著作物には全て著作権があり、守らなくてはいけない
「著作権って、何?」
「名前は知ってるけど、詳しい内容までは…」。
著作権に関して、そう思っている方、疑問に思っている人は少なからずいらっしゃるようです。
最近まで、私もそういった認識でした。
でも、このほどブログ内の記事を点検し、著作権について自分が重大な過ちを犯していたことに気づきました。
それは写真の使い方。
当ブログは、私が過去、現在、そして未来に読むであろうマンガを紹介、その思いをつづろうというのがコンセプトの一つです。
そのため、紹介する作品がどんな雰囲気なのかもお伝えしたい。そう思い、作品の表紙を撮影した写真を掲載してきました。
でも、これが大間違い。著作権を大いに侵害する行為であることに気づきました。
そのため全記事の写真を撤去し、差し替えました。当ブログに訪問いただいた方には混乱を招く行為となり、大変申し訳なく思っております。
そこで、自分を戒め、言い聞かせる意味でも、
- 著作権とは何か
- なぜ作品の表紙を掲載することが著作権に違反することになるのか
- どう改善したのか
- 表紙写真に変わる対処法
以上の4点を解説していきます。
この記事を読めば、著作権の内容や違反した場合の改善・対処法がわかります。
私と同じ間違いをしている人、これからブログを始めようと思っている方は参考になりますよ。
そもそも著作権とは
制作者によって作られた著作物は、その制作者がそれをまねされないように、好き勝手に利用されないように、法律で守られています。
自分の思いや感情を込めて作った作品を、例えば、商売などに使われてお金を稼がれてはたまらない。
制作者にとっては知的財産というもので、この権利を守ろうというのが著作権です。
著作物とされているのは、
- 小説などの書籍、脚本、論文
- 音楽の曲、歌詞
- 絵画、彫刻などの美術作品
- 有名な建築物
- 地図、学術的な図面など
- 写真、映画自体の画像・映像コンテンツ
- 日本舞踊、バレエ、ダンスの振り付け
- コンピュータープログラム
などです。当然ながらマンガ作品は、その著作物の一つ。
作家さんが魂を込めて作り上げた作品です。その内容を勝手にブログなどに使用するのは、著作権法違反となります。
マンガは著作権に守られています
現在、ネット上で公開されているブログの中には、マンガ作品の中身、ページの内容を掲載しているケースがあります。
私は「これはさすがに著作権法に触れているんじゃないのかな」と思っていました。
でも、作品を紹介する上で、どんな作風なのか、どんな表現をしているのか伝えたいな。表紙なら大丈夫なんじゃないかな。
そう考え、撮影して掲載していました。これは私の認識の甘さ、誤りでした。
1.作品の表紙を作った人たちの権利を守らないといけない
マンガの表紙は、作家さん、そして単行本の装丁を担当した人たちが作り上げたもの。
だから著作権の対象なんです。制作者側の許可を得ずにブログやSNSなどに掲載することは、著作権をおびやかす行為となるのです。
著作権を侵し、被害者の著作権者が法的に訴えた場合、10年以下の懲役、または1000万円の罰金が科せられることなどが定められています。
表紙の画像を勝手に使うのは犯罪です
私がこの事実に気づいたのは、当ブログでのマネタイズを考え、その申請のために不具合がないか確認していたことがきっかけ。
記事内の引用部分を、ルールを守って書いているのかチェックしていました。
ふと「表紙の写真は本当にいいんだろうか」。疑問に思い調べた結果、誤りに気づきました。
法律に違反する可能性に加え、マンガが大好きで、作品を紹介したいと主張しながら作家さんの権利をおびやかす行為をしていました。
しっかり反省し、改善します |
2.どう対処し、改善したのか
このままではいけない。
最初にとりかかったのは、記事に掲載していたマンガの表紙の写真を外すこと。全記事からすべて削除しました。
ただ写真なしで字ばかりの記事では飽きてしまうので、どうしようかな、と。
やはり画像は必要。そのため、以下の方法でこの問題に対処しました。
- 自分が撮影した画像を使う。記事の内容、雰囲気に合う画像を新たに撮影し、または過去に撮ったものを使用する。
- 画像提供サイトから、記事に合った、著作権侵害にならない画像を入手する。
2番目に関しては、実に多くのサイトがあります。
自分の記事のコンセプトに合う画像があるかサイトを巡って探し、現時点でこちらのサイトから画像を使わせていただいています。
- 「O-DAN FREE PHOTO」(世界中の無料写真から選べます)
- 「photo AC」(写真、マンガイラストなどのフリー素材サイトです)
- 「Photock」(すべての写真素材が商用OKで無料です)
画像提供サイトは本当に助かります
いずれも「著作権フリー」「商用可」「無料」とのこと。非常にありがたいです。
上記3つのほかにも、素材サイトはたくさんあります。サイトごとに素材ジャンルや充実度が違っていたりして、比べても面白いです。
いずれも著作権には十分な配慮がなされています。
各サイトで会員登録の必要があるなど利用規約がありますので、提供を受ける場合はしっかりとお読みください。
3.マンガ作品の画像を使いたい場合は
上記のサイトから画像をダウンロードし、記事中の写真部分に差し替えました。
記事の内容に合い、かなり雰囲気のいい画像が見つかって、自分としてはいい感じになったと思います。
それ以上に、著作権を侵す心配がなくなったのが一番でした。
ただ、やはり作品を紹介する上で「何とかマンガの画像を使うことはできないか」。
そう考える人は多いかもしれない。虫が良い話ですが、私自身もそう思いました。
以下は、その対処法になります。
ショッピングサイトと広告の提携
- 出版社側、制作者側に連絡し、使用許可を得る。これが正道です。
- 出版社、作家さんから使用許諾を得た画像素材を提供しているサイトを利用する。
この場合は、有名なマンガのコマを無料でダウンロードでき、自分のサイト、ブログ、SNSで使うことができるサイト「マンガルー」がおススメ。
ただ、1は正道ですが、先方との交渉が必要。無事に使用許可が下りるのか分かりません。
2に関しては、素材は豊富ですが、自分が掲載したい作品の素材画像がないケースが考えられます。
そこで、3つ目の選択肢を紹介します。
「Amazon」「楽天市場」「Yahoo!ショッピング」など書籍販売を取り扱うサイトと提携し、商品の表紙画像を広告としてブログに掲載する。
商品広告として掲載されるということで、著作権をおびやかすことにはならないそうです。
まとめ・著作権を守りつつマンガ界を盛り上げる
ここまで著作権を守るための改善・対処法を解説してきました。
私がマンガ作品の画像を使うため、いま実践しているのが3の方法です。
流通しているマンガ本を考える上で、ショッピングサイトやマンガストアなどは在庫が豊富。電子書籍版も充実しています。
私が紹介したい作品の在庫は、ほぼあるはずです。そして、当ブログのアフィリエイトへの登録を済ませ、掲載許可もいただきました。
今後は著作権を守りつつ、引用部分や画像の取り扱いに十分な注意と配慮をしていきます。
良質な内容の記事を作り、マンガ界の発展の手助けをしたいと思います。
この記事はブログを運営されている方、これからやってみようという方の参考になるはずです。
当ブログでは、ブログのカスタマイズに関しても解説しています。よろしければ、のぞいてみてくださいね。
※当ブログではアフィリエイトプログラムを利用して本や商品を紹介しています。
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