![]() |
サブドメインは親亀から生まれた子亀みたい |
メイン(親)ブログで取得した「アドセンスアカウント」も使うことができる
ブログを運営していると、いろいろ興味の範囲が広がって記事で書いてみたいジャンル(カテゴリー)が増えてきます。
でもカテゴリーが増えると「雑記ブログ」になって、SEO(検索エンジン最適化)に影響が出る。Googleの検索順位が下がる可能性が…。だから、
「今のブログのカテゴリーが、もういっぱいなんだよなあ」
なんて問題が発生したりします。それならばと、
「新しいブログを作って、Googleアドセンスも使いたい。でもアドセンスの厳しい審査は受けたくないしなあ…」
なんて悩んでいる人もいたりして…。
そんな人たちにオススメしたいのが「サブドメイン」。いわば「メイン(親)ブログ」から枝分かれした「子ブログ」です。
実際にワタシも上記と同じ問題に遭遇したんですが、使用しているブログサービス「Blogger」では「サブドメイン」の設定がOK。
そこで試したら設定がカンタン! 1カテゴリーの専門ブログを立ち上げることができました。
さらに親ブログ(このブログです)で取得していたアドセンスのアカウントを使えて広告も貼れるので、まさに一石二鳥なんです。
この記事ではBloggerでの「サブドメイン」の設定と、取得済みのアカウントを使って子ブログにアドセンスを設定するためのポイントを紹介。
- Bloggerの「設定」画面で「サブドメイン」の新ブログを立ち上げる
- 親ブログ用の独自ドメインを購入したサービスで「DNS設定」をする
- 「サブドメイン」の「子ブログ」にアドセンスの広告を表示させる
上記の3つのポイントについて紹介&解説します。
この記事を読めば、Bloggerでの「サブドメイン」の設定と取得済みアカウントでの子ブログへのアドセンス設定の方法が分かります。
新(子)ブログで新カテゴリー専門の記事が公開できて、取得済みのアカウントでアドセンス広告を貼ることもできますよ。
「サブドメイン」ブログは専門性を高めることができる
![]() |
ブログを運営していると書きたいカテゴリーが増えてくる |
★書きたいカテゴリーが増えちゃった
まず前提として、当ブログ「好きなこと書いちゃおう」はBloggerを使い、「お名前.com」で購入した独自ドメインで運営しています。
さらにGoogleアドセンスの審査に受かり、アドセンスアカウントを取得。
そして漫画・小説・ブログの3カテゴリーについて、ワタシが書きたいことをアップしてます。
3カテゴリーに絞っている理由は、記事をインデックス登録してくれるGoogleにブログの評価をしてもらうため。
Googleは多数のカテゴリーがある「雑記ブログ」より、カテゴリーが2〜3くらいで専門性があるブログを評価しているそうです。
またGoogleに評価をしてもらえるとSEOに好影響がある。書いた記事が検索エンジンで上位に表示される傾向にあるのだとか。
ただブログ記事を書いていると、違うジャンルにも興味が出てきます。ワタシの場合はバイク。
最近になって原付(今は二種)に乗り始めて、そのてん末を記録したくなったんです。
でも当ブログのカテゴリーは満パイ。新ブログを立ち上げようかと思ったけど、アドセンス広告を貼る場合は新ドメインを買う必要がある。
それじゃあどうしようかと調べていたら、目に止まったのが「サブドメイン」でした。
★「サブドメイン」はブログの〝別館〟
「サブドメイン」は自分のブログ(親)から枝分かれした「子ブログ」。親のブランド名を利用しつつ新規事業を展開する〝別館〟のイメージ。
子ブログのドメインは、親ブログのドメインの前に子ブログを表す「〇〇〇〇.」がつきます。
当ブログのドメインは「sukinakoto.jp」。だから、新しく立ち上げたバイクのブログでは「bike.sukinakoto.jp」になっています。
要するに新規の1カテゴリーをテーマにしたバイク専門ブログ。まさにGoogleが評価する傾向にある専門性が高まるんですね。
「サブドメイン」によく似たもので「サブディレクトリ」があります。
こちらは親ブログのカテゴリーの1つを、さらに専門的に深めるようなブログにしたい場合などで使われています。
ちなみにBloggerでは「サブディレクトリ」の設定はできません。
ワタシが「サブドメイン」を試そうと思った理由は、使用しているBloggerの仕様でカンタンに設定できるから。
もう1つは、親ブログで取得したGoogleの広告配信サービスであるアドセンスのアカウントが子ブログでも使えて広告が貼れるから。
親ブログから枝分かれした子ブログだから、アカウントの使用がOKなんです
一方、別ドメインの新ブログでアドセンスを使う場合、再びGoogleの厳しい審査を受けなきゃいけないのが嫌だったんです(苦笑)。
ここからはBloggerでの「サブドメイン」の設定方法と、子ブログでのアドセンスの設定方法を紹介していきます。
1.Bloggerの「設定」画面で「サブドメイン」の新ブログを立ち上げる
![]() |
まずは子ブログのURLから |
★「サブドメイン」がカンタンに設定できる
Bloggerでは、「サブドメイン」の設定がカンタン。標準仕様になっているんです。
ドメインサービスから購入した独自ドメインを設定する場合もカンタンで、実は「サブドメイン」も同じ工程なんです。
ここでは仮に、ワタシが大好きな「ホラー」専門の新ブログを立ち上げる形で説明していきます。
- 管理画面で左上の「新しいブログ…」をクリック。
- 「ブログの名前を指定してください」画面の「タイトル」にブログ名を打ち込み、「次へ」をクリック。
- 「ブログのURLを指定してください」(上の写真)に任意のURLを打ち込む。「保存」をクリック。新ブログの管理画面が出現。
まずは「タイトル」と「URL」を決めて、仮の新ブログ「駄文屋ホラー館」を立ち上げた格好です。
次は新ブログのドメイン設定をしていきます。
![]() |
ブログの管理画面の一覧 |
★「独自ドメイン」と「サブドメイン」の設定は同じ
前述しましたが、Bloggerでの「サブドメイン」の設定は、「独自ドメイン」の設定と同じなんです。
これもまたカンタンなので、説明していきます。
- 新ブログの管理画面(上の写真)で「設定」をクリック。
- 「設定」画面を下にスクロールすると「公開」の項目が現れ、「カスタムドメイン」をクリック。
「カスタムドメイン」の画面が出ますが、「カスタム」は「独自」の意味。
ドメインサービスから購入したドメインを画面に打ち込めば、「独自ドメイン」が設定できるんです。
今回は「サブドメイン」の新ブログなので、サブドメイン名を「horro.sukinakoto.jp」として打ち込みます。
親ブログのドメイン「sukinakoto.jp」の前に「horro」がつく形です。
- 「カスタムドメイン」画面(下の写真)に「サブドメイン」を打ち込んで「保存」をクリック。
- 「設定」画面の「公開」の項目に「カスタムドメイン」と「horro.sukinakoto.jp」が現れる。
「カスタムドメイン」と「horro.sukinakoto.jp」が画面に出たら、Blogger側での設定は終了です。
![]() |
「カスタムドメイン」画面に「サブドメイン」を打ち込みます |
★初めての独自ドメイン設定では警告が出ることも
ここでは初めてBloggerでブログ(この記事では親ブログ)を作る人へ参考までに、という事例を紹介します。
初めて立ち上げたブログに、購入した「独自ドメイン」を設定する場合の話です。
「カスタムドメイン」画面で購入したドメインを打ち込み「保存」をクリックした後、赤文字の警告が出ることがあります。
「このドメインに対するあなたの所有権を確認できませんでしたー」という内容。
ちなみに「サブドメイン」の設定では、この警告は出ません。
ワタシは初めてのブログ(これです)で、ここまで設定を進めた直後にこの警告が出てドギマギしました。
でも、これって当然の状況なんです。実はもう1つ設定する必要があって、それはドメインを購入したサービス側の設定です。
サービス側の設定を終えていないから警告が出るわけで、正常な反応なんです。
そしてサービス側のその設定は、「サブドメイン」の場合も同じなんです。
次項ではサービス側の設定について説明していきます。
2.親ブログ用の独自ドメインを購入したサービスで「DNS設定」をする
![]() |
「お名前.com」のホーム画面 |
★「DNS設定」って何?
この項では、ドメインサービス側の設定について説明していきます。
インターネット上のサイトやブログには「住所」が2種類あります。
1つは、人に向けた「ドメイン名」。もう1つがコンピューターなど機器に向けた「IPアドレス」。
「IPアドレス」は、ネットに接続されたパソコンやスマホに割り振られた識別番号。数字のみで構成されています。
でも数字ばかりでは人が覚えづらいということで、「ドメイン」が生まれたんだそうです。
そしてブログをネット上に公開するには、この2つをドメインサービス側でひもづける必要があるんです。
このひもづけが「DNS(ドメイン・ネーム・システム)設定」です。
「DNS設定」は、親ブログを立ち上げた際に独自ドメインを購入したドメインサービスのサイトで行います。
ワタシの場合は「お名前.com」で購入しているので、こちらのサイトでの設定方法を説明していきます。
「お名前.com」以外のドメインサービスでも、設定方法は同じようです。
ちょっと難しそうな感じがしますけど、とてもカンタンでしたよ。
![]() |
「DNS設定」の項目 |
★サービスのサイトで設定
まずは「お名前.com」のサイトにログインして、ホームページにアクセスします。
- 左側のメニュー一覧から「ネームサーバー設定」を選択し、さらに「ドメインのDNSレコード設定」をクリック。
- 「DNS設定/転送設定ードメイン一覧」で「ドメイン名(購入した独自ドメイン)」にチェック。「次へ」をクリック。
- 「⚫️DNS設定」(上の写真)の「DNS設定レコードを利用する」の「設定する」をクリック。
「DNSレコード設定」の画面が表示されたら下にスクロール。「A /AAAA/CNAME/…」のところ(下の写真)で設定します。
- 「ホスト名」の欄には、子ブログの「サブドメイン」を打ち込みます。
- 「TYPE」は「CNAME」を選択します。
- 「TTL」は「3600」のままにします。
- 「VALUE」は「ghs.google.com」(使用ブログがBloggerなので)を打ち込む。
- 「状態」は「有効」のままにして、「追加」をクリックします。
「⚫️DNS設定」の下の「⚫️追加」の項目に、追加した「サブドメイン」が表示されたら設定の仕上げに入ります。
![]() |
「⚫️追加」の項目 |
★ネット上での反映は数日かかることも
追加した「サブドメイン」が表示されたら、画面を一番下までスクロールします。
- 「⚫️DNSレコード設定用ネームサーバー変更確認」の左に入っているチェックを外す。
- 一番下の「確認画面へ進む」をクリック。
- 「確認」画面の「⚫️現在のDNSレコード設定状況」に追加した「サブドメイン」が表示されているか確認。
- 表示されていれば、一番下の「設定」をクリックして終了。
これで一連の「DNS設定」は終了です。ただ、この時点ではネット上でブログは表示されていません。
Bloggerの管理画面の左側一番下の「ブログを表示」をクリックしても、「このサイトにアクセスできません」と表示されます。
ドメインサービス側での設定が、まだ反映されていないからです。
そして「サブドメイン」の場合、反映されるまで少々時間がかかるようです。
親ブログの独自ドメインで「DNS設定」した際は、丸1日ほどで反映されていました。
この経験があったため、「サブドメイン」も同じくらいかなと思ってましたが、1〜2日たっても反映されませんでした。
だから「設定を間違ったかも…」と焦って設定をやり直し。でも丸1日待っても反映されず、かなり焦りました。
何度か再設定を繰り返した後、「しばらく放っておこう」と3〜4日放置していたら反映されていたんです。
なので「DNS設定」をした場合は、1日たって反映されていなかったら3〜4日気長に待ってみてください。
3.「サブドメイン」の「子ブログ」にアドセンス広告を表示させる
![]() |
Bloggerの「収益」画面 |
★アドセンスへの登録もカンタン
「サブドメイン」で新ブログを作った理由は、新ブログでも「親ブログ」のアドセンスアカウントを使うことができるから。
「親ブログ」でのアドセンス審査はめっちゃ苦戦しました。審査に出しては落ちーを繰り返すこと、実に9回…。
そのてん末は当ブログで紹介していますが、ホント厳しかった。
Google AdSenseの審査に落ちまくり「改善点も試したのに」と悩む人が見逃しがちな4つの盲点
それに最近の審査の傾向では、ブログにある程度の来訪者=PV数が必要なようです。
出来立てホヤホヤのブログでは来訪者やPV数が少なくて、審査を突破するのはなかなか難しいーということ。
だからある程度、ブログを育てる必要があるんです。
ブログをじっくり育てる楽しみもありますが、立ち上げたからには新ブログにも早くアドセンス広告を表示してみたい。
幸いにもBloggerはGoogleのサービスなので、アドセンスとのリンク画面があるんです。
だからアドセンス側とBlogger側で設定する必要があるんですが、これがやっぱりカンタンなんですよ。
![]() |
アドセンスの「サイトを追加」画面 |
★アドセンスサイトでの設定
実は「サブドメイン」の場合、アドセンス側での設定は必要ないんです。
以前は下記の設定で登録する必要があったんですが、2023年3月から変更。
親ブログに貼り付けたアドセンスのコードをコピペして、子ブログに貼るだけでOKなんです。
ここでは参考までに、親ブログの独自ドメインを登録する方法として紹介してますが、「サブドメイン」が登録されているか確認もできる方法です。
まずはアドセンスのサイトへアクセスします。
Bloggerの場合、管理画面からアドセンスサイトに入ることができるんです。
- 「親ブログ」の管理画面で、左側のメニュー一覧にある「収益」をクリック。
- 「お客様のブログとAdSenseを接続しました」の画面下にある「収益を表示」をクリック。
これでアドセンスのホーム画面が表示されます。そして、
- 左側のメニュー一覧の「サイト」をクリック。
- 「サイトの管理」画面で「+新しいサイト」をクリック。
- 「サイトを追加」画面に「独自ドメイン」を打ち込み「保存」をクリック。
これでアドセンス側での設定は終了です。
ワタシは当初「サブドメイン」の登録が必要ではなくなったことを知らず、上記の設定をしたんです。
「サイトを追加」に「サブドメイン」を打ち込むと、「このサイトはすでに追加されています」と表示が出るんです。
それでググって調べたら変更されていたことが分かった次第です。
でも「本当にアドセンスにサブドメインが追加されたかなあ?」と不安なときは、上記の設定方法を試せば登録されているか確認できますよ。
続いてBlogger側の設定を行いますが、こちらもカンタンです。
![]() |
「子ブログ」の「収益」画面 |
★Bloggerでの設定
まずは「子ブログ」の管理画面を表示させて「収益」をクリック。「収益」画面を表示させます。
- 「親ブログ」のアカウントと連携しているので、画面には「すでにAdSenseアカウントをお持ちのようです」と表示。
- 「すでにAdSenseアカウントを〜」の下にある赤白抜きの「ADSENSEをリンク」をクリック。
ここまで終わったら、アドセンスコードをブログに貼り付けます。
アドセンスコードは、「親ブログ」でのアドセンスの審査申請で発行されたコードになります。
審査に合格したら、「親ブログ」で広告を表示するためのコードになっています。貼る場所は審査申請の際と同じです。
- まずは管理画面「テーマ」をクリック。
- 「テーマ」画面で表示されている「カスタマイズ」の右にある「▽」をクリックし「HTMLを編集」をクリック。
- 「HTMLを編集」画面で「<head>」の下部分にアドセンスコードを貼り付ける。
- 画面の右上にある「保存」マークをクリック。
「子ブログ」を開いてアドセンス広告が表示されていれば、設定は全て終了。後は「記事内広告」などの設定をするだけです。
ただワタシの場合「ある程度のアクセスがなければアドセンスは無意味」だと思い、しばらくアドセンスの設定はやりませんでした。
アドセンスで収益が発生する目安は、「PVあたり0.2〜0.3円」とされています。
だから、ある程度のアクセス数に到達してからアドセンスの設定を行いました。
とはいえ、新ブログにアドセンス広告が表示されるのはうれしいもの。設定のタイミングはお好みで、というところです。
まとめ・「サブドメイン」は意外に感じるほど簡単に設定できる
![]() |
「子ブログ」を育てるのも楽しいよ |
ここまでBloggerでの「サブドメイン」と、取得済みのアカウントで「子ブログ」にアドセンスを設定する方法について紹介してきました。
そして設定に関しての大切なポイントとして、
- Bloggerの「設定」画面で「サブドメイン」の新ブログを立ち上げる
- 親ブログ用の独自ドメインを購入したサービスで「DNS設定」をする
- 「サブドメイン」の「子ブログ」にアドセンスの広告を表示させる
上記の3つのポイントについて紹介&解説しました。
この記事を読んで「サブドメイン」の設定と、取得済みアカウントでの「子ブログ」へのアドセンス設定の方法が分かったと思います。
ブログを運営していると、書きたいカテゴリーが増えてくる。
でもカテゴリーが増えると「雑記ブログ」になって、Googleの検索順位が下がる可能性がある。だから、
「今のブログのカテゴリーが、もういっぱいなんだよなあ」と悩んじゃう。
それなら「新ブログを立ち上げようか」と思っても、新ブログでもアドセンス広告を貼る場合は問題がある。
「新しいブログを作って、Googleアドセンスも使いたい。でもアドセンスの厳しい審査は受けたくないしなあ…」
なんて頭を抱えちゃう…。そんな方たちにこそ「サブドメイン」がオススメなんです。
設定に関しては最初は「難しいかも…」と思ってましたが、実際にやってみるとBloggerでの設定はめっちゃカンタン。
だからBloggerを使っている方は、ぜひ「サブドメイン」での「子ブログ」にトライしてみてください。
また「Bloggerに興味がある」という方も、ぜひBloggerを試してみてください!
当ブログでは、ほかにもブログに関する役立つ記事を公開しています。ぜひご覧ください。
ブログ初心者が目次自動生成の「簡単な方法」で失敗、救いの神を見つけて成功した方法
Blogger初心者でも簡単にできた「人気テーマQooQ」へ変更する設定方法
無料で簡単・収益化もできるブログサービス「Blogger」使って実感したメリット&デメリット
※当ブログではアフィリエイトプログラムを利用して本や商品を紹介しています。

0 件のコメント:
コメントを投稿