「大ダーク」シリアスなのに笑えるSFマンガが読みたい人にピッタリな3つの魅力

2021年11月12日金曜日

マンガを楽しむ

t f B! P L
広大な宇宙を舞台にコメディー要素が満載!
 

大宇宙が舞台のSFコメディーはバイオレンスと笑いが絶妙マッチング


SFマンガでオススメの作品を教えて!

マンガファンの定番の質問です。

当ブログの答えとしては、これまで紹介した「百億の昼と千億の夜」や「人形の国」。

もちろん、ほかにもたくさん素晴らしいSF作品があります!

ただ「SFストーリーで、コメディー要素が入った作品を教えて!」という質問になると、話は別。

シリアスなSFストーリーの中に、アクセント気味にギャグを挟んでいる作品。

SFギャグの設定で、ストーリー全面でギャグシーンが激走するタイプ。

いろいろあります。

当ブログがオススメするのが「シリアスなSFストーリーなのにコメディー要素がバツグンにおもしろい」作品。

女流マンガ家、林田球さんが原作の人気作品「大ダーク」。

メッチャストーリーがはっちゃけてるんです。 ドクロ犬型の宇宙船に乗って、ブラックホールを利用して宇宙の果てから果てまで飛び回る。

敵との戦闘シーンはグロテスク。でも攻撃する主人公が底抜けに明るい少年。

まさにギャップ萌えしてしまうんです。

さらに「どんな願いも叶う骨」「闇の皮」など謎とキーワードが次々に登場。ワクワクハラハラしてきます。

この記事では「大ダーク」の、

  1. 林田さんが描く絵のダーク感がたまらない
  2. 強烈なキャラ立ち
  3. 早く解明してほしい謎が次々と登場する

3つの読みどころ、特徴を紹介、解説します。

SFストーリーで、コメディー要素が入った作品を教えてください!

なんてお悩みの方は「なるほど! これはおもしろい」と絶対に納得

「大ダーク」を手にとって、ページを開きたくなりますよ!

どんな作品なの?


原作は林田球さん。2019年3月から「ゲッサン」(小学館)で連載中。

2021年11月12日には、コミックスの最新4巻が発売されました。

舞台は果てしない闇が広がる宇宙空間。

主人公は底抜けに明るい少年、ザハ=サンコ

サンコは、手にすればどんな願いも叶うとされる骨を宿し、宇宙で一つしかない「闇のニーモツ」を所有。

そのため、全宇宙人から「4匹の害悪」の一人として追われている。

そんなサンコを、やはり「4匹の害悪」と呼ばれる闇のニーモツ・アバキアンが支える。

最悪の死神・死ま田=デス、不死身の一(はじめ)=ダメ丸が行動を共にし、迫る敵をブチ倒していく。

林田さんの代表作といえば、ダークファンタジー「ドロヘドロ」。

魔法でトカゲ顔に変えられた主人公カイマン。本当の顔と記憶を取り戻そうとする姿を描いたストーリーが大人気でした。

「大ダーク」も作品のスケール感やストーリー性、キャラ立ちでは負けていません。

1.林田さんが描く絵のダーク感がたまらない


林田さんの描く絵の特徴は、荒々しい線による表現力

最初に作品を読んだときは太くて大胆で迫力のある絵だな、と。

てっきり、男性作家さんが描いていると思ってました。

調べてみたら、なんと女流作家さん! 

東京芸大美術学部絵画科油画専攻を卒業され、イラストレーターとしても活躍中です。

林田さんが描く宇宙船や船内、舞台となる惑星の街。

荒々しい線が強調される一方で、細かい書き込みもされている。

絵には、わいざつさとワイルド感が強調され、死と恐怖感も漂っている。たまらない迫力があるんです。

バイオレンスシーンも激しく、グロテスク。

作品の表現のベースとなっているのは、ドクロマスク。林田ワールドでは共通のアイテムになります。

ここからは登場人物の特徴などを紹介していきます。

2.強烈なキャラ立ち


「大ダーク」のキャラクターの個性は強烈。でも、ほんわかしていている。

そのギャップに萌えてしまうんです。

まずは、主人公のサンコから紹介します。

手にすればどんな願いでも叶う骨を宿す。重傷を負ってもすぐに回復できる。

体を守るための闇の皮を身にまとう。

その一部として両目の部分だけ開き、鼻の部分が黒い白いマスクを被る。武器は闇の骨を愛用。

アバキアンの口から飛び出す闇の骨をつかみ、闇の肉を呼び寄せて斧に変じさせる。

トンデモない破壊力。敵の頭や体にズコーンと叩きつけると、皮膚がべローンとはがれて骨だけになる。

攻撃の描写はグロテスク。なんだけど、サンコが底抜けに明るい顔でズコーンとぶった斬る。

ユーモラスで笑っちゃう。

サンコが身につけている「闇の皮」「闇の骨」「闇の肉」はいったい何なのか。

どういうシステムなのか。何でできているのか。

説明はなく、いっさいが不明。ただ、ストーリーの戦闘シーンで使用され、圧倒的な破壊力が展開される。

破壊力と迫力が「この武器は何でできてるんだろう」という謎と疑問を呼ぶ。

次々と秘密を知りたくなる仕掛けになってるんです。

★お茶目なドクロ

そして、サンコの相棒、アバキアン

サンコを含めた「4匹の害悪」の一人。「闇のニーモツ」と呼ばれる。

顔を体はドクロ。普段はリュック状でサンコに背負われている。

モードチェンジして人形になると「4匹の害悪」として大暴れ。

サンコが料理するときは、フライパンの下に炎を吹きつけ炒め物をお手伝い。

アバキアンは料理のお手伝いでコンロ役を務めるんです。

火を吹く顔が、すごく不愉快そうで困惑した表情。実にお茶目なんです。

サンコとアバキアンはタッグチーム。

2人でドクロ犬型の宇宙船に搭乗。ブラックホールの「どんなものも逃げられない」といわれる引力を利用してワープ。

宇宙の果てまであらわれて、敵の船に忍び込む。ズコーンと倒してベローンとでた相手の骨を持ち帰る。

収穫の骨を武器商人・店谷=ボックスに買い上げてもらい、食料や「闇の皮」などを補充。

まさにアウトローな暮らし。なぜ続けているのか。これも謎の一つです。

★美女で、グラマラスで、エグい

林田さんの作品で、もう一つの特徴が女性キャラ。

メチャ美人で、グラマラス。そして強い!

「ドロヘドロ」でいえば、ヒロインのニカイドウ、魔法使いの能井が有名。

「大ダーク」でも出てきますよ! 死ま田=デス。下の写真の赤い怪物。

どんなところにも忍び込める。指でちょっと触れるだけで相手を爆死させられる。

爆死させた相手の魂をフライドチキンのようにバクバクと美味しそうに食べる。

宇宙一強くて不死身。変身もできて「最強・最悪」と呼ばれる。

不気味な衣と6つ目のマスクを身にまとう。脱ぐと、グラマラスなボディー。

マスクのように6つ目の美女。

ものすごいキャラクター。でも、サンコと共闘関係にあるんです。

もう一人、すごいのがいます。一(はじめ)=ダメ丸

闇の生物。体がバラバラ、ぐちゃぐちゃになっても再生する。

頭部に5本のツノが生えたニーモツ「ナグールン」を着用。

相手の精神を乗っ取って、自分の手下にできる。

サンコを捕らえて「望みが叶う骨」を奪おうとするが、撃退され仲間?になる

サンコ、アバキアン、死ま田=デス、一=ダメ丸。この4人が宇宙の鼻つまみ者。

4匹の害悪」として、銀河を支配する巨大勢力・光力塊と敵対。

光力塊がサンコの骨を必要とし、全宇宙人に「手に入れろ」と追いかけさせているんです。

3.早く解明してほしい謎が次々に登場


林田さんの作風は、「どんな願いも叶う骨」「闇の皮」など、ストーリーで出てくるキーワードの説明が、登場時にはない。

ときどき脱線するストーリーが進むにつれ、キーワードの意味がわかる。同時に、さらに謎が深まる。

作品を読み進めるにつれて、ハラハラドキドキする理由です。

「大ダーク」について、ここまで書いてきた中でも魅力的な謎がたくさんあります。

ここでは、早く解明してほしい謎をあげていきます。

★サンコについて

  • なぜ「手にすればどんな願いでも叶う骨」を宿しているのか。なぜケガの回復が早いのか?
  • 特別な肉体を持つため、子どものころから追われているが、いったい何者なのか?
  • 愛用する闇の皮、闇の骨とは、いったい何なのか? 

★アバキアンについて

  • 宇宙で一つだけの闇のニーモツといわれ、有事には人形に変身するが、その正体は? サイボーグなのか?
  • サンコの相棒であり守護者でもあるが「サンコが死ねば自分も死ぬ」といっている。その理由は何なのか?

★謎の人物、組織について

  • サンコが倒した敵の骨を買い上げる武器商人、店谷=ボックスは何者なのか?
  • 買った骨をいったいどうしているのか?
  • 「闇の皮」などの商品をどこで調達しているのか?
  • 銀河を支配している巨大勢力・光力塊は、どんな組織なのか? 
  • なぜサンコを「害悪」として駆逐し、骨を手に入れようとしているのか?

最新4巻では、サンコは光力塊の刺客と戦闘。

刺客の光の攻撃を受けて真っ黒な「闇の皮」が白くなるという現象が描かれてます。

「闇の皮」って、何でできているの? 光力塊の光って、何なの?

ストーリーが進むと同時に、謎明かしもされるはずですが、さらに大きな謎が現れてくる。

「ドロヘドロ」と同じくらい、ワクワクさせてくれるんです。

まとめ・読むのが初めてでも林田ワールドにハマる

林田ワールドはハードでタフでかわいい

マンガファンの中には「ドロヘドロはおもしろかったけど、大ダークはどうなの?」。

なんていう方がいらっしゃいます。

「ドロヘドロ」は世界観が独創的。ダークファンタジーらしさにあふれ、しかも骨太で読み応えがありました。

「大ダーク」は、まさに負けず劣らず。「ドロヘドロ」以上にブレークする可能性を秘めた作品です。

広大な宇宙を駆けめぐる「4匹の害悪」。荒々しい線で描かれた異星人のわいざつな街。

相手の頭にズコーンと武器をふり落とすグロテスクなシーン。

シリアスなSFストーリーなのに底抜けな明るさを感じる。うれしいギャップがあふれている。

シリアスなSFストーリーで、コメディー要素が入ったマンガが読みたい」という人。

「ドロヘドロ」のファン、そして林田さんの作品を読んだことのない方。

「大ダーク」は納得、充実、満足できるメチャおもしろい作品ですよ!

当ブログでは、林田さんの「ドロヘドロ」についても紹介しています。


ほかにもSFマンガ・小説について紹介しています。よろしければ、ごらんください。





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