのは、近海のマグロ延縄船。約1カ月の航海で、菊地さんは見習いとして乗船しました。


船の上では労働基準法が適用されず「船員法」が労働者である船員を保護します。とはいっても現場は、まさにブラック


だから、長時間労働、休日なしの連続勤務は当たり前のようです。

毎日ジリリリリンという音で起こされ、海に向かって揚げ縄作業を12時間、長いときで20時間行っていた。

3日くらいに1度回ってくる投縄の当番の日は、2時間睡眠で起こされて5時間エサを入れる仕事をやらされた。

揚げ縄は、海に流していた、仕掛け(ブラン)がついた縄を巻き上げる作業。投縄はその逆。

マグロを釣りあげる作業だから、獲物を全部手にするまで終わらない。しかも波の上の作業だからメチャ不安定

仕掛けについた釣り針が手に刺さったり、獲物を揚げる際に重すぎて、船長がサメがいる海に転落。まさに危険極まりなし。

作業の基本を覚えて臨んだ2回目の航海では、先輩船員たちのパワハラいじめに苦戦します。

作業を覚えたといっても、スムーズに行えるほど甘くはなく失敗の連続。

失敗した作業を千本ノックのように繰り返しやらされ、できないとゲンコツが飛ぶ。

先輩がやり方をていねいに教えてくれるわけもなく、目で見て覚えるしかなかった。

近海漁船での作業を数回経験した後、菊地さんは遠洋マグロ漁船に乗り込みます。

期間は4カ月間。目的地は中米パナマ沖。操業中は上司から「バガ野郎」などと怒鳴られ、ケツを蹴られた。

あまりの理不尽さに「陸に上がったらみてろよ! ただじゃおかねえからな!」と言い返した。

上司は仕掛けを振り回し、顔のこめかみをぶったたいた。こめかみから流血し痛みをこらえながら操業を続けた。

操業後、上司は絆創膏をはりながら静かに説教し、菊地さんは謝罪したそうです。ただ菊地さんによると、

マグロ漁船での若者の事故死が一時期多くあったが、ほとんどがこうした環境下での暴力やパワハラが原因の自殺だったそうだ。

過酷といえば、あまりにも過酷すぎる労働環境です…。

★マグロ漁船員のリアルな収入


それでは、マグロ漁船で働いて実際にもらえるお金はどれくらいなのか


よく「借金返済のために船に乗せられた」「マグロ船に乗れば借金が返せる」なんて都市伝説のように語られています。


この作品が素晴らしいのは、菊地さんが給与明細を載せていること。マグロ漁船員のリアルな収入が分かるんです。


菊地さんが掲載した明細を抜粋すると、

初めての航海での給料は合計で25万円。そのうちの8割が自分のもので、残りの2割は船主預かり金として控除される。

航海で必要なものを揃えるための船員貸付金などが差し引かれ、最終的な手取りは約15万円だった。

2回目の航海の合計給料は17万9780円。一人当たり22万4725円で、2割の4万4945円が差し引かれていた。

控除合計は9万956円。差し引き支給額は8万8824円だった。

3度目の航海は1人前とみなされたそうで、収入はアップ。

給料合計26万574円。控除額が10万7115円で差し引き支給額15万3459円。

初めての航海では見習い扱いで、給料合計から2割を引かれる。しかも給料はマグロの水揚げ量に比例します。

でも、作業を覚えるにつれて合計給料額はしっかり上がっていきます。

最初の4カ月の遠洋航海の合計給料は152万4745円。もろもろ引かれて102万1583円を自宅に送金できた。

2回目の10カ月に及んだ遠洋航海では、合計給料は363万922円。約185万円を送金できた。

「マグロ船に乗れば借金が返せる」なんてささやかれてますが、実際に明かされた金額を見て、みなさんはどう感じましたか?

菊地さんは一家の働き手として、未成年ながら月15〜20万円を家に入れることができたと振り返っています。


ちなみに日本かつお・まぐろ漁業組合によると、マグロ延縄漁船員の年収は新人で360万〜410万円以上


1〜2年の経験者で450万〜510万円以上だそうです。


3.「メーター検針員テゲテゲ日記」






★電気メーター検針員の仕事とは ⁉︎


著者は川島徹さん。2020年6月にフォレスト出版から刊行されました。


川島さんは鹿児島で文筆修行をする一方、生活費を稼ぐため九州の大手電力会社Q電」の下請け検針サービス会社に勤務。


電気メーター検針員として働いていた10年間の日々をつづってまとめたのが、この作品です。


メーター検針員といえば、昼間に建物周辺に設置されているメーターの数字を確認している姿をよく見ます。


転職先の候補として「どんな仕事をするんだろう?」とか「給料はどのくらいもらえるの?」と気になるところ。


そんな好奇心も後押しして作品は話題となり、漫画家・古泉智浩さんの作画でコミカライズ化。


三五館シンシャから「1件40円、本日250件、10年勤めてクビになりましたーメーター検針員テゲテゲ漫画日記」のタイトルで刊行。


この漫画版も主人公である川島さんの奮闘ぶりがリアルに描かれていて、メチャ面白くて参考になります。


ちなみにタイトルの「テゲテゲ」は、鹿児島や宮崎で使われる方言で「いいかげん」とか「おおざっぱ」などという意味だそうです。


★検針1件40円の歩合制


そもそもメーター検針員は、建物の周りに設置された電気メーカーの数字を読み取り、電気代をお知らせする仕事。


1件確認して40円の報酬。ちょっと少ない気がしますが、効率よく回ったり件数が多い担当地域だと1日200〜300件ほど。


250件回ったとして1日1万円前後。だいたい1カ月で20〜25万円ほどの収入になるそうです。


検針員になった時の川島さんは50歳。文筆業を優先し、最低限の生活費を稼げればいいと考えたそう。

ハローワークに求人がなかったため、Q電に直接電話しサービス会社を教えてもらった。

月に10日働き、最低限の生活費を稼ぎ、あとの20日は自分の時間にする。

そう決めて、10年間となった検針生活に飛び込んだそうです。

検針員は大手電気会社の下請けである検針サービス会社と業務委託契約した人たち。


作品では、会社の上司から「メーター検針員は個人事業主、社長です。みなさんの頑張り次第です」なんて掛け声がかかります。


個人事業主だからこそ、月10日など勤務を自己裁量で決められる。


人と直接相対する仕事ではないので、人付き合いの苦手な人やマイペースで働きたい方にはオススメとされています。


★個人事業主だからこそ補償がない


個人事業主といっても、いいことばかりじゃありません


検針員は業務中に事故やトラブルが起こっても、電力会社もサービス会社も補償してくれないんです。個人事業主だから。

検針では効率よく回るため原付バイクなどを使う人が多いが、ガソリン代や連絡用の電話代は自腹。

検針作業中にケガをしても、Q電やサービス会社は治療代など何の補償もしてくれない。

おちおちケガもしてられない立場なんです。そして作業自体がメチャ大変。

メーターを確認するだけなのに、お客さんから「後で来い!」と怒鳴られる。

マンションなどは建物内で何件もメーターを見て回れる。一方で玄関がオートロック式で管理人に断らないと入れない。

断らず入るところを見つかると怒られ、会社に通報されることもある。

なぜかメーターがハシゴを使わないと確認できないところに設置されていたり。

そんな不測の事態に備えて、検針員の方は柄が伸び縮みする検査鏡小型双眼鏡など「七つ道具」を携帯しているそうです。

それでも雪が降ったり台風が吹き荒れても、勤務日は出動しないといけない。


脚立に乗って作業中に転落してケガしても補償がない。自己責任の厳しい世界です。


さらに今は電気使用量が自動的に送信されるスマートメーターが普及中。検針員は〝絶滅〟の道を歩んでいるそうです。


まとめ・仕事というものを改めて考える機会になる


漁船員の給料は漁獲量に比例します

ここまでちょっと変わっていて、気になる仕事がくわしく記されている本を紹介してきました。


人のウワサになったり都市伝説のように語られている仕事の内容や報酬、実体験がくわしく書かれている、


  1. 「潜入ルポ 経験学歴不問の職場で働いてみた」(著者・野村竜二さん)
  2. 「借金を返すためにマグロ漁船に乗っていました」(著者・菊地誠壱さん)
  3. 「メーター検針員テゲテゲ日記」(著者・川島徹さん)

上記の3作品について、くわしく解説してきました。


3作品で紹介されている仕事は、いずれも求人サイトやスポーツ紙などの「三行広告」に乗っているような変わったものばかり。


ただ求人の募集要項には「経験・学歴不問」なんて書かれていて、仕事の内容が分からなかったりします。


そんな「変わっていて、気になる仕事」が、3作品ではくわしく紹介されています。


この記事を踏まえて3作品を読めば気になる仕事のことが分かり就職や転職の参考になる。だから、


変わった仕事、珍しい仕事を教えてください!


あの仕事が気になるんだけど、キツいのかなあ? それに稼げるの ⁉︎


なんて悩んでいる方にはピッタリの作品なんです。


セカンドライフを考える上で新しい仕事を模索していたワタシ自身も、3作品はメチャ参考になりました。


そして改めて仕事の大変さ尊さなどを考え直すとてもいい機会になりました


ご興味がある方はぜひ、3作品を手にとってページを開いてみてください。


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