〝見える人〟の見えるリアクションが怖すぎる |
霊能力がある人は「見える」時、どうしているのか
霊なんて、この世には存在しない。
多くの人がそう思っている一方で、「霊が見えるんです」と主張する人も少なからず、います。
本来は「見えないモノ」が見えるというのは、ホントに怖いこと。
あまりの恐ろしさに、パニック状態になってしまいそうです。
それだけに、異形のモノの存在を信じる人たちからは、
「実際に『見える』人は『見えている時』にどうしているの?」
「見えちゃったら、どうすれば危なくないの?」
「『見えている』ことに気づかれたら、ヤバくない?」
なんて声が上がっています。
そんな人たちの疑問に応えてくれるのが、人気ホラーマンガ「見える子ちゃん」。
「霊が見える」ヒロインの女子高生・みこが、そんな怖すぎる事態に対処している姿が大人気です。
実際に霊感が強いという人たちからは「みこの対処法がすごくリアル」と称賛の声があるほど。
この記事では、ヒロインのみこが異形のモノに遭遇した際の対処の仕方について解説します。
記事を読み、「見える子ちゃん」のページも開けば「見えちゃったら、どうすればいいの?」とひそかに困っている方は、お悩み解消。
どんな作品なの?
泉朝樹さん原作。2018年11月からコミックサイト「ComicWalker」で連載開始。
2021年7月から「WebComicアパンダ」に移って連載中。
話題が話題を呼び、紙の単行本は大人気。2024年2月25日時点で計10巻が発売中です。
2021年10月3日から12月19日までテレビアニメも放送。シーズン2の放送が期待されています。
さらに2025年夏には女優&声優の原菜乃華さんがヒロインでの実写映画化も決定しています。
当ブログではコミックス第6巻の話題についても解説しています。興味がある方はぜひお読みください。
1.「見える子ちゃん」のあらすじ
主人公は四谷みこ。かわいくて優しい性格の女子高生。でも、ちょっと内気。
その理由は、ある日突然に異形のモノが見えるようになったから。
ある日突然、霊が見えるようになった、みこ。家や学校の中、道端にも霊がワラワラいるのが見えて、怖くて仕方がない。毎晩「朝起きたら見えなくなってますように」と祈って寝るのに、朝起きたらやっぱり見えてしまう、声が聞こえる。でも、霊に見えていると気づかれると「見えてる?」「見えるんだ」とそばに寄ってくる。だから見えないふり、聞こえないふりをする。
みこは自分が陥った状況が、怖くて仕方がない。
でも、自分が見えていることを気づかれたら、異形のモノが「見えてるの?」と怖い顔を近づけて、寄ってくる。
冷静に考えてみれば、そんな事態に直面したら怖いに決まってますよね。両親や学校の先生、職場の人たちに相談してもおかしな目で見られちゃう。
「一度、病院で調べてもらった方がいいよ」なんていわれちゃう。絶対にパニックに陥ります。
★みこがたどり着いた「シカト」
でも、みこは沈着冷静。自分が置かれたかわいそうな状況を打開する方法を模索。
そして、みこが自分で考えてたどり着き、徹底しているのが「シカト」。
すぐそばで顔をのぞきこまれて「見えてる?」と聞かれても、恐怖感を抑え込んで、平静を装って、ガン無視。霊が諦めていなくなると、「怖かった~」とぼろぼろ涙を流す。そんな日々を気丈にすごす。
みこが必死になって貫く「シカト」が、「見える」人には強烈なリアリティーを感じさせるんです。
2.みこが「見える時」に徹底するシカトがめちゃリアル
その人が実際に体験した話を聞いた時は、鳥肌が立ちました。
同僚が亡くなった知人の葬儀に参列した際の話です。
葬儀会場内に入ると、イヤな雰囲気。重苦しい威圧感を感じた。
周囲を見渡すと会場内に故人の巨大な顔が、大きなスクリーンに映っているように浮かんでいる。
巨大な顔は憤怒の表情。鋭い眼光で集まった参列者たちを睨みつけている。
故人は何か恨みや怒りを残して亡くなったように感じた。あまり見ていると「見えているんだ」と気づかれて、危ない。
そこで、すぐに目をそらした。
同僚も、みこのように道や建物の中でも見える人で目が合うと異形のモノが寄ってくる。
だからすぐに視線を逸らすそうですが、この件はホントにビビったそうです。
★「祓う」力がない人は「シカト」が一番
また、同僚が自殺した人の家の前を訪れた時の話も怖かった。
その現場では、故人が「私なんで自殺しちゃったんだろう」と泣きながら悔いていた。
目が合えば、ずっとついてくるかもしれない。
だから目をそらして、気づかないふりをして、立ち去ったそうです。
この同僚によると、「見える」ことはできても「祓う」ことはできない。
「祓う」ことができないのに接触するのは、かなり危険。だから、目をそらすのだそうです。
そんな体験談を聞いていたので、この作品を読んだ時は、みこも同じことをいってるし、やってるんだなあと妙に納得しました。
コミックス第8巻では、みこが「シカト」力を全開するシーンが連続しています。
みこが下校中にケガをして病院へ。検査の結果は問題なしだったけど、大事をとって入院することになりました。
でも病院といえば患者さんもいれば、闘病の末に旅立った方もいる。
さらに生きている人なのか、異形のモノなのか。区別がつかないことがある。そして異形のモノと話しちゃったら、どうなるのか?
みこの奮闘ぶりは、ぜひ作品でお読みください。
3.科学は「見える」ことをどう追究しているのか
現時点で、霊は本当にいるのか? いないのか? 科学的に証明されていません。
でも、そう遠くない将来、真実が解明される時が来ると思っています。
米国のある研究機関では、量子力学の視点から超常・心霊現象を研究しているそうです。
人が持つ情報(思い、思念といっていいかも)は、量子レベルで親しい人に伝達される。
量子レベルでの情報のやりとりがテレパシーといわれる現象の理由だと仮説し、実証実験を行っているそうです。
また現在の超心理学では、人には他人やモノに影響を与える力があると前提しています。
そして心霊現象は超能力の一環、一つの現象だと仮説している。そのため超能力をメインに研究しているそうです。
だから超能力を解明する過程で、心霊現象の正体も解明されると予測しているんですね。
★量子レベルで存在する情報=残留思念
心霊現象は人が引き起こす超能力の一環。
そんな仮説に基づいて、超常現象にアプローチの一つとして実践されているのが量子力学による研究なんです。
事件・事故などの現場にいる地縛霊は、亡くなった人の残留思念だなんていう話があります。
そして現場では、自分が亡くなった際の状況を幽霊が何度も繰り返す。そんな目撃例がたくさんあったりする。
私は残留思念が量子レベルで存在する情報と考えています。亡くなった際の状況が繰り返されることは、情報である証拠なんじゃないか、と。
そして量子レベルの情報を探知できる人がいる。見える人がいる。
異形のモノが「見える」理由・原因は、ここにあるのかもしれません。
まとめ・「見える」時はシカトが一番
どんなに理屈をこねようと、人の心には親しい、愛しい故人への思いがあります。
そんな人の本質が死ぬまで続くと考えれば、「見える」人には現象として霊が見える。霊はいるのだと思います。
ここまで書いてきましたが、「見えちゃったら、どうすればいいの?」とお悩みの方。
みこのように徹底的に「シカト」するのが一番。
「見える」けど「祓えない」人が接触するのは、かなり危険だ、と。
実際に「見える」人が危険を避けるためにやっている方法を、ヒロインのみこはページ上で実践しているわけです。
これが、実際に「見える」人が「対処法がすごくリアル」と称賛する理由です。
「見えちゃったら、どうすればいいの?」と悩んでいる方は、「見える子ちゃん」を読めば参考になるはずです。
当ブログでは、ほかにも怪奇ホラー作品を紹介しています。ぜひお読みください。
「見える子ちゃん」を「すぐに読んでみたい!」という人には、スマホなどにダウンロードしてすぐに読める電子書籍版がオススメ。
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